複数のやりたいを叶える”兼業農家”スタイル
もうすぐ10月、あと3ヶ月で2021年も終わるのかと思うとあっという間です。季節の移り変わりも早く感じますが、世の中の情勢も日々激しく移り変わるので、個人的には早すぎて追いつけない…という状況です。
最近”半農半X”や”週末農業”というワードがクローズアップされつつありますが、興味はあっても今の自分にそんな余裕も時間は…という方も当然いらっしゃると思います。今の生活や仕事を継続しながら、自然と共にある農的暮らしをどう実践していけばよいのか?
nozawa green field代表 河野 健児さんに担当頂いた、コンパクト農ライフ塾第7期第8講座『サスティナブル兼業農家論』の内容をもとに、心豊かに人生を生きるための”兼業農家”というライフスタイルを主にマインドの側面から学んでいきましょう。
野沢温泉村に生まれ幼少期からスキーが生活の一番身近な所にあった河野さんは、18歳の時「スキークロス」という競技に出会い日本代表としてワールドカップにも出場。世界の華々しい舞台で活躍されてきた河野さんですが、24才の時、大きな転機が訪れます。アラスカの山で撮影時、雪崩が発生。生死をさまよう大事故に巻き込まれてしまったのです。
命の危機に晒されるという経験をされて以降、
「生きているだけで丸儲け」
ということを自分の中でとても大切にするようになったそう。
現在野沢温泉村で一日一組限定のTREE CAMPやSUPツアーを企画、さらにはご自身でSUPのボードやスキーのデザインも手掛けるなどマルチな河野さんですが、このように複数の事業を組み合わせながら”兼業”スタイルで新しい事にどんどん挑戦していける軽やかさの根底には、この「生きてるだけで丸儲け」という考え方が強く影響していると感じました。
「自分のやりたい」をカタチにするために
最後に「自分のやりたい事をカタチにする」ために河野さんが大切にされているポイントを
このnoteを読んでくださっている皆さんにシェアします。
・常に「自分がやりたいかどうか?」を真ん中において物事を考える
・それは本当にやりたい事なのか?本気度を確かめるため自問自答する
・それは持続可能なことなのか?
・遊びを仕事に、仕事を遊びに。自分が一番楽しみ尽くす。
・食や農をベースに遊びと仕事を掛け算していくスタイルで、心と身体の健康を第一に。
自分が一番、自分の心に正直に。まずはずっとやってみたかった事を自分でトライしてみるという所から、きっと兼業農家の道は開けていきます。
次回はいよいよ最終回、ポケットマルシェ代表 高橋博之さんに担当頂いた第9講座『独自ファンコミュニティ形成』での学びをシェアしていきます。質問タイムで思わず言葉を失ってしまう受講生が多発するほど、パワフルで一直線に心に伝わってくる高橋さんの魂の講座。現代の食や農のあり方に課題を感じている方には、ぜひ一度受けて頂きたい内容です。来週もお楽しみに。