【初心者・ノンエンジニア】ウェブページ/サイト/サーバー、検索エンジンの違い
この記事では、以下の違いについて説明したいと思います。
・ウェブページ
・ウェブサイト
・ウェブサーバー
・検索エンジン
それぞれの概要
いきなり詳細を説明する前に、まずは概要として
それぞれを簡単に定義することからスタートします。
★ウェブページ
ウェブブラウザー(Firefox や Google Chrome)で表示可能な文書を指します。
★ウェブサイト
グループ化されたウェブページの集合体。
★ウェブサーバー
インターネット上でウェブサイトをホスティングするコンピューター。
※ホスティングとは、この場合ウェブサイトを預かって管理することを指す用語だと思ってください。
★検索エンジン
ウェブページを見つけるのに役立つウェブサービス。
(Google、Bing、Yahoo、DuckDuckGo などがある。)
検索エンジンは通常、
ウェブブラウザー、またはウェブページを介してアクセスされる。
定番の図書館での例え
データベースを学ぶ時など、よく図書館でイメージを例えるケースが多々あるが、
ここでもご多分に漏れず、ウェブサーバーと図書館を比較し例えようと思います。
★ウェブサーバーと図書館
図書館には沢山の本棚(書架)があり、様々な本を管理している施設です。
ウェブサーバーは図書館みたいなもので、
様々なウェブサイトを管理し、運用しています。
★ウェブサイトと本棚
図書館にある本棚は、ジャンルごとに本を分け管理しています。
ウェブサイトは本棚みたいなもので、
ある主旨を表現する情報の集合体です。
★ウェブページと本
本棚にある本は、その本棚のジャンル(カテゴリ)について色々と詳細な情報を表現しています。
ウェブページは本みたいなもので、
そのウェブサイト内で詳細な情報やメッセージなどを表現している単一なものです。
★検索機と検索エンジン
図書館にある検索機は、図書館内にある書籍の場所を調べ、
皆さんの手元に本を届ける手伝いをしてくれます。
検索エンジンは検索機みたいなもので、
あらゆるウェブサーバーから、目的のウェブページやサイトを探す手伝いをしてくれます。
改めて少し掘り下げ
図書館での例えで、皆さん少しでもイメージができたでしょうか。
改めて、少し掘り下げてみようと思います。
★ウェブページ
ウェブページは、インターネットブラウザーで表示できる簡単な文書です。
この文書は「HTML」というマークアップ言語と呼ばれるもので書かれています。
ウェブページには、
次のような様々な種類のリソース(要素みたいなもの)を埋め込むことが可能となっております。
スタイル情報 :ページの見た目の制御
スクリプト : ページへのインタラクティブ機能を追加
メディア :画像、音楽、動画など
★ウェブサイト
ウェブサイトは、関連するリンクされたウェブページの集合体です。
例えば、とある企業のウェブページが、以下のように4ページあったとします。
・トップページ
・企業概要ページ
・業務紹介ページ
・問い合わせページ
この4ページは同じ企業の情報ページで、
それぞれリンクされて、同じドメイン名を共有しています。
例)same.company.jp
この関連しているウェブページの集合体が、
ウェブサイトです。
★ウェブサーバー
ウェブサーバーは、1つ以上のウェブサイトを管理・運用しているコンピューターです。
ウェブサーバーは、任意のユーザーからのリクエストに応じて、管理しているウェブサイトの中からリクエストされたウェブページをユーザーのブラウザーに送信します。
注意点としては、世間一般にウェブサーバーとウェブページが混同されがちな点です。
例えばよく「ウェブサイトからの応答がない」というようなことを聞いたことがあると思います。
これは実際には、「ウェブサーバー」が応答していないのであり、その結果としてウェブサイトが利用できないのである。
ウェブサーバーは複数のウェブサイトを管理できる為、
ウェブサーバーという言葉はウェブサイトを特定するために使用することはできず、大きな混乱を招く可能性があります。
★検索エンジン
検索エンジンはよくウェブに関する誤解のもとになります。
検索エンジンは特殊な種類のウェブサイトで、
ユーザーが他のウェブサイトを見つけるのを助けるものです。
検索エンジンとインターネットブラウザーは、よく混同されがちです。
この誤解は、ブラウザーを起動した時
よく最初に検索エンジンのウェブページが表示されるからだと思います。
これはよく分かります。私も最初は勘違いしていました。
インフラ (ブラウザーなど) とサービス (検索エンジンなど) を混同しないよう気をつけましょう。