見出し画像

立ち上げから1年、今想う事


アビス代表の市原です。

いつも沢山の応援本当にありがとうございます!

2020年5月5日にアビスの立ち上げをスタートして先日で丁度1年が経ちました。

皆さんの応援、ご協力のおかげで団体として正式な活動が今、正に始まろうとしています!

今回の記事では

「勢いと理想だけで1年間突っ走って来た男が
今何を想っているのか?」

について書いていきます。

ぜひ最後までお楽しみください。

①理想は変わらず

結論から言うと僕が考えているのはいつでも
「世の中をもっと楽しくしたい」
という綺麗事と夢と理想が詰まったものです。

アビスの立ち上げは
2020年4月16日に発令された
緊急事態宣言の真っ只中に始まりました。

それからの1年間、
恐らくほぼ全ての人が自分の置かれた環境で
何をどうすればいいのかを考えていたのではないでしょうか?

今、医療に関わる人は
一生懸命人の命を救おうと、
ビジネスをやる人は
人々の生活をどうにか支えようと
日々奮闘しています。

仕方のない事かもしれませんが、
最近では長い自粛生活で
多くの人が'心躍る感覚'を
忘れつつあるのではないか?
とよく考えます。

また、以前の記事にも書きましたが、

大人になるにつれて
「こんなもんだよな」
と渋々折り合いをつけた人を多く見てきました。

実は以前、
サラリーマンをやっていた時期があるのですが、
僕の周りにいた人の殆どが
これに当てはまっていました。

どうか思い出して欲しいんです。

-あの頃思い描いていた将来は
もっと楽しそうなものじゃなかったっけ?

②エンタメは果たして贅沢品なのか?

最近、
「人は行動の大部分を感情で決めている」
という事に気づきました。

例えば
感情ひとつで
全然必要のない物を買う事だったり、
1人で夜中にドライブに行く事だったり、
時には誰かを傷つけたり、
自ら命を絶ってしまったり、

どれだけ頭ではわかっていても
感情は簡単にはついてきてくれません。

多くの経営に関わる人は日々、
どうすれば人の感情を動かせるか?
という研究をしています。

これは決して簡単な事ではありませんが、
結果を出している企業ほど
人の感情にアプローチする事の重要さを
理解しているようです。


では僕らがやっているエンタメはどうでしょうか?

一つのショーで
一振りで
一言で

心動かされた事はありませんか?

幼い頃、偶然見たものに心動かされて
今でも続けていたりしませんか?

作品を作って世に送り出す事で人の心を動かせる
きっとそれがエンタメなんです。

このご時世、
兎にも角にも
人が生活していく為の物事が優先なのは
当然だと思います。

ですが、
僕は今の状況を乗り越える時には
必ずエンタメの力が必要になると思っています。

エンタメは贅沢品だと言う人もいますが、
人が生きていくために必要な'感情'を生み出せるのがエンタメなんです。

僕もこれまでに幾度となく心を揺さぶられてきました。

中学生の頃、
マーチングを見て居ても立っても居られなくなるような強い憧れを感じました。

努力を重ねて憧れの舞台に立ち、
人々に感動を与えて、
自分の経験を人に教えて、

没頭して寝食を忘れてしまう程のエネルギーを
マーチングから得てきました。

落ち込んだ時には好きな音楽を聴いて
スリルを味わいたい時には映画を見て、
元気が欲しい時にはお笑いを見る。

そんな人の心を動かす事ができるエンタメが
心の底から好きなんです。

だから僕は
僕の持てる力を全てそこに注ぎ込むことに決めました。

③本音を少々

この1年僕は
本気でやればなんでもできると
強く信じて行動して来ました。

ですが、
僕の力は思っていたよりずっと小さくて
悔しくて悔しくてどうしようもない思いを
沢山して来ました。

多くの人に支えられて
やっとこさ前進しているのに
中々その期待に応える事もできませんでした。

実はこの記事を書き出した時
「今思う事は何なのか?」
というテーマで書き始めたはずなのに
自分でも信じられない量の弱音が出てきました。

側から見ればほんの些細な出来事に
何度も打ちのめされてきました。

僕の判断が元で
アビスから離れていった人もいました。

時には辛くて辛くてベッドから起き上がれない日もありました。


それでも、
それでも、
「もっと楽しい世の中にしたい!」
という想いは収まりませんでした。

多分僕はもうやるしかないんです。

こんなにボロボロになっても
まだ折れるつもりが全くないというのは
もう理屈じゃ説明できません。
きっとこれが感情の力なんだと思います。


この1年で少し変わった事といえば
「どんなに小さくてもいいから僕の力でできる事をひとつずつ積み重ねていくしかない」
という決意みたいなものが生まれた事です。

どうやら予想外の幸運に恵まれる事はあっても
近道や裏技なんて存在しないみたいです。


1年前に思い描いていた形からは二転三転しましたが、
今、僕の周りには
アビスの理想に賛同してくれる仲間がいます。

当初の想定より人数は少ないけれど、
あの頃想像していたより
ずっと素敵で味のある団体になりました。

ここまで本当に長い道のりでしたが、
これでやっとスタートラインに立てそうです。


④最後に

僕の一生をかけたとして、
どれぐらいの人を
楽しませる事ができるかは分かりません。

それでもより多くの人が
毎日を'楽しい'と感じられるように
これからも動き続けます。

もし、こんな僕の姿で誰かに勇気を与える事ができたら最高に幸せです。

そして

アビスが皆さんにお届けするのは
演奏演技だけではありません。

言うなれば活動そのものを
ショーとして楽しんで頂こうと思っています。

これから始まるアビスがどんなものになるのか
どうぞお楽しみに!

The ABYSS 1stシーズン 開 幕


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?