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The Typewriters 編集長だより 4月23日号
二週間ぶりです。
今は第二号インタビュー記事を編集しています。方向性は決まっているんですが、根拠の部分を色々調整する必要や、全く知識のない人にも楽しんでもらうため構成を練らなきゃ厳しいな……と思うことも多々あって、編集に時間がかかっています。
今は、校閲経験があるスタッフにサポートとアドバイスをしてもらっていますが、自分でもできるようにならなきゃな、と思うのと第三者目線でチェックできる校閲能力がが欲しいところです。そう都合よくは行きませんね……校閲のできる編集スタッフもゆるりと募集しております。
今回表紙はイラストなので、打合せも始まっています。近いうちに皆さんにも見せられたらいいなとは思っています。
第三号のコラムのための調査で元電信オペレーターをしていた方に、質問させていただくことが出来まして、その際回答といっしょに電信用タイプライター用の未使用のタイプリボンをいただきました。本当にありがたい限りです。
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それとタイプライターについて。
冬の第三号に向けて電信・電報関連のことを調べるついで、というわけではありませんが黒澤商店製のアヅマタイプ電信用欧文タイプライターを見つけて、お迎えしました。
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サビも浮いてますしジャンク扱いで、あくまでもオブジェ扱いということなのですが、キーを押すとキャリッジは動く(完全ではないが)、スペースバーは押し応えがないですが時々反応するので、一度専門店に見てもらって、直せるかどうかの確認と見積もり出したいなとはおもっています。
このタイプライターは欧文タイプライターなのですが、タイプフェイスもアルファベット(大文字だけ)なのですが、キーはカタカナが併記されています。これは、別件で取材した元電信オペレーターの方のお話だと、国際電報も和文モールスで受け取って、それに対応するキーを押すことで、欧文に変換していたからだということでした。こういうのは、表に出ている情報だけではなかなかわかりませんね。
時期的にはヴィンテージなのですが、アンティーク扱いのタイプライターになるのでお金がかかってしまうため、残念ながら、今はThe Typewritersの印刷費が優先です。
少しずつ締め切りが迫って、気忙しいですが何とか夏に第二号が届けられるように頑張ります。