
声劇 源氏星が消える前に
はじめに
今回声劇【源氏星が消える前に】をご覧の方々、もしくは今からご覧になる予定の方々、興味を持っていただきありがとうございます。
noteでは台本・裏話・伏線なども公開しておりますのでネタバレが嫌な方はアーカイブを確認の上で読んでいただけますと幸いです。
台本
PDFにて公開しております。台本の原形をとどめない改変、自作発言、悪意のある利用、二次配布、商用利用は禁止といたします。
練習やリアリティ配信での使用は誰でも可能となります。
その際にはシアターアプリカまで連絡いただけますと嬉しく思います。
設定・世界観
源氏星が消える前には「4人が主人公であり誰もが主人公ではない物語」を声劇で観たくて作成しました。
また、ありそうでない現実。考えても変わらない真実を表現出来ていれば
そして誰かの記憶に残ればいいなと思い、星言葉から思いをタイトルに載せました。
恋愛でいえば光琉と紫月の話のように思いますが、祐樹と美空が脇役にはならないようにキャストの方々にも演技してもらいました。
・あらすじ
小さいころからいつも一緒の4人組。放課後はいつも一緒に帰っている。
もうすぐ始まる高校最後の文化祭。
それぞれの想いが今動く―。
・人物
光琉(ひかる)
密かに紫月を思い続けている。高校3年生。
小さいころからいつも4人で遊んでいた
祐樹(ゆうき)
何を考えているかわからない。高校3年生。
なにかと紫月の事を気にしているけれど恋愛感情ではない
美空(みそら)
光琉のことが好き。でも光琉が思い続けている人を知っている。
美空だけ別の学校に通っているが学校同士は近いので
下校は共にしている。
紫月(しづき)
美空が光琉の事を好きということを知ってからは自分の想い
を隠している。
美空と光琉の2人が恋人同士になっても今まで通り一緒に
いられたらいいなとは思ってる。
伏線
今回の作品は告知、セリフに伏線やポイントを含んでおります。
もう一度確認してみると面白いかもしれませんね。
人物名
光琉/源氏星→源氏→ひかる
紫月/光源氏の愛した紫の上→紫のついた名前で紫月の性格に合う名前から
美空/紫月と対称にしたかった→夜を照らす月:昼の青空→美空
祐樹/祐:人を助ける→紫月が唯一見える存在で、紫月の思いを光琉に伝えるために動く
画像


告知イラストのこの画像
「消える」の部分が紫月になってて、紫月が消えるっていう伏線が…!
また、他三人は足が見えていますが紫月だけはスカートが長いこともあり
足自体は見えていないのもわざとです。
動画
メインがどうしても紫月と光琉に見えてしまう内容ということもあり、台本は美空と祐樹のセリフで始まりセリフで終わるというところに重きを置いてたりします
告知動画も美空で始まり、祐樹の台詞で台詞は終わります。
また、告知動画の紫月のアバターは軽く足の部分がぼやけています。
台詞
「お前は俺のかあさんか」等別の人物が似たような言い回しをする台詞があります。昔からずっと一緒にいたからか言葉使いが似てます。
また、最初の4人での帰り道、実は紫月の声に反応しているのは祐樹だけなんですよね。他にも紫月がいるはずなのに違和感がある台詞が紛れ込んでいますので探してみてください。
おわりに
シアターアプリカとして、初公演ということもあり手探りでの公演となりました。キャストの皆様を支えないといけない立場でありながら、逆に支えられての公演となりました。
それでも、誰もがあの青春の主人公であり、でも誰もが何もできない主人公じゃなかったことを脚本を通して、そしてそれを完璧に演じて見せたキャストを通して観客の皆様にお伝えできていればと思います。
皆様も 源氏星が消える前に 何か想いを伝えることができますように…。
ファルーシャ