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Apotheosis(1.20.1)のお話 in ATM9
やはり性懲りもなくApotheosisで遊んでいたので書きます.
… が, 今回は少しだけ注意を.
・ 検証環境はAll the Mods 9 です.
・ 一部Modpack側で改変されている要素を含む可能性があります.
所々過去verのものについて言及する箇所があると思いますが, そうした場合には過去記事を参照していただければ幸いです.
では, 総合的な解説もしつつ, 変わった仕様や引き継いだ仕様に目を向けていきましょう.
過去verについて知っていたり, 遊んだことがある方は変更点の項まで飛ばして頂ければ幸いです.
Apotheosisについて
概要
Apotheosisは, 既存のツール/防具に新しい追加効果をもたらしたり, エンチャントシステムにテコ入れを行えるようになり, スポナーの強化/回収が可能になるなど, プレイヤーを強化することに焦点を置いたModです.
このスタイルは過去verから一貫しています.
Affix
概要
![](https://assets.st-note.com/img/1725199910707-4uP0pzTHbF.png)
世界を探索していると, このようにAffix(前置詞と接尾辞)が付いたアイテムを見かけることがあります.
そうしたAffix付きのアイテムはレアリティによって強さの異なる効果が付与されており, また, 複数個のGem Socketが空いていることもあります.
これらアイテムを集めて加工や付与を行うのがこのModを遊ぶ上でのひとつの目的となるでしょう.
Affixの内容 / ステータス補正
Affix付きアイテムはそのアイテムに関わる基礎ステータス(Attribute)に対する補正が追加されることがあります.
・武器
Attack Damage / 攻撃力追加
Attack Speed / 攻撃速度上昇
Attack Knockback / ノックバック強化
Attack Range / 攻撃範囲延長
Crit Chance /クリティカル率UP
Crit Damage / クリティカルダメージUP
Fire/Cold Damage / 属性ダメージ追加 ( fire / cold )
Current Hp Damage / 現在HP割合のダメージを追加
Draw Speed / 弓の引き絞り速度が上昇
Arrow Damage / 放つ矢のダメージが増加する
Arrow Velocity / 放つ矢の速度が上昇する
Life Steal / 与えたダメージの一部を回復
Overheal / 与えたダメージの一部を一時的な体力として得る
Armor Pierce / 相手の防御力を固定値で無視する
Armor Shred / 相手の防御力を割合で無視する
Prot Pierce / 相手のダメージ軽減を固定値で無視する
Prot Shred / 相手のダメージ軽減を割合で無視する
※ 防御力/ダメージ無視は割合より固定値が先に参照される
・道具
Mining Speed / 採掘速度上昇
Reach Distance / 手の届く範囲を延長
・防具
Armor / 防御力追加
Armor Toughness / 防具強度追加
Gravity / 落下速度/ジャンプ高度を低減/増加
Knockback Resistance / ノックバックを軽減
Max Health / 着用時最大体力が増加
Movement Speed / 着用時移動速度が増加
Step Height / 着用時固定値ブロック分の段差を無視する
Swim Speed / 泳ぐ速度が上昇
Healing Recieve / 受ける回復量が増加
Dodge Chance / 確率で攻撃を無効化(回避)
・汎用
Luck / 幸運
+(level) levels to existing (enchant) / 当該エンチャントのレベルを増加させる
また, これらAttributeは他ModのAttributeも出現することがあるようです.
Affixの内容 / 効果類
この要素は膨大すぎるため, 分かっている範囲でのみ記述します.
詳しく知りたければソースコードやゲーム内の説明書(Chronicle of Shadows)を参照してください.
Affixの効果は非常に種類が多いですが, 大まかには以下の分類になります.
・当該アイテムでアクションを起こしたときにポーション効果を与える/得る
ツールならブロック破壊時, 武器なら攻撃時, 防具なら被ダメージ時というように, それぞれのアイテムを使用したと判定された時に発動し, ポーション効果を得たり, 対象に与えたりする効果です.
この効果にはクールダウンがあり, 一度発動すると次発動するまでは所定の時間待たねばなりません. 厳選の際はそちらにも目を向けると良いでしょう.
![](https://assets.st-note.com/img/1725200757932-q6c8Mw0YcZ.png)
・アイテムの種類に合致する特殊効果
防具なら特定の種類のダメージを割合で軽減したり, ツールなら範囲破壊や採掘レベル向上, 武器なら近くの敵に追加ダメージを与えるなど.
説明文に記された効果内容がそのまま発揮されます.
![](https://assets.st-note.com/img/1725201108792-pHRqnygCzX.png)
気が向いたらツールごとの効果リストを作るかもしれません.
・耐久ダメージを割合で無視する
当該アイテムが受ける耐久ダメージを書かれたパーセンテージ分無視します. バニラの耐久エンチャントと似た仕様ですが, こちらと重複するため2つ付けることでよりツールを長持ちさせることができます.
![](https://assets.st-note.com/img/1725201395815-574iy2chPR.png)
Affix付きアイテムの入手
Affix付きアイテムには以下の入手方法があります.
・お宝チェスト(Loot)から入手
要塞や廃坑など
・Apotheotic Boss を倒す
地表での自然スポーンと置き換わって湧くか, 特定の構造物に配置される名前付きボスを討伐することで入手できます.
基本的には前者での入手が多くなると思われますので, 斧をはじめとした強力な武器を用意しておくとよいでしょう.
また, ディメンションごとに出るApotheotic Bossのレアリティは決まっています.
地表では Uncommon~Rare, ネザーではRare~Epic, エンドではEpic~Mythicです.
Affix付きアイテムの使い道
入手したAffix付きアイテムは強ければそのまま使っても良いですし, 他のアイテムにAffixを付与するために解体して各レアリティごとの素材に変換してもよいです.
![](https://assets.st-note.com/img/1725203840096-YNooyQRVS9.png?width=1200)
解体にはSalvaging Tableを使います.
左スロットへAffix付きアイテムを投入し, 中央付近のSalvage Itemsをクリックすることで解体でき, 解体して出来た素材は右スロットへ入ります.
Affix付きの大事なアイテムまで解体してしまわないよう注意しましょう.
Affixを付与する
アイテムへのAffix付与にはReforging Tableを使用します.
Simple Reforging TableではRareまで, Reforging Tableでは最高レアリティのMythicまで付与できます.
![](https://assets.st-note.com/img/1725208365549-ksAaz5arv5.png)
残り2つへはレアリティアイテムとSigil of Rebirthを入れる
アイテムにAffixを付与するには 経験値, レアリティアイテム, Sigil of Rebirth を使用します.
エンチャント台における消費レベル1~3と似たようなシステムが採用されており, リフォージにおいても内容の善し悪しや消費コストの増加があります.
多くの素材を消費しても望みの効果が出ないことがありますが, エンドゲームにおいてはその心配はありません.
Affixの変更/強化
付与したAffixに不要な効果が混じっていたり, 目的の効果だが弱いという時にはAugmenting Tableが役立ちます.
![](https://assets.st-note.com/img/1725208727566-obLz6Wf4us.png)
しかもSigil of Enhancementにも使う
左上にはAffix付きアイテム、その隣のスロットにはSigil of Enhancementを投入できます.
プルダウンにて変更/強化したいAffixを選択し, 下部の左にあるボタンでは強化, 右のボタンではその項目のみの再抽選が行えます.
終盤においてある程度Reforgeで厳選してから細部を調整するといったような使い方を想定しているためか, この要素に関連する素材はGodforged Pearl (mythicのレアリティ素材)を使います.
Gem
概要
Affixアイテムに次いで見つかるのが, 各種Gemになります. これらはAffixが付いたアイテムに存在するGem slotに対してはめ込む事でステータスを追加するという使用用途があります.
量が取れる上に嵩張りますが, 出来るだけ回収しましょう.
![](https://assets.st-note.com/img/1725209944699-xjMGPnTy0w.png?width=1200)
JEIから確認可能
種類
Gemは付加できる効果ごとにカテゴリが分かれており, また, はめ込めるアイテムの種類も決まっています.
加えて, Gemにはティアが設定されており, Cracked < Chipped < Flawed < (なし) < Flawless < Perfect の順にティアが高いです.
また, 一部のGemにはUnique属性が付いており, そのGemはひとつのアイテムに対してひとつしか付けることができません.
強化
![](https://assets.st-note.com/img/1725210001786-bPa62T8Lup.png?width=1200)
Gem Cutting Tableを使用し, 特定素材を消費することでGemのティアを上げることができます.
イメージとしては金床でエンチャント本を2つ合成してレベルを上げるといった所が近いでしょうか.
用途
Gemは鍛冶台にてGem slotが空いているアイテムに対して付けることができます.
![](https://assets.st-note.com/img/1725210305755-dvo8fRv5xu.png?width=1200)
また, Sigil of Withdrawalを使用することで, Gemが付いているアイテムを破壊せずに取り付けたGemを全て取り外すことができます.
Enchant
概要
Apotheosisはデフォルトのエンチャントシステムを改変しており, 各種本棚系統に付与されている3種ステータスにより出現するエンチャントが決まるようになっています.
また, バニラの最大強化に相当する本棚15個によるエンチャント強化は本来の強さより大幅に弱体化されています.
調整
各種ステータスは以下のようになっています.
・Eterna
付くエンチャントのレベルの最大値に関係しています.
・Quanta
出るエンチャント内容がどれだけランダムになるかの値です.
値が大きすぎると内容がほぼ固定になってしまいます.
・Arcana
レアな(出現確率が低い)エンチャントが出やすくなります.
こちらも上げすぎると当該エンチャントしか出なくなってしまい, 詰むことがあります.
これらを調整したり, 一部の特殊な本棚(Hellshelf of (Masterful) Sight : 付くエンチャントの可視化)などを行うことで目的のエンチャントを得やすくなるよう調整されています.
Other
ポーション
一部のバニラ効果(衝撃吸収など)のポーションが作れるようになっており, 他にも新しいポーション効果(Sundering等)が追加されています.
Charm
ポーションをCharmに加工することで, アクティブにしている間はそのポーション効果を得られる装飾品を作成できます.
ポーション効果を得られるCharmですが, 耐久を消耗してしまいます.
ですが, Infusionと呼ばれる特定のエンチャントを行うことで耐久を消費しない無限に使えるCharmを作ることができます.
耐性や再生等の生存に直結する効果を持つCharmは無限にしておきたいですね.
スポナー強化
Apotheosis環境ではシルクタッチが付いているつるはしでスポナーを回収できます.
また, アイテムを右クリックで投入するとスポナーの湧き効率などを強化できます. 詳しくはJEIで確認できます.
アイテムによる強化では, オフハンドにネザー水晶を持っていれば逆の効果をスポナーに適用することが出来るため, 湧き範囲の縮小等でより使い勝手の良いスポナーを作ることができます.
変更点
Affix
・大きな変更点
以前はAffixを付与できなかった、エンチャント不可能で充電可能なツール(MekanismのMekasuitなど…)にもAffixが付与出来るようになっています。ワオ。
・Reforging Table
ほぼ1.18.2と同じですが, Reforgeに使う作業台が2つに分かれて, 付与できる最大レアリティに制限がかかるようになりました.
SimpleではRareで, 前からあるReforging TableではMythicまでです.
恐らく序盤にもReforgeが出来るようにしたかったのでしょう.
・Reforgeに使う素材
レアリティ素材 + Gem Dustから
レアリティ素材 + Sigil of Rebirth に変更になりました.
Sigil of Rebirth は Gem Dustから1.5倍の数が作れるので, 単にかさ増し出来るようになったと思えばかなり良い調整になったと言えるかもしれません.
ちなみに, 消費するSigil of Rebirthは レアリティ(1~5)*Reforgeレベル ぶん消費するようです. (最大はmythic: 5 * レベル: 3で15)
そう考えればGem Dustの消費量はむしろ増えた気もしますが… なんとも言えません.
・Augmenting Table
既に付与されたAffixを項目ごとに強化/変更出来るようになりました.
付与されたAffix全てを全てリロールするのではなく, 素材を消費して自分好みの効果のみを残した最強の防具を作ることが可能になりました.
枠が限られているため付与可能なもの全部付与して最強というわけには行きませんが, 何度も何度もReforgeする必要はなくなったため, 必要な効果のみを残したより理想的な防具や武器道具を得やすくなりました.
・Sigil of Unnaming
Affixを付与した際アイテムに付く前置詞/接尾辞を消します.
アイテム名が長すぎて読めないということはこれでなくなります.
Gem
Gemは大幅に変更されました.
・純度要素からティア式になった
・単一効果ではなくGemに種類が設定され, 付けるアイテムの種類ごとに異なる効果が付加されるように
・入手済みのGemの効果を上げられる様に(ティア式になったため)
・ティア式になり、種類が決まったことでスタック可能になった。
・Gem Tier
特にティア式に変更されたため, 旧verにおける100%純度相当の強力なGemを作り出せるようになった所が大きいでしょう.
同じティアのGem2つ + レアリティアイテム + Gem Dust で次ティアのGemが作成できます.
Cracked < Chipped < Flawed < (なし) < Flawless < Perfect の順にティアが高いです.
また, Gem DustはSalvaging TableでGemを処理することでも獲得可能になりました.
また, ホッパー等の搬入装置を用いてSalvaging Tableに投入したGemやAffix付きアイテムは自動で処理されサルベージ済みアイテムへ変換されるという仕様があるようで, かなり自動化が簡単になりました.
Integrated Dynamicsを用いて厳選の下処理工程を自動化出来るなど夢が広がる仕様が増えてて非常に良いです.
・Gem Socket
最大数が 4 -> 3に, 同時にSuperior Sigil of Socketingは削除
・Unique
Uniqueと表記されたGemは複数つけられなくなったため, Arrow Damage等一部の強力な倍率を持つGemを複数重ねることは出来ないようになった.
※同じ効果を持つ別種Gemもあるため色々探せば同じ効果を重ねること自体は可能
たとえば全エンチャントに+2レベルするEnderSurge Gemと幸運に+4するGemを2つつけると幸運に+6するといった芸当も可能
・取り外し
Sigil of Withdrawlにて非破壊でGemを取り外せるように.
Effect
これまでに存在していたSundering (被ダメージ割合増加), Ancient Knowledge (獲得経験値増加)に加え
Bursting Vitality (回復量増加), Grievous Wounds (回復量低下)が増えました.
回復関連は相変わらず強力なのでそこらにテコ入れをしたと考えれば良いのでしょうか.
life stealについては環境によってはかなり種類が多いので良いアプデかも.
また, ポーションとして作成は出来ませんがBleeding(出血)のデバフもあります.
Enchant
本棚が増えました.
ステータスを減らす調整用の本棚に加え, Deepshelfという深層岩/古代都市系列の素材で作れる本棚やその派生品と, それら派生品の最上位に位置するDeepshelf of Arcane Treasuresという本棚が追加されました.
Deepshelf of Arcane Treasuresはトレジャーエンチャント(戦利品限定のエンチャント)が出るようになる効果を持っているようです.
また, エンチャントを抽出するアイテム(元アイテムの破壊/非破壊で2つ)が追加されました.
生成物
・塔
復活しました. 相変わらず爆発します
・地下ボス部屋
続投
おわりに
やはりApotheosisは楽しい. OPになる場面が多すぎるので他Modとの噛み合わせを考慮しての調整は至難を極めますが, 調整などせずぶっ壊れ環境で遊ぶのも案外悪くないのかもしれないですね.
…適切にReforgeされたEpicアイテムで完全武装すればウォーデンと真正面から殴り合っても普通に勝てるので… まあ….
ご利用は計画的に.