Old School Brawlサンプルデッキ《ジラ・エリアン/Xira Arien》
添削さんからOld School Brawlについての打診を受けていくつかのデッキを組んでみましたが、《Ancesrtal Recall》《Time Walk》《Timetwister》《知識の噴出/Braingeyser》《支配魔法/Control Magic》etc…etc…。青の強力カードの誘惑は非常に強いものがありました。しかし、青を含まないデッキでも十分に強いデッキが組めるのだ!ということで非青の最強統率者だと思ってる《ジラ・エリアン/Xira Arien》を軸に組んでみました。
デッキリスト:
統率者:
《ジラ・エリアン/Xira Arien》
カードアドバンテージ獲得できるカードが少ないこの環境において(色マナは濃いものの)3マナとタップで1ドローという破格の能力。《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》がほぼほぼどのデッキにも採用されている環境で除去されてもまたプレイされるこれは驚異的と言えます。元が3マナのため再度のプレイも容易というのがありがたいです。
土地:
《真鍮の都/City of Brass》《Badlands》《Bayou》《Taiga》
3色、さらに統率者がプレイも起動も色マナ濃いので多色土地は可能な限り投入されます。《土地税/Land Tax》が使えない色なので《Rainbow Vale》は不採用です。
《ドワーフ都市の廃墟/Dwarven Ruins》《漆黒の要塞/Ebon Stronghold《ヘイヴンウッドの古戦場/Havenwood Battleground》
ダブルシンボルの強カードをプレイできるようFEのサクリランドは全投入。X火力もあるので赤の貯めラン《Dwarven Hold》入れたくなりますが(赤赤)出せるまでが遅いので不採用です。
《Hammerheim》《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》《Urborg》
色マナを供給でき、タップ能力持ちの土地。入れ得です。
《イス卿の迷路/Maze of Ith》《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》《露天鉱床/Strip Mine》
色マナ供給できない(《イス卿の迷路/Maze of Ith》に至ってはどんなマナも供給できませんが)土地ですが、この環境のほとんどのデッキに採用される有用な土地です。
クリーチャー:
《極楽鳥/Birds of Paradise》《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》
《太陽の指輪/Sol Ring》や《友なる石/Fellwar Stone》の代わりにマナクリ。3色デッキなので《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》ではなく《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》を優先。
《ゴミあさり/Scavenger Folk》《凄腕の暗殺者/Royal Assassin》《Tracker》《Infernal Medusa》《コカトリス/Cockatrice》《トリスケリオン/Triskelion》
除去兼クリーチャー。《Infernal Medus》は《恐怖/Terror》が効かないので《茂みのバジリスク/Thicket Basilisk》よりも優先して採用。
《Adun Oakenshield》
《ジラ・エリアン/Xira Arien》と並び、この色の統率者候補となるクリーチャーです。《死者再生/Raise Dead》能力で墓地からクリーチャーを回収します。
《アーナム・ジン/Erhnam Djinn》《Juzam Djinn》《Roc of Kher Ridges》《センギアの吸血鬼/Sengir Vampire》《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon》
マナレシオに優れたアタッカーです。《Su-Chi》《巨大戦車/Juggernaut》なども採用を検討する余地があります。
《Firestorm Phoenix》
死亡すると手札にに戻る3/2飛行。重い(あと高い)ので必須ではありません。持ってなければ《テトラバス/Tetravus》あたりを突っ込んでおきましょう。
呪文:
《ブラック・ロータス/Black Lotus》《Mox Emerald》《Mox Jet》《Mox Ruby》
合致した色マナを供給できるアーティファクトは全て採用。《極楽鳥/Birds of Paradise》《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》分で《太陽の指輪/Sol Ring》《友なる石/Fellwar Stone》は不採用です。
《崩壊/Crumble》《粉砕/Shatter》
この環境、アーティファクト破壊は重要です。赤がタッチのため《粉砕の嵐/Shatterstorm》は不採用。《爆破/Detonate》を追加するかは好みになります。
《分解/Disintegrate》《火の玉/Fireball》
クリーチャー除去であり、トドメともなるX火力。地上クリーチャーを多く採用しているため《地震/Earthquake》は不採用です。
《恐怖/Terror》《土牢/Oubliette》
サイズを問わない黒の除去です。
《Chaos Orb》《Falling Star》
オールドスクール環境ならではの物理要素を要求するカード2種です。投擲して触れたカードに《Chaos Orb》はカード1枚の破壊、《Falling Star》は3点のダメージを与えます。《Falling Star》はダメージで破壊できなくともそのクリーチャーをタップすることができます(《凄腕の暗殺者/Royal Assassin》とのコンボ)
《精神錯乱/Mind Twist》《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《Wheel of Fortune》
《新たな芽吹き/Regrowth》《森の知恵/Sylvan Library》
それぞれこの環境で黒、赤、緑を使うのに十分な理由がある強力なカードです。
《氷の干渉器/Icy Manipulator》《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
この環境で基本となる万能タッパーとドロー置物です。これらを入れないデッキは存在しない、とまで言い切って良いレベルです。
《砂漠の竜巻/Desert Twister》
6マナと重いですが何でも除去できる万能除去です。赤がタッチで《地割れ/Fissure》不採用のため必須となります。
不採用カード:
デッキに採用はされていませんが、採用を検討したカードの一部を紹介します。
《アルゴスのピクシー/Argothian Pixies》
ほぼほぼ「プロテクション:アーティファクト・クリーチャー」。オールドスクール環境最強の2マナクリーチャーの1枚です。
《運命の回避/Avoid Fate》
この色で使える貴重なカウンター呪文。できればどこかにねじ込みたい1枚です。
《平穏/Tranquility》
エンチャント全除去。他のカードとの取捨選択になります。
《Demonic Torment》《Imprison》
黒の除去エンチャント。お好みで。
デッキ全体の動きとしては優秀なクリーチャーと除去を叩きつけ、《ジラ・エリアン/Xira Arien》《Adun Oakenshield》などでアドバンテージを得て対戦相手を圧倒します。どちらもマナが伸びてから有用な能力のため、いかに序盤~中盤を耐えるかが課題となります。その期間で有用なカードを増やすのも良いでしょう。