9/24(土)MUGENオールドスクール
9月24日(土)、熊本の『MUGEN TABLE GAMES』さんで開催されたオールドスクールの大会に参加してきました。
告知を目にして休みを確認したら24日、25日とたまたま連休で「よし!行ける!!」と参加を決定。「大物ゲスト」の登場もあるかもということですし…って、一人しか思いつかないのですがw
シルバーウィークということでいつもの宿は満室だったものの別の宿が空いていたため確保。この時点では熊本の「県民割」は一人旅には適用不可ということで「何でこんな謎制限を…」とぼやいていましたが、流石にアレだったのか9月16日からこの制限は撤廃。宿に確認すると必要な書類を持参すれば適用可能とのこと。これで宿代半額&クーポン券ゲットです!!
■使用デッキ
今回使用したのは下記のデッキになります。
このデッキは第4回旧作杯でbelさんと対戦した後の会話で「Power-Monolithコンボに4枚ずつは必要ないですよ。枚数減らして他のデッキ、例えばThe Deckに組み込んだ方が強いと思います」(要約)というのに「おぉ、そんなアプローチが!!」と感銘を受け、ずっとその内組みたいと思っていたデッキです。
今回のMUGENオールドスクールに合わせて「そういえば、あのデッキ組んでみようかな…」と思い、買い得魔人の後押しもあり《Power Artifact》を購入。構築してみたところ、なかなか興味深いデッキになりましたので、これで参加することにしました。
最初の構築から多くの方にアドバイスいただきながら調整してこの形となりました。それでもシェイプアップしきれずメインデッキ62枚となってますw
マナベースはMoxenすべてに加えて、《太陽の指輪/Sol Ring》、《友なる石/Fellwar Stone》まで投入した上に土地22枚とかなり多めです。また後で気付いたのですが初期に《マナ吸収/Mana Drain》を入れていたときの土地構成のままでした。《Tropical Island》を1枚抜いても良さそうです。
《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》《Power Artifact》
このデッキのコンボのキーとなる2枚です。これにより無限マナを生み出し《火の玉/Fireball》で焼き殺したり《知識の噴出/Braingeyser》でドローさせてLO勝ちしたりします。
《火の玉/Fireball》
Power-Monolithコンボの代表的な勝ち筋です。The Deckにも元々採用されている優秀な火力呪文です。
《知識の噴出/Braingeyser》
オールドスクールにおける数少ない強力なドロー呪文であり、Power-Monolithコンボの勝ち筋の一つでもあります。
《Rocket Launcher》
召喚酔いの様な起動制限を持つアーティファクト。これもコンボの勝ち筋の一つです。《Guardian Beast》がいると自身の効果で破壊されなくなるため繰り返し起動できるようになります。ただ使ってみてここは3枚目の《火の玉/Fireball》で良かったと思いました。Beastとのコンボ以外ではおおむね《火の玉/Fireball》の方が優れています。
《セラの天使/Serra Angel》
The Deckのフィニッシャー、オールドスクールでも屈指のスタッツを誇る天使です。1枚だけの採用ですが、これを早いターンにプレイしてそのまま勝利することもあります。
《Guardian Beast》
このクリーチャーがアンタップ状態である限り、こちらがコントロールする非クリーチャー・アーティファクトはエンチャントされず、破壊不能を持ち、コントロールを奪われることもありません。
コンボ開始時に《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》を守ったり、《Chaos Orb》《Rocket Launcher》を繰り返し起動したりもできます。そしてこのデッキが苦手な《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》《粉砕の嵐/Shatterstorm》などの対策でもあります。
《稲妻/Lightning Bolt》《恐怖/Terror》で除去できないというのはオールドスクール環境においてかなりの除去耐性となります。
《魔力消沈/Power Sink》
このデッキは一応(青)(青)は確保できるように構築してはいますが、《露天鉱床/Strip Mine》が4枚使える環境では心許ないため《対抗呪文/Counterspell》《マナ吸収/Mana Drain》より優先して採用しています。《呪文破/Spell Blast》も選択肢に上がります。
《森の知恵/Sylvan Library》《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
継続的なライブラリ操作/ドローの置物です。アドバンテージを稼ぎ、コンボ成立に寄与します。
《Moat》
飛行を持たないクリーチャーをシャットアウトします。エンチャント破壊が少ないアグロデッキに対して特に効果的です。
《回想/Recall》《新たな芽吹き/Regrowth》
墓地のカードを再利用します。アドバンテージを取れるカードをこれらで使いまわすことでリソース差を付けて勝利します。
《Library of Alexandria》
オールドスクール最強の土地です。大体すぐに破壊されてしまいますが破壊されなかったときのアドバンテージは驚異的です。
《露天鉱床/Strip Mine》
相手の《Library of Alexandria》を破壊するのが主な役割です。アグロの《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》を破壊することもあります。
《青霊破/Blue Elemental Blast》
《エイトグ/Atog》《血染めの月/Blood Moon》などを破壊するため《粉砕の嵐/Shatterstorm》をカウンターするためにサイドインします。
《地震/Earthquake》
各種Weenieに対してサイドインします。
《赤霊破/Red Elemental Blast》
主に青含むコントロールデッキに対してサイドインします。
《緊急阻止/Flash Counter》
対カウンター呪文としても使えますが、このデッキにおいては対《解呪/Disenchant》《粉砕/Shatter》の面が大きいです。
《破裂の王笏/Disrupting Scepter》
The Deckなどコントロールデッキ対策として入れます。
《塵は塵に/Dust to Dust》
5枚目の《解呪/Disenchant》枠です。こちらは対The Deck、対Robots用。
《神への捧げ物/Divine Offering》
こちらは対Mono-Black Weenie、対Troll Disc用です。これらのデッキに対して破壊したいのは《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》なので《塵は塵に/Dust to Dust》ではなくこちらを
《Moat》
アグロデッキに対して追加で投入します。
サイドボードに関しては《セレンディブのイフリート/Serendib Efreet》主力のデッキ用に《イス卿の迷路/Maze of Ith》を採っても良かったなと思いました。
■9月23日(金)大会前日
大会は13時からなので当日入りしても間に合うのですが、コンディションを考えるとやはり前日入りが良いですよねw
という訳で仮眠を取ったあと入浴してから熊本へ向け出発。ホテルにチェックインしたら英気を養うために繁華街へ向かいます。
向かうはいつもの馬肉料理店『けんぞう』。連休ということもあってか、おひとり様での予約はできなかったのですが時刻は20時30分、カウンター席に空きはあります。
まずは球磨焼酎『川辺』のロックと馬モツ煮込みを注文。
そしてお次は大好きなからし蓮根。カリッと揚がった衣、ホクホクの蓮根、風味豊かな辛子味噌の組み合わせは酒の肴として最高ですw
最後は馬肉の握り。トロっとした脂と酢飯の組み合わせは馬刺し単体より好みです。甘辛いタレもよく合います。
お腹膨れて程よく酔い、気力充実してホテルへ戻りました。
■9月24日(土)大会当日
前回はチェックアウトしてから大会まで時間あるので熊本城観光してましたが、今回は連泊しているため10時過ぎまで部屋でゴロゴロしてから少し早めの昼食へ。願掛け、という訳ではありませんが、こちらもまたいつもの『勝烈亭』で「厚揚げひれかつ膳」に大海老フライをプラス。
昼食終えて会場の『MUGEN TABLE GAMES』さんへ。すでに参加者が来られてます。沖縄から添削さん(やはりw)、広島からRyuzyuさんと遠方から遠征されてきた方も。
大会は参加者10名、予選スイス4ラウンド+上位4名で決勝SE。
R1 Blue Sky? 〇〇
G1P: 《天秤/Balance》撃って粘りつつ《Timetwister》で手札回復、ライフ3でコンボ完成させて勝利。
G2D: T1《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》からT2《精神錯乱/Mind Twist》X=5で相手の手札を刈り取って勝利。
R2 The Deck 〇×ー
宮崎から遠征されてきたてつやさん。紳士でした。蛮族ではありませんでしたw(どんな事前イメージを…)
G1P: お互い1マリガン。コンボ決めて勝ち。
G2D: 相手1マリガン。コントロールされて負け。早めに投了しておくべきだったかも。
G3P: 残り時間わずかで開始。《Timetwister》撃ってパーツ集めるも、あと1枚揃えられず引き分け。
R3 Mono-Green Weenie 〇〇
G1P:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》《火の玉/Fireball》で相手クリーチャーを捌いて《セラの天使/Serra Angel》で殴って勝ち。
G2D: 相手1マリガン。《Moat》で引きこもり、Alexと《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》で引き増ししてコンボ揃えて勝ち。
このデッキ《アシュノッドの人体改造器/Ashnod's Transmogrant》という懐かしいカード(オールドスクールなんて懐かしいカードばかりだろ!とか言わない)が入っていたのですが、プレイされてもすぐには起動されず「???」と首を傾げていたら、こちらのクリーチャーをアーティファクト化して《崩壊/Crumble》で破壊したり、《アルゴスのピクシー/Argothian Pixies》をブロックできなくしたりされ「おおお!?」と唸らされました。《恐怖/Terror》を回避することもでき、もちろん+1/+1カウンターはビート戦略とも合致しています。
また、この方はスリーブもプレイマットもエルフが描かれたものを使用、デッキケースは緑、ライフメモもペンも木製とサプライ含めてデッキ全体をコーディネートされていたのも素晴らしかったです。
R4 Troll Disc 〇×× 添削さん
G1P: T1からこちらぶんぶん。《Timetwister》でパーツかき集めて《セラの天使/Serra Angel》で《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》を釣り出し、タップアウトしたところでコンボ決めて勝ち。
G2D: コントロールされて負け。
G3P:《セラの天使/Serra Angel》を《支配魔法/Control Magic》され、奪い返せないまま負け。このデッキはTroll Disc(というより《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》)との相性が悪く、サイド後はPower-Monolithコンボを捨てて通常のThe Deckになるプランを採っていたのですが、「これ多分コンボパーツ抜いてくるだろうと《セラの天使/Serra Angel》を《支配魔法/Control Magic》することに絞って(サイドボーディングして)た」と添削さんに完全に見切られてましたorz
予選ラウンド2-1-1で4位に滑り込み。SE1の対戦相手は全勝トップ抜けの添削さん(この時点で「このまま添削さんが自分でプレイマット持ち帰ってしまうのでは…」と思ってしまいました)
SE1 Troll Disc ×〇〇
G1D: X=4の《精神錯乱/Mind Twist》で手札を刈り取られて負け。
G2P: 早々にBeast-Orbコンボ決めて勝ち。
G3D: 添削さん1マリガン。序盤から添削さんの《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》×2に殴られ続ける。《露天鉱床/Strip Mine》《神への捧げ物/Divine Offering》で1枚ずつ処理するもライフ8。その間、添削さんの土地が伸びず、こちらは展開できていたので《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》とAlexで引き増しして勝ち!
SE2 Mono-Black Weenie 〇〇
G1D: 相手1マリガン。プレイされるプロション(白)のクリーチャーを《天秤/Balance》で流し、《回想/Recall》《新たな芽吹き/Regrowth》で更に再利用。ここまでで伸びた土地と《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》で引き増ししてコンボ決めて勝ち。
G2D: 相手T1(T2だったかも)《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》。こちらは《ブラック・ロータス/Black Lotus》《悪魔の教示者/Demonic Tutor》があるものの白マナが無い状態。少し悩んで《Ancestral Recall》で手札を増やすプラン。《森の知恵/Sylvan Library》を引けたのでこれを次ターン置ければ…と思ってると、それを見透かしたように《露天鉱床/Strip Mine》で《Tropical Island》破壊orz(「森知恵置かれるのが一番嫌だったので」)これは負けたかと思いましたが次ターントップが《真鍮の都/City of Brass》!!これで《森の知恵/Sylvan Library》をプレイすることができ、ライフを削られながら《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》、《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》、《Power Artifact》とプレイして最後のパーツへ掘り進めます。そして何とかライフ1で《火の玉/Fireball》を引き当てて勝利!!(でも最終ターン1枚掘り忘れてましたね)
というわけで「MUGENオールドスクール」優勝!!
ようやく念願の添削杯プレイマットを獲得しました!!
優勝ツイートに多くの方からお祝いリプを頂きました。ありがとうございます。
■大会終了後
大会終了後は打ち上げまでの時間フリープレイ。オールドスクールEDHも行われていましたが、私は本選で燃え尽きてしまってたので不参加(デッキはあるのに私がオールドスクールEDHやらない、ということでどんな状態だったか察してくださいw)
横から眺めてましたが《エル・ハジャジ/El-Hajjaj》が《黒死病/Pestilence》で場を流しながら、でっかい《夢魔/Nightmare》でぶん殴っていましたw
フリープレイのあと『YAKITORIにごお』さんで打ち上げ。
伊万里コミュニティ発足秘話(聞いてて「そんなことある!?」ってなってましたw)、オールドスクール同人誌や最近の添削さんスペース(「企業案件みたいですよね」に激しく肯首)などなど色々楽しいお話を聴くことができました。会費も串盛り等8品+2時間飲み放題で3,500円とリーズナブルでした。
「これでお開きか…」と思っていたら、MUGENさんへ戻ってヴィンテージ・キューブ・ドラフトEDH(以下VCDEDH)を皆でやるという話に…
VCDEDHとはヴィンテージ・キューブ・ドラフトを行い、統率者となる伝説のクリーチャー、もしくはPW(統率者として使用できる能力が無くてもOK)を選び、その色指標に沿って40枚の統率者デッキを構築、多人数戦を行うというものです。
今回は8名なので4名ずつに分かれて対戦することに。
私は酔いと疲労からパイル作成やドラフトの段階で半分寝落ちしており周りから「わいるどはんとさん大丈夫ですか…?」と声を掛けられるほどでした…が、ゲームが始まると楽しさのあまり眠気は吹っ飛んでましたw
私は序盤から軽量クリーチャーを展開しつつAlex置いたGwendlynさんを殴ります。中盤以降はガイさんがクリーチャーをパクりまくって優位に。奪った《エインシャント・カッパー・ドラゴン/Ancient Copper Dragon》で宝物11個を生成して《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》!!これに次ターン殴られて私は最初に脱落。ここから最後までガイさんが魔王のごとき展開で勝利しました。
VCDEDHはこれで2回目ですが今回も無茶苦茶楽しかったですw
終了後、送っていただきホテルへ帰投。M:tGを堪能しきった一日でした。
会場の『MUGEN TABLE GAMES』さん、主催のGwendlynさん、対戦してくださった皆さん、ありがとうございます。
この翌日、今度は別府まで戻って「大分レガシー」に参加するのですが、それはまた別のお話…(添削さんも翌日は沖縄に戻って『Absolute Zero』さんで「沖縄ヴィンテージ」に参加、優勝されてましたねw)