アウトブレイク見てます
カナダのTVドラマ。
カナダって、他にも”Re:Genesis”とか、
面白いドラマがあるよね。
内容は、”CoVA”と名付けられた未知のウィルスの、
パンデミックが始まる様子を描いたパニックスリラー。
そう、ちょうどcovid-19(新型コロナウィルス)と、
同じ状況が描かれている。
ただし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が
瞬く間に世界へ拡大した2019年末、には、すでに
収録が終わっていたと言う、予言的な内容。
詳しい内容は、見るのが一番。
DVDもあると思うし、デジタル配信もある。
思ったのは、
差別、欲、我慢、エゴと、人を愛することの対比に、
とても心を揺さぶられた。
”自宅待機が我慢できない。
数の限られた治療薬を、権力を笠に、
力まかせに目当ての人に投与させる。
限られた数のマスクを、
半ば犯罪を犯して手に入れ、
法外な価格で売りさばく”
一方で、平凡で当たり前の日常から
あっという間に愛する人が消えていく。
印象的な言葉は、
”je t'aime・愛してる”
日本人では、考えられないほどの回数が、
作中に出てくる。
”je t'aime・愛してる”は、英語と違って、
フランス語には独特の柔らかさを感じて、
それと相まって、とても美しく聞こえる。
ただ、このドラマの中では、
悲しい場面で聞くことが多くて、
寒々とした今の季節の窓の外の景色のように、
白く乾いた印象が心に残った。
日本人も、もっとたくさん、雨のように伝えたほうが
心が暖かくなると思う。
”je t'aime・愛してる”
を、いつか誰かに、惜しまず伝えたい、
そう思わせるドラマ。