23/12/21 住友商事Theater開幕
23年12月21日、銀座にある「住友商事グローバル人材開発センター」にて住友商事Theaterを開催しました。我らがTheaterは、住友商事さんに色々とお世話になっており、23年7月20日にゲネプロを開催した「MIRAI LAB PALETTE」も住友商事さんの運営する施設でした。今回はゲネプロの評判を耳にされたメディアコンテンツ事業部の皆さんが、より良いチームになるためにとTheaterに参加くださいました。
参加者の皆さんのお手元には、当日の芝居台本が事前に配布されており、10回読んでくるのがミッション。台本の表紙にはチェックボックスが10個並んでおり、中にはひとつもチェックが入っていない方もいらっしゃいましたが、準備の仕方にもその人らしさが出るものです。
Theaterでは定番の行動特性分析ツール「DiSC」も事前に受検いただき、いよいよ本番当日。前半の担当はケイティです。「DiSC」の結果を使い自己理解を深めた後は、同じ行動スタイルのメンバーで集まり、グループワークを行いました。
今回は私(ボンド)も同じ行動スタイルのグループに参加させてもらい一緒にワークをしましたが、すべて言わずとも分かり合える心地よさがありました。行動スタイルが近い人同士の会話が気持ちいいのは、こういうことだと改めて実感。メンバー同士で「されて嫌なこと」を言い合った際も、見事に息が合い、盛り上がって、にやにやしてしまいました。
休憩を挟み、後半の担当はコトです。
前半は自己理解・他者理解を「頭」でしますが、後半はそれらを「身体」で感じ、理解する時間。まずは、シアターゲームと呼ばれる演劇的なウォーミングアップで声を出したり身体を温めたりしました。毎回行うメニューは違いますが、演劇人には当たり前のそれらが、普通に会社で働く人にとっては新鮮で楽しい。ワクワクとしたムードが高まります。
その後、台本を持って演技練習をスタート(中には、読み込んでたくさん書き込みをされている方も!)。DiSCで分かったいつもの自分とは違う行動スタイルの役を演じることで、身体を通じて他者の考えや振る舞いを理解していきます。後半パートの肝は、この「普段とは違う自分を生きてみる」ことにあります。
4人づつ6班に分かれ、2班ごとにコト・ボンド・ケイティが演出家として巡回します。それぞれからの助言を受けながら、役の理解と芝居の精度を上げていく各班。いつもの自分なら絶対に言わないようなセリフを、その人になりきって話していると、徐々に「なぜそのようなことを言うのか」を身体が感じはじめてきます(頭より先に身体が反応する)。それはつまり、自分とは違う誰かを「生きる」ことであり、身体的に他者を理解するということです。
途中の休憩時間にも自主練習続けるチームが出たほどに練習を繰り返し、作品を仕上げたあとは、いよいよ発表会。短い芝居ではありますが、それぞれが自分ではない誰かを舞台で表現しました。
最後はボンドによる「今日の振り返り」。Theaterを通じて感じてほしい大切なことのひとつに「あなたはあなたが思うあなたに縛られる必要はない」ということがあるのですが、この話をしたときに、たくさんの人が頷かれていたのが印象的でした。
6班それぞれに味があり、同じ台本でも同じ芝居にはなりません。それぞれが、本当に素敵な作品に仕上がりました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
演劇の力を生きる力に。
Theater、益々盛り上げていきます。