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CurseForge LauncherのインスタンスをPrism Launcherでも利用可能にする

※Windows環境の話をします

前置き

今まで散々CuseForge(以下CF)にはお世話になってきましたが、どうにも起動に一手間かかるのがネックで、FTB系列のModpackが触れないなど案外ポンコツ。

特に大きいのはModrinthの影響で、こちらに関してはCF側から全くアクセス出来ないためModrinthからModを拾ってくる場合は手動でやらざるを得ず前提Modの関係を考えるとかなりしんどいです。
MultiMCはインストールしていたものの死に体の様なので後継機(?)であるPrism Launcherへ移行を決意しました。

ここでは移行にて踏んだ手順と簡素な説明を残しておこうと思います。

手順1. CF側のインスタンスが入っているフォルダを特定する

C:\Users\user\curseforge\minecraft\Instances

基本的には上記のパス内にあるインスタンス名がついてるフォルダ。
また、CF側からでも「フォルダを開く」で場所は確認できる。

手順2. Prism Launcher側で構成を作成する

この時、ローダー(ForgeやFabric)の種類とバージョンは事前にCF側で調べておきそちらに合わせる。
合わせない場合起動しない可能性あり。

手順3. Prism Launcher側のインスタンス内にシンボリックリンクを作成

Prism Launcherは起動時にmodやsaves等のデータをインスタンスのフォルダ内にある.minecraftにデータを書き込んだり読み出したりしているようです。

これはCFのディレクトリ構造と異なるため単にPrismLauncher側の設定でインスタンス格納先を合わせてもそのままでは使用できません。

そこで、Windowsで用意されているシンボリックリンクという機能を作ります。詳しくはこれを読んでおいて下さい。

cd [Prism Launcher側で作成した構成のフォルダのパス]
mklink /d .minecraft [CF側のインスタンスフォルダのパス]

以上のコマンドを打てばPrism側で作成した構成のフォルダ内に .minecraft という名前のシンボリックリンクが作成されているはずです。これで作業自体は終了。

特に間違った事をしていなければPrsim Launcher側から起動可能なはずです。

何したのか

だいたいの理屈

CF側では構成名がついたフォルダを通常のランチャーが使用する.minecraftと同様に扱います。要するに構成名を適当にAとした場合A直下にsavesやmodsがある事になります。

一方Prismでは構成内に.minecraftという名前のフォルダを作成しこちらへsavesやmodsなんかを突っ込んでいくため、両者では主要データを突っ込んでいる階層が異なりそのままで使用不可となっている訳です。

そこで、Prism側が参照する.minecraftをシンボリックリンクにしてCF側のファイルを参照させる事で元あったCF側のファイルをPrismに読み込ませるという形にして既存ファイルを流用します。

CF側から一切起動しないのであればすべてフォルダ移動で済ませて終了でも良いんですが、まあPrismのUIはお世辞にも使いやすいとは言えないので、多分今後もModのダウンロードは大体CFからやることになるとは思います。

おわりに

少し話は逸れますがForgeは新verになり分裂を経て地獄の様相を呈しています。非互換性に苦しむよりは未来あるFabricに移住したほうが良いのかも。

実際に高性能な軽量化Modの幾らかはFabricのみをサポートしているパターンもあります。ここ最近気になったのはNvidia GPUを対象としたSodium互換の軽量化であるNvidiumでしょうか。
fpsは余り変化しないという意見も見られましたし、シェーダー(Iris etc…)使用時は無効化される様なので、影入れつつ高fpsみたいな真似は出来ませんがそれでもgpuを上手いこと使ってくれるというのは嬉しい。

1.12.2等のメジャーバージョンにおいてCFが衰退するのはあり得ないと思いますが、同時に新verにおけるCFの座は競合先の登場から揺らぎつつある、とも思っています。

有能株であるModrinthのMod達に触れる良い機会ですし、あるいは単に起動高速化を狙ってPrism Launcherへ移行するのも手なのではないでしょうか。

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