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第十回講座【2024/08/03】

🌷はじめに


現在月に一度のペースで行っているシアターハナイロの【演劇トレーニングで高める、表現力&コミュニケーション力UP講座】(以下、コミュ講座)の過去講座のレポートです。
🌸シアターハナイロとは・・・
 名古屋市で活動する演劇ユニット。
 「演劇に触れたことのない人にも演劇の面白さを伝えたい」
 「趣味の演劇を広めたい」
 「演劇を通して自己成長してほしい」
 「演劇を通して一緒に何かが出来る繋がりを作ってほしい」
 そんな目的から生まれた人と人を繋げるための演劇集団です。
 
 2024年8月よりメンバーは4名となりました。
 講師&当ブログ運営は主催者の中野浩作となります。
 中野浩作のプロフィールはこちら↓↓↓

https://note.com/sorairoinn/n/nc898247fdb33

当ブログでは過去の講座レポートを掲載いたしております。
演劇に興味のある方や何か新しい物事に挑戦したいと考えているあなたの参考になりましたら幸いです。

ちなみに、公式LINEもございます。更新頻度は遅いですが、シアターハナイロの活動を適宜配信しておりますので、よろしければ友達追加、お願い致します!
🌻シアターハナイロ公式LINE↓↓↓

もちろん、インスタもあります😀
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🌼2024/08/03 第十回講座開催

🌼講座概要

参加者数:10名(男性:6名 女性:4名)+アシスタント3名
ワーク内容
●講座概要
●アイスブレイクゲーム
 ・あなたの今のお気持ちは?
 ・順番に並んでみましょう
●自己紹介ゲーム
 ・間紹介
 ・他己紹介
●体を使ったワーク
 ・ペンバランス
 ・円形ストレッチ
●ゲーム
 ・鬼ごっこ
●気持ちを伝えるワーク
 ・ジブリッシュ(ムチャクチャ語)


🌼講座詳細

Hanairoのコミュ講座では毎回、参加者さんの様子を見ながら、細かく内容を変化させながらワークやゲームを決定しています。
ですので、何度参加いただいても、初めてのワーク&ゲームがありますし、新しい刺激があり、新たな感覚の発見をすることもできます。

今回で記念すべき二桁突入!
10回目の講座開催となり、ここ最近の講座の参加状況を考慮して、当講座より講座時間を2時間から3時間に延長してのお送りいたしました。

そして、昨年8月から開催しております当講座も1周年を迎えました。
これもひとえにご参加いただいた皆様のお陰です。
今後も末永く、どうぞよろしくお願いいたします😀

今回の講座もいつも行っているワークに+αの内容でお送りいたしました。



以下、今回で初めてのワークとなります。

【鬼ごっこ】
「は? 鬼ごっこ? それがなんの役に立つの?」
と思われましたか?
侮るなかれ、鬼ごっこは演劇の基礎トレーニングに役立つ要素がたくさん詰まっているんですよ!

子供の頃は走って捕まえて、鬼になったらまた走って~と、とにかく動き回っていたことだと思います。
このシンプルさがあるからこそ、トレーニングとしてのバリエーションを持たせやすいのです。
ルールを調整したり、制限したりと鬼ごっこの可能性は存外広いです。
それと、大人になって真剣に取り組む子供の遊びはシンプルに面白い😀

今回の講座で行った鬼ごっこは以下のルールで行いました。
・手つなぎ鬼
鬼は最初一人ですが、誰かにタッチすると、タッチされた人と鬼が手を繋いで二人で鬼をします。これを繰り返していき、3人、4人と数珠つなぎになった鬼の群れが追っかけてきます。
※手つなぎ鬼のバリエーションとして、鬼になっている最中は大きな声を出したり、歌を歌ったりというものもあります。
・トカゲ鬼
鬼は四つん這いになってトカゲ鬼になります。
タッチされると、トカゲが増えていきます。
人間が四つん這いになったトカゲたちに追いかけられている様はなかなか見ものです(笑)

手つなぎ鬼

【ジブリッシュ(ムチャクチャ語)】
とても演劇的なトレーニングを今回は導入してみました。
このジブリッシュ(ムチャクチャ語)の概要は、
「普段使っている言葉ではなく、意味をなさないムチャクチャな言葉で自分の気持ちや意思を伝える」
というものになります。
割と難易度の高いワークでしたので、参加者の皆さんには段階を踏んで体験していただきました。

第一段階 「サークル」
4人程度のグループで、ムチャクチャ語の語彙を増やす&慣れる。
第二段階 「辞典」
生み出したムチャクチャ語に適当な意味を付けていく。
第三段階 「昔話」
ムチャクチャ語で昔話を語る。

このジブリッシュという手法については後述しますが、普段私達が行っている「言語によるコミュニケーション」に制限を掛けることで必然的に身体全体、表情などを駆使して自分の考えを表現する表現力とコミュニケーション力を同時に高めることの出来るトレーニングです。
今回の参加者の皆さんも最初は戸惑っていましたが、最後にはワークを楽しんでいただけました。

ムチャクチャ語を増やしている最中です。

🌻言葉を使わない表現について(ジブリッシュの効果)

普段の生活の中で、私達は「言葉」によってコミュニケーションを取っています。
もちろん、言葉以外の非言語コミュニケーションも多く用いていますが、自覚して使っているものとして優先的に上がってくるのは、やはり「言葉」と言えるのではないでしょうか。
SNSが盛り上がっている昨今の世の中、写真と言葉によってのわかりやすいコミュニケーションに重きが置かれているような気がしますし、事実そうなのではと感じずにはいられません。

非言語コミュニケーションについて少しお話をさせていただきます。
非言語コミュニケーションとは「ノンバーバルコミュニケーション」とも呼ばれ、言葉以外のコミュニケーション方法の総称を指します。
言葉以外のコミュニケーション → つまりは、声音、態度、視線、動作などのことですね。
目は口程に物を言う、額に皺を寄せる、頬を染める・・・などなど。
日本語でも体の部位を扱った慣用句が多いのはそれだけ、非言語コミュニケーションの重要性が高いからではないでしょうか。
そして、我々のコミュニケーションは言語コミュニケーションよりも非言語コミュニケーションの方が割合としては多いのです。

さて、私達は言葉によってコミュニケーションを行っています。
言葉によって感情を伝え、言葉によって思考を伝え、言葉によって意図を伝える。
言葉に頼って生活していると言い換えてもいいかもしれません。
では、この言葉という表現を使うことができなくなったら、他者とコミュニケーションを取ることは可能なのでしょうか?
ある程度のコミュニケーションは必要でしょう。しかし、自分の気持ちや意志が伝わらないことにもどかしさを感じるはずです。

役者さんがお芝居の中でセリフを喋る際、セリフを喋ることに終始する方が少なからずいらっしゃいます。
セリフ(=言葉)を伝えることに一生懸命になってしまって、セリフに込められた意味や気持ちといった情報を置き去りにしてしまっているケースがあります。

しかし、言葉だけを伝えようとする演技は表現の幅がかなり制限されてしまいます。前述しましたが、普段の私たちのコミュニケーションは「非言語コミュニケーション」を利用している場合のほうが多いです。
つまり、言葉以外の意味情報を言葉以外の方法で伝達しているのです。

今回ワークに取り入れた「ジブリッシュ」は俳優のトレーニングとして、「言葉に頼らずにコミュニケーションを行う」ことに特化したものです。
また、それ以外にも、
「緊張を外す」
「気持ちを盛り上げる」
など、多様な効果のあるワークです。

自宅で一人でムチャクチャ語を是非喋ってみてください。
周りに人がいなければ恥ずかしがることもないでしょう。
大きな声で、より無茶苦茶に「楽しいムチャクチャ語を喋ってみる」そうすると、不思議と心がどんどん楽しくなってくるはずです。

そこから先の段階は、Hanairoの講座でお伝えしますね😀

言葉に頼らないコミュニケーション、意識してみると普段とは異なる表現方法が見つかるかもしれませんよ。

今回は、こんなところで。
どうぞ、今後ともシアターハナイロをよろしくお願いいたします。

シアターハナイロ
中野浩作

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