学びは「楽しい」から始まる #3 本物をみる
みるみる何をみる?
わたしは、見る<視る<観る の順番で考えている。
日常はぼーっと見ていて、理科の実験はそれなりに視て、図工の時間の被写体などは、まあまあ観ていた。
観ることと、脳内にある経験の蓄積がフッと繋がる瞬間がある。息子と会話中も、ふっと脳内結合し意識が放浪してしまうことがある。
👦今、話聞いてへんかったやろ?
と、よく怒られます。気をつけていますが、しょっちゅうやらかします。
◾️芸術をみる
息子と日本画の大家の回顧展を訪れた。動物園の感覚で眺めるのもありかなと思った。息子が1枚の絵の前でじっとしている。どうしたの?と聞くと
👦ぼくも仲間にはいって跳ねてたの
絵画の中に入る。面白いな、こどもって。これも脳内トリップ?
息子の反応が面白くて、クラフトや現代アートの展覧会も一緒に見学するようになった。
自分の子だけではなく、他の鑑賞者をこっそり観ていると、作品とシンクロしてたり、対話してる風の人を見かける。自分もそんな時がある。不思議だし面白い。
◾️身近なものをみる
身近なもの、普段何気なく見ているものをどんどん観る。しっかり観る。
何か発見すると誰かに伝えたくなる。
観察して気づいたことをメモしたり、描いたり、メモったりする。見たことをしっかりと描き留める。牧野富太郎博士やないけど、見つけたものを嬉しくなって記録する。あんなに上手じゃないけど、息子は真剣そのものです。学休期の研究も、観察してできることを、色々やっていた。
観察を通して、それぞれのチャレンジで道具が違うので、その使い方、手入れの仕方、片付け方なども学びながら進みました。
◾️学校で教えられないことを把握して、わたしにできることは全部やる
一緒に本を読む
声優さながらの読み聞かせをする
一緒にありえないことを想像する
実際に行く
実物に触れる
本物をみる
実際にやってみる
道具を正しく使う
知ってるようで知らないことについて考える
対等に意見交換をする。
そんなふうにして、自分自身も楽しんで、一生懸命、育ててきました。
自分が育てられた頃の価値観と、子育てや家族観は変化しているし、今だからできることと、今だからやっとかなあかんことがあるのかなぁーと思います。
書きたいことがいっぱいある。
書いといてと言ってくれた息子よありがとう。