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ビートルズの新曲

ビートルズの新曲「ナウ・アンド・ゼン」聴いた人、どう思いましたか?良かったという人はここから先読まなくて大丈夫です。良くなかったと思った人、これから何故良くなかったのかを解説します。まずアレンジが平板過ぎました。平板というより、全体に8分音符のコード弾き中心のバッキングでノー・アレンジに近い。歌と歌の合間が開いている箇所が結構あるのに、そこにオプリガードのフレーズを入れないので単調なコード弾きがただ続いてるだけの部分がある。ストリングスも白玉中心で展開がない。間奏のスライドギターも白玉中心で展開がない。間奏のコーラスも同じ。そう、今回のアレンジに物足りなさを感じるのは、展開が無いからです。使う音もコード内の音ばかりでテンションが無いから、何の違和感も引っ掛かりも無くただ流れていく。フリー・アズ・ア・バードやリアル・ラブには飽きさせない展開があった。ジェフ・リンの音作りは全部同じサウンドになるので嫌いでしたが、飽きさせない展開という意味ではジェフ・リンはちゃんとプロの仕事をしていました。そしてジャケット。三つの単語が斜めに一つずつ改行されて配置されたデザイン。これは何の意図があるのでしょう。音が悪くてもジャケットがイメージを膨らませて音を補完する例はたくさんあります。この何の工夫もないデザインを何故選んだのか。そしてMV。クソコラの嵐。ニコ動のクリエイターの方がもっと上手くやります。とにかくアンソロジー・プロジェクトの時にあった丁寧さや愛情が何もない。ジャイルズ・マーティンといセンスのないスタッフのせいでビートルズは有終の美を飾れませんでした。

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