イチゴのたね#10「家族不仲」
"親になるという責任とは子供の居場所を作ることなのかもしれない"
お久しぶりです。
半年ぶりに生き返りましたStomuです。
何をしていたわけでもなく日常を浪費しながらここへ立ち寄らなくなる日々が続いていました。
というのも、なかなか人生が充実してしまって自分や世界を見つめる時間が少なくなってしまったのです。大変喜ばしいことです。
今はその熱も収まり始め、主観的人生は薄れてきました。
さて、本題。
皆さんは家族との仲は良いですか?
相対的に評価する必要はありません。ここではあなたがどう思うかが重要なのです。
まぁその評価も他所を基準にして得られるものであることについては反論できないしするつもりもありません。
私はとても仲が良いです。
旅行にはたまに行きますし、珍しく全員顔を合わせて夕飯の食卓を囲めた日にはみんなで喜ぶ程には仲良しです。
しかし当然全家庭がこうであるわけではありませんし、それが望ましいとも言えません。
どっちつかずな意見が続いていますが、つまり私は
「どちらでも良い」
と思っているのです。
家族で仲が悪いところが他と比べて何か劣っているかというと意外とそうでもありません。
かえって家の外のコミュニティを強く持っていたり、他者との関わりが慎重でとても自立的な側面を持つ場合だってあります。
家に依存をしないというのはその点で能力の高さを意味します。
家事といった生活面も、家によっては金銭管理だって。
親元を巣立つことを大人になると呼ぶ世界でありますから、彼らはそういう意味でもう大人なのです。
ただ、そんな寂しいことがあるかという意見も分かります。
仲が良いことは悪いことではないし、むしろとても良いことです。関係性の構築が上手であることをしっかりと意味します。
そんな仲が良い人達には「家」という帰る場所があります。心強さとはこれを指すでしょう。
人は独りきりでは生きていけませんから。
子は親を選べないとよく言います。その通りでしょう。だから家を出ることを選ぶ人がいるのです。家族だからという理由だけで無理な関係維持をする必要はないし、私のような家庭の人間がそれを正義として正論として常識として強いることは悪なのです。
彼らは不仲でも不幸せではないかもしれません。