レッドデッドリデンプション2 クリアした(ネタバレあり)
今更ですけどRDR2をクリアしたので感想記事みたいなの書こうと思います。
とりあえずめちゃくちゃ面白かったです。ベゼスダが出してるスカイリムとかフォールアウトのような「メインストーリーはこれと言ってないけど散策やロールプレイが楽しい」というタイプのオープンワールドゲームではなかったと思います。
(主人公のアーサー 無法者だがなんだかんだ優しい イケメン)
正直TPS作品として見ると特に際立った面白さはなかったです。レビューサイトなどでも散々言われている通りかなーりもっさりとした操作感に独特のボタン操作で慣れるまでめちゃくちゃやりづらい。というか慣れてもやりづらい。(キーコンフィグで多少マシにはなりますが)没入感を高めるための操作や仕様ということらしいですが最初はとにかくストレスになる。近年のオープンワールドゲーでは8899765%搭載されているファストトラベルの解禁が若干遅いかつ使い勝手が相当に悪いのもイライラを加速させます。慣れるまでは撃ち合ってる時間より馬に乗っている時間の方が長いまである。こういう点から発売直後のユーザーレビューがめちゃくちゃ荒れたんだと思います。投げた人•積んだ人だいぶ多そう。
ここまでボロクソに書いててどこが面白かったのか、というととにかくストーリーです。レッドデッドリデンプション“2” とある通り、この作品は2010年にPS3で発売されたレッドデッドリデンプションの続編(ストーリー的には前日譚)となっています。
(1の主人公は2にも登場するジョン•マーストン)
自分も発売当時にプレイしたのですがいかんせん8年前なのでストーリーは死ぬほどうろ覚えでした。特に1のシナリオの復習等は2でしてくれないのでwikipediaを確認。2をクリアしてまず思ったことは「嗚呼、こんなオチだけどこれ1に続くんだよな、嗚呼」です。以下1ネタバレ。
1の舞台は2のエンディングから数年後、ジョンは2の主人公であるアーサーや自分自身がかつて所属していたファンデルリンデを離れて、妻のアビゲイル、息子のジャックと共に農場で平和な日々を送っていました。
(ジョンたちが所属していたファンデルリンデ団のリーダーだったダッチ ジョンやアーサーの育ての親でもある)
そんな中で、連邦捜査官であるエドガー•ロスがアビゲイルとジャックを誘拐、二人を人質に、ジョンに対してかつての仲間たちである「ダッチギャング残党を残らず殺害すること」を命じます。
(エドガー・ロス捜査官 とにかく無法者を憎んでおり、彼らを殲滅するためなら手段を選ばない 2にも登場し、なぜここまで無法者、そしてファンデルリンデ団を憎んでいるのかが明らかになる)
殺害するように命じられたのは、全員ジョンの顔なじみであるビル、ハビア、そしてダッチでした。(ダッチはもちろんビルやハビアも2に仲間として登場します)
なんやかんやでビルとハビアの殺害に成功し、最後は育ての親であり長年ボスとして慕ったダッチとの決闘。再会したダッチにかつての面影はなく、半ば狂人と化していました。ジョンに追い詰められたダッチは自分たち無法者の時代は終わったと告げて崖から身を投げるのでした。
(ダッチの最期 2のキラキラしたダッチを見た後だとこの顔を見ただけで悲しくなります)
かつての仲間を全員殺害し、妻と息子を解放したジョンには再び平穏な生活が戻りました。めでたしめでたし。
とはいかないのがこの作品。ロス捜査官の狙いはかつて西部を荒らし回ったファンデルリンデ団の殲滅。そこには当然かつてのメンバーであったジョンも含まれているのでした。
ジョンの農場へ押し寄せる大量の捜査官、必死の抵抗でアビゲイルとジャックを逃したジョンは数十人の捜査官に囲まれ、大量の銃弾を浴び力尽きます。(レッドデッドリデンプションにはデッドアイというシステムが存在し、一定まで時を止めて一斉に射撃を行うことができます。最後に囲まれた際もこのシステムを使用することができ、「おっこれ勝てるんじゃないか?」と一瞬期待させておいてその許容量を上回る敵の数になすすべなく殺害されます。このシーンのインパクトがすごくて8年経っても覚えてました)これでロス捜査官の「ファンデルリンデ団殲滅」は達成されるのでした。これで物語は幕を閉じます。
ともいかないのがこの作品。このイベントの後は主人公が成長したジャックへと変わり、父ジョンを殺害したロス捜査官へと復讐を果たすのでした。
(ロス捜査官と対峙するジャック 復讐が復讐を生むお話の結末 母であるアビゲイルもジョンの後を追うように病没している)
以上が1のストーリーです。繰り返しますが2は1の前日譚であるためストーリーを理解する上では2単体でも問題ありません。ですが1という「辿り着く先」を知っているだけでぐんと面白く、そして胸糞悪くなります。
2冒頭はまだファンデルリンデ団が崩壊を迎える前、ダッチにも素晴らしいカリスマ性があり、メンバー全員が家族のようだった時期、プレイヤーであるアーサーはこんな中でダッチの右腕として結末であるレッドデッドリデンプション1へと向かっていきます。最後には凄惨な結末を迎えるジョン一家、ダッチを直ぐそばで見つめることとなります。1のストーリーを知っているとこの作品はハッピーエンドを迎えないことがプレイする前からわかるのです。そして勘のいい人は気づきます、1でロス捜査官がジョンへ殺害を依頼したメンバーの中に、ダッチの右腕であったはずのアーサーがいないことに。
こんな感じで、RDR2の結末というのはプレイする前からだいたい分かっています。プレイヤーはファンデルリンデ団崩壊を、団と共に育ち、ジョンやダッチと長きを共にしてきたアーサーの視点から体感することとなります。いくらもがいてもどんどん沈んでいく蟻地獄のような状況を。
クリアまでに必要なプレイ時間も相当に長いですし、操作感や若干盛り上がりに欠ける序盤の展開から正直言って人を選ぶ作品ではあると思います。ですが、クリアしたときに「あーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」はなかなか味わえないと思います。10年越しくらいで続いてたシリーズが終わったときみたいな気分になります。普通に号泣でした。
最初の方で述べたマイナス要素も「あー確かにこれこっちの方がいいわ」と感じるようになってきます。俺が考えた最強のガンマン目指す!wみたいな感じで極悪非道を尽くしてクリアするよりは「アーサーはこうしたいだろう」と考えつつサブクエストや狩り、釣り、時には銀行強盗や列車強盗を嗜みつつ、ちょっと走れば誰かしらやべーやつに遭遇する(ランダムイベントがだいぶ豊富に用意されており、1、2分に一回くらいは撃たれた人かこっちを撃ちに来る人に遭遇します)西部開拓時代アメリカを馬と共に疾走するのが良い遊び方だと思います。ストーリーを半分くらい終える頃にはもう気分はアーサーになってます。僕が考えた最強のガンマンは同梱されているRDR2オンラインでやりましょう。
以上になります。こんなだらだら書きましたけど要するに
PV見て「おっこれは…」って少しでもなったらやりましょう!多分ハマります!以上です!読んでくれた人ありがとう!