既視現象déjà vu phenomenon 4/15 sat - 23 sun
KG+ Kyotographie satellite event
既視現象 déjà vu phenomenon
三宅章介|Akiyoshi Miyake
Curator:櫻井篤史|Atsushi Sakurai
2023.4.15 sat - 23 sun(4.17 mon close)
13:00-19:00
会場|The side
この町のそこここで老朽化した町家が取り壊され、空き地が出現している。空き地に面する建物の外壁には、かつてあった隣家の屋根の痕跡が刻まれており、その屋根の下で営まれていたかもしれない日々の営みを偲ばせる。時の流れの中で、その痕跡は薄れ、そこに新たな建物が建てば視界から消える。やがては痕跡を印した壁面も解体され、人々の記憶からも消え去るにちがいない。ここ数年、そんな光景を「切妻屋根の痕跡のための類型学」として写真にとどめてきた。
この展示では昭和初期に建てられた京町家の内部をCGで再現し、座敷を仕切る襖に「切妻屋根の痕跡」をハメコミ合成した。
いつか見た情景と現状の有様、CGによるフェイク画像とリアル画像、これらを交錯させた。
三宅章介 MIYAEKE Akiyoshi
1950 神戸市生まれ
1976 京都市立芸術大学美術専攻科 修了
個展
1974,75,77,79,80,81,83,88 個展 信濃橋画廊,ギャラリー16他
2017,18,19,20,21,22 京都写真展 GALLERY MARONIE
2018,19,20 切妻屋根の痕跡のための類型学I,II,II KG+ LUMEN gallery
グループ展
1977 小林伸雄 + 三宅章介 2人展 信濃橋画廊
1979 実験―34人の方法と展開 京都市美術館
2017 三宅章介 X 藤本秀樹/1973→2017 京都嵯峨芸術大学附属ギャラリー
2021 「反復と差異」萩原朔美 X 三宅章介 KG+2021 LUMEN gallery + gallery Main
公募展
1974 大阪府民ギャラリー開館記念美術コンクール 大阪府民ギャラリー
1997 大阪トリエンナーレ1997-版画 大阪府立現代美術センター
1998 ’98 ABC美術コンクール 大阪・ABCギャラリー
1999 第28回現代日本美術展 東京都美術館
2000 クラコウ国際版画トリエンナーレ2000 ポーランド・クラコウ
2001 第3回池田満寿夫記念芸術賞展
2005 第4回東京国際ミニプリントトリエンナーレ 多摩美術大学附属博物館
受賞
1997 第5回プリンツ21グランプリ展 準グランプリ
1998 ‘98京都美術工芸展 京都文化博物館 優秀賞
1999 1999京展 京都市美術館 京展賞
2000 第5回さっぽろ国際版画ビエンナーレ 北海道近代美術館 スポンサー賞
2002 第17回京都芸術祭国際交流総合展 京都市美術館別館 中国総領事館賞
写真集
「切妻屋根の痕跡のための類型学」赤々舎(202/12/10)
作品収蔵
嵯峨芸術大学
ウェブサイト
http://www.akiyoshi.jp/