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東京大学に入ってみた


先週末、東京大学に入ってみた。
勿論、一見さんとして🤭

高校のときの同級生たちが行けて、自分が行けなかった所である。
そして、もし大学院を経由してたら、縁が有ったかもしれない所でもある。

決して当方が志願できるような所ではないけど、
いったいどんな所なのか、観光地として気になる。

奇しくも当日は、スピノザ協会の研究会の開催地になっていた。

苦境の最中に、明るい一日を

日頃の経済面での不安から少しでも解放されたい当方、
この日を明るく過ごすためには、
上皇陛下とスピノザ研究に関心を寄せるしか術がなかった。

直前まで、
対面参加にしようかオンライン参加にしようか迷っていた。

が、契約中の通信が全て停められていて(それどころか強制解約寸前の危機)、長時間のネット接続が困難であり、
現地に向かったところ、大学構内で迷いながらも、無事に到着できたので、
勇気を出して対面参加に臨むことにした。

とはいえ当方はスピノザ協会の会員なので、
参加するのには、べつに勇気など要らないんだけどね🤭

独特なセキュリティ

予定どおり正門に赴く。

もしかしたら部外者は受付で記帳するかもしれないし、
身分証を提示するかもしれない、
と事前に準備はしていた。

ちなみにこの日、赤門は通行禁止。

正門から怖い

非言語で充分に伝わる威圧感。
「関係者以外立入禁止」の貼り紙なんて有っても無くても良さそう。

守衛さんはいらっしゃるが、
正門や赤門のほうが圧倒的に怖い。


▲ 正門。撮影時に通行した方々が写り込んだので、後でLumii(スマホアプリ)のAI機能で人物を消去した。最新の機能を使えて嬉しい。


▲ 正門の左側を外から見た。この写真を家族に見せたら「怖っ😱」と云われた。


敷地内は観光地か公園か

無職時代に散歩してて、近道をしようとして通過したのが敷地内だった、なんてこともあったが、
殆ど覚えていない。

敷地内に入ると、
ほぼ観光地か公園みたいだった☺️

何せ銀杏三昧。
イチョウ万歳ギンナン豊作。

親子連れや、写真撮影をしている方々も見かけた。


▲ 大勢の受験生や関係者を励ましてきた姿。
当方は観光目的で眺めた。


校舎は年季が入っていて、
外観は厳かな文化財だが、
館内はスゲー怖かった😱

学生時代には長いこと古い校舎に通った経験も有るが、
それを上回る怖さである。


▲ この奥が、怖ゑの何のって。


校舎の扉は貼り紙だらけ

「関係者以外立入禁止」のほかにも、いろいろ書いて貼ってあった。
扉に有るガラス窓が貼り紙で塞がっている(塞いである)から、
外から中を覗き込むこともできない、中から外を眺めることもできない。

とはいえ、近づくと扉は自動で開き、守衛さんも受付の奥にいらっしゃる。

廊下も貼り紙と備品だらけ

主旨は、飲食物のゴミを持ち帰れとか、持ち帰り用の袋をどうぞとか、椅子の位置を移動するなとか。

研究室付近の廊下に本棚が在って専門書が並んでいるのは、びっくらこいた。
室内に置けないのか、それとも室外で自由に閲覧せよ、なのか。

廊下などを通ると自動で点灯するのは便利だが、
年季の入った天井の高い校舎の廊下で自動点灯されると、これまた怖い😱

階段/怪談話

館内の階段が、
昔から夢でよく見た古い校舎の階段に似てて、既視感が有った。
いろんな意味で怖い。

いざ入室

同一の校舎(全体がL字型)に入口が二ヶ所とか、中二階が存在するとか、
複雑な構造。

事前に案内されたとおりの、そして期待以上の、分かりづらさである。

守衛さん、権威、実績、威圧感、建造物の構造、設備、いろんな人の霊(生霊を含む)など、
多種多様な要素で、ここは護られているようだ。

なお、会場になっていた室内は綺麗で、外観や廊下とのギャップに驚く。

改装の優先度の高い部屋だったのかもしれない。ほかの部屋は見たことないけど。

身だしなみは完璧だったと自負している

服装や髪型については、
地味で自由な感じであれば、すんなり馴染めます。

散髪に暫く行けず、
自分の体感基準と、お世話になっているスタイリストさんの基準からしたら、
とっくに許容範囲を超えているし、
ましてや雇用労働の面接や会議なんざぁ即座に失格になってしまう状態だが、
通行人としてなら、まだ充分に許容範囲だし、
哲学研究者としてなら、余裕で合格である。

ところで当方は学生時代に傘をさして大学構内を歩いていたら、守衛さんから「お疲れさまです」と挨拶されたことがある。
大勢の学生たちに対しては、守衛さんが「お疲れさまです」なんて挨拶はしなかったから、
どうやら当方は教授と見なされたらしい。

そんな嬉しい誤解を体験しているので、
久々にそれに基づいた身なりで、出かけた。

即席の似非教授である。

少なくとも容姿だけなら、完璧に場に馴染んでいたと自負している。

初対面で御対面

対面での開催自体が4年振りとのこと。
なので、《お久し振り》が標準の設定である。

そして当方にとっては、お会いする方々の全員が初対面である。
お名前だけ知っている方々、
オンラインだけでお見かけした方々、
メールでのご連絡だけしたことある方々を含め、
リアルにお会いできた。

とはいえ敢えてみずから名乗る必要もなく、日常的な御挨拶をして参加。

後ほど参加者が記名する機会に恵まれたので、
当方は謙虚で確実な売名行為ができた。

実質的には対面参加が主体で、
オンラインは、来場できない方々への内容共有とチャット質問のみ、ということであった。

ほかの研究会でも、ハイブリッド開催は廃止される傾向にあるらしい。

現地入りできて良かった🙌

待望の臨場感を味わえて、
いろいろ満足して納得したけど、
研究発表も質疑応答も、
やっぱり当方には難しくて解らなかった。

案の定、絶対に予定時刻では終わらないので、
最後まで居たら遅すぎるし、
生活費や経費の支払期限が心配で、金策の機会を確保したいので、
発表者の方々や参加者の皆さんには申し訳ないが、
途中の休憩中に、こっそり帰っちゃいました🤫

嗚呼、自己紹介しなくて良かった😁

心暖まる居場所

でも参加して、心が暖かく満たされました。
自分のメンタルもプライドも満たされたんです。

たとえ研究途上でも、
研究会に所属するだけでも、
研究会に参加するだけでも、
受け容れていただける。

だからこそ、この研究会は緩く長く存続したのだと思う。
それが、とにかく有り難い。

当方が日本でデカルト哲学研究をやってるときの、《何をどうやっても最終的には潰されてきた》構造とは、
大違いである。

《どんなに頑張っても居場所が無い》境遇から、《あまり頑張らなくても居場所が有る》境遇へ。

そりゃあ、後者/校舎を目指すでしょ。

当方も、いわゆる「土の時代」から「風の時代」への移行に順応できたようだ。

ということで、
本稿を御覧の皆様、
いつも当方を応援してくださっている皆様、
スピノザ協会の皆様、
そして当方を支えてくださった皆様、
当方を受け容れてくださった皆様、
ありがとうございます🙏

また一つ、貴重な体験が、できました。

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KIXAN (the SHYNAMITES)
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