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世界で最も恐ろしい病気『愛情欠乏症』

私達の理念の一部を抜粋してご紹介いたします。


※もし、よろしければ第一章もご覧ください。
(下記のリンクからご覧になれます。)


『愛情欠乏症』の恐ろしさ



親は赤ちゃんの様子を見ながら、
今何が必要かを考えながら
一生懸命に世話をする。
親は子供に大いなる愛情を注ぐ。


子供は親とのスキンシップや会話や
あらゆる機会を通して
親に愛されている事実を認識する。

空腹になれば食事をする。
食事をすればやがて満腹となり
それ以上は食べられなくなる。


お腹いっぱいになってもまだ食べ物があれば
自分以外の人にも与えようと考え始める。

受けようとする姿勢から
与えようとする姿勢に変化する。
これが欲望主義から愛情主義への
転換点となる。

自分の満足が現実となって
初めて与える心が芽生え始める。
与える余裕が生まれる。
この転換がとても大切である。


子供は身体の成長の為に母の乳を求めるが
その実、心では本当の栄養として
母の愛情を求めている。

なるべく幼いうちに「もう満腹だ。」
というレベルまで
愛された実感を与えなければならない。

食べ物で満足しても愛情で満足していなければ
常に愛情に飢えた状態を継続することになる。
これが続くと慢性の飢えとなり
心は大変な病気にかかる。

「愛情欠乏症」という病気だ。

この病気にかかると、
愛されることを求める状態から
脱することができず
他者に愛情を注ぐことができなくなる。
愛情主体の人生が送れなくなる。

親から愛された満足感こそが
愛情に満ちた人格を形成する基本となる。


愛に満足すればやがて感謝することを覚え、
感謝の言葉がほとばしるようになる。
感謝の心が行動となれば恩返しとなる。

成長に応じて恩返しの比率は大きくなる。


感謝もまた愛であり、
そのこと自体が喜びを拡大する。

成長とは自己主体の人生から、
他者主体人生へ移行することであり、
欲望主体人生から愛情主体人生へ
移行することであると結論できる。

一言で言えば、欲望主体人生を終えて、
愛情主体人生に切り替わることが
一人前になったことの証明であり、
子供から大人になったという証明である。

成人しても愛情欠乏症にかかっていれば、
欲望主体の人生を卒業することができない。
周りが自分を愛しているかどうかだけに
異常な関心を持になる。

人を愛することなど思いもよらない。
自己中心から
いつまでも脱することができない大人となる。
欲望主体人生から抜け出せず、
愛情主体人生の意味が分からない人間となる。


「三つ子の魂百まで」という格言がある。
幼いうちに植え付けられた習慣は、
生涯変わることがないというのもだ。

幼い時期が如何に大事かを教えている。
愛情の満足感が幼いことに欠如すると
大変な障害となる。


3歳までに母親とのスキンシップや
家族から潤沢な愛を受けて
十分満足した経験がなければならない。


空腹は食事によって満たすことができる。
しかし、時間が経てばまた空腹となり、
また食事をしなくてはならない。
これはいつまでも繰り返される。

しかし、
愛情の満足は余韻となって長く継続する。

心から満足する経験を一度でも持てば、
それは心の記憶として残り、
いつでも思い起こせる余韻となる。

愛情で満足した経験が多ければ、多いほど、
長ければ長いほど豊かな人格となり、
愛情主義を貫く根拠となる。

幼いころに無視され、虐待され、
愛において満足した経験がなければ、
人間として成長できず
大変な欠陥人格者となる。

親は愛したと思っても、
子供の心にそれが伝わっていなくては
意味がない。
間違いなく伝わった事実の確認を
おそろかにしてはいけない。

物を与えたとしても、小遣いを与えたとしても
それだけで子供を愛したことにはならない。



どこまでも心が主体であり、
物はその伝達の手段に過ぎない。
物が溢れていても
親の愛が伝わらなければ有害である。

物事は常に思い通いのままに
進むとは限らない。
自然災害に苦しめられることもあり、
社会状況の変化で順調に行かないときもある。

しかし、そのような時、
自己の欲望を主張するのではなく
他者を優先する愛情を持って互いに尽くせば、
どんな困難も、平和に解決することができる。

我欲主義で生きれば
自己の欲望を満たすために、
相手から奪い取ることとなる。
愛情主義で生きれば
相手の欲望を満たすために、
与え共に喜びを分かち合うことになる。

愛情主義で世界が満たされれば
幸福な家庭、平和な社会、豊かな世界が
実現できると確信する。

愛情主義に満ちた世界が
一日も早く実現することを願ってやまない。






日本人の死因の第一位は
がんだと言われています。

しかし、
世界ではがんの死亡率が
下がっているにも関わらず、
日本だけが上がっています。

それは人の命よりもビジネスを優先し
発がん性のある商品や食べ物を作る
愛のない人がいるからではないでしょうか。

最も恐ろしい病気はがんではなく、
その病気を生み出している人の
『愛情欠乏症』にあるのではないでしょうか。

いじめや犯罪を犯す人の
ルーツのルーツを辿ってみると
そのほとんどは家庭で
十分な愛情を受けられなかったことに
行き着いています。

親から愛されなかっただけ、
人に対して与えるよりも
奪うことに心が行ってしまいます。

愛はコップの水と同じで、
溢れるほど満たされなければ、
人に与えることができません。

満たされなければ、
いつまでも愛されることだけに
飢え乾いた状態になります。

私達は家庭での愛情教育に
なによりも重きを置いています。

勉強ができなくても良い。

運動が出来なくても良い。

でも、人に尽くし、
与えることができる人格を養うために
子供の心が愛に満たされた家庭や
環境を作ることが
とても大切なことだと考えています。

『愛情欠乏症』が無くなれば、
日本、世界はより豊かに
なれるのではないでしょうか。

全ての解決策は『愛』にあります。
一人でも多くの人が
その『愛』に満たされることを心から願って。

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