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宇宙のお話し⑬ 〜 アヤカシコネ銀河編〜
みなさんこんにちは😊
どんな2025年をお過ごしですか❔
私は12月半ばからですが、ずっと大雪と向き合っていました🤭
先日、ほぼ一カ月ぶりに雪が降らない日があり🙌✨
それから気候が安定し始めました😊
変な話しですがそれだけでしあわせを感じています(^^;
この写真は去年の嵐山でのものです🍡🍡
こちらで私は磯部焼きをいただき、とても美味しかったです😊
この破れたデニムを履いているそこまで足が長くない人が息子です😆
朝早めに行ったので渡月橋はそれほど混み合っていなく
周りの景色を楽しみながら渡りました。
けれども竹林に着いた頃にはもうすでに凄い人混みでした…
大地のパラレル
「うわぁ、美味しい!」
「ほんとだ、すごく美味しい!」
「僕もう全部食べちゃったョ」
みんなは朝ごはんを食べていました。
人間のカラダになったみんなには水分と栄養が必要なのだと言って天使ジョリーはゼリーとスプーンを一つずつ配るとスプーンの使い方を見せてくれました。
みんなそれぞれぎこちなくスプーンを握りゆっくりとゼリーを口に運びました。
ゼリーの水々しさと甘酸っぱさが喉の奥までいきわたる感覚にみんな夢中になりあっという間に全部食べてしまいました。
その様子を満足気にずっと見ていた天使ジョリーは「よし、よし!」と頷いて
「これで今日もみんな元気に走り回れるね!」と言いました。
その言葉にみんな「…走り回る…?」と呟いてジョリーの顔を見るとジョリーは
明るい表情で「今日はみんなで“大地のパラレル”と言うところに行きます!」
と宣言しました。
戸惑った顔でジョリーを見ていたデューたちに「では出発!!」と告げると
天使ジョリーは両腕をスッと前に出し左手をクルッと上に右手をクルッと下に
時計回りにまわしました。
すると次の瞬間、蓮の花のゴンドラがジョリーの腕の動きに合わせて回転し
どこまでも続く海も回転して空が下になり海が上になったのです。
「うわぁ!」
ジョイやキラたち全員はゴンドラとともに逆さまになりドシン!と
何処かに落ちました。
「やっぱり落ちるんだ」
と少々文句を言いたげにレイが呟くと他のみんなも頷いて立ち上がり
周りを見回すと、そこにはもう蓮の花のゴンドラもどこまでも続く海も
風のパラレルのクジラもイルカもジンベエザメも何処にも見当たりません。
「ここは…?」
みんなその場に立ち尽くし何度もキョロキョロと辺りを見回してみましたが
目の前には見渡す限り原っぱが広がっていてジョイたち以外そこには誰も
いませんでした。
空は青く太陽の光が眩しく降り注いでいて草や色とりどりの花がずっと遠く
まで生えていました。
蝶々やトンボ、蜜蜂🐝たちは思うままに飛び回っていて風は心地良く
ジョイたちの顔を撫でていました。
果てしなく広がっている大地と空がはるか遠くの地平線で一つに繋がって
いるようでした。
ジョイがトントンと足踏みをしながら「…ここは…地球…?」と呟くと
みんなも真似をしてトントンと赤土の大地を踏んでみました。
大地は何も答えずただみんなのカラダの振動を受け止めていました。
球体パズル🧩
その時突然みんなの前にポワンッ!と大きな球体が出現しました。
「なにあれ…?」 何処からともなく現れた球体にデューたち全員は驚いて
一かたまりになり肩を寄せ合うようにしてその球体の様子を伺いました。
みんなの2倍ほどもあるその球体は太陽の光を受け虹色に反射していて
何やら中からカタカタと音が聞こえています。
「何か聞こえる…」とジョイが囁くように言うとみんなも小さく頷いて
耳を澄ませていました。
そのカタカタという音は大きくなり球体もゴトゴトと振動し始めると表面に
ヒビが入り凹んだり凸たりしてパズルのような模様が出来ていきました。
するとボコッ!ボコッ!とパズルのピースが幾つか球体から外れ落ちて
中から「お待たせ〜!」と天使ジョリーが顔を出したのです。
「今ここから出るから、待っててね」と言うとジョリーはなんとその球体を
「ソレ!」「エイ!」と壊しながら出て来ました。
みんなが呆気に取られて見ている前で天使ジョリーは満足した表情で
バラバラに落ちたピースを見て「やれやれ、完全に壊しちゃった」と
言ってみんなの顔を見ると満面の笑みで宣言しました。
「ようこそ、大地のパラレルへ!」
果てしなく広がる大地と落ちているパズルのピースと天使ジョリーの顔を
見比べながらみんな戸惑っていました。
けれども天使ジョリーは楽しそうに「さてと、みんなも手伝って」
と言って落ちているピースを一つずつ拾い始めたのでみんなもピースを拾い
一ヶ所に集めました。
ジョリーはその集めたピースをクルクルと丸めると折り畳み小さくして手の平に乗せていくと黙ってその様子を見ていたみんなの目の前でそのちっちゃくした
パズルのピースをパクッと口に入れてゴクリと飲み込んでしまったのです。
「えっ…?」
「食べちゃったの…?」
と驚いているミラたちみんなに平気な顔をして天使ジョリーは手の平を広げると
一つだけ残っているピースを見せました。
「これはあの球体のピースです。1つしかなくなってしまったので残りの
ピースをみんなで探し欲しいの」と言いました。
「え…?…だってジョリーが食べちゃったのに…?」とみんなは呟いて顔を見合わせましたがジョリーは少しも気にせず「12コのピースで球体を元に戻すことが出来ます。私がここに1コ持っているのであと11コね」と言うと戸惑っているみんなを急きたてるように「はい!始め!さぁ、探して来て!ほらほら!」と
原っぱへ向かわせました。
「だってジョリーが食べちゃったのを見てたよ…」
「何処を探せばいいのかわかんないよ…」
などと言いながらウロウロと探してはみたもののやはり1つも見つかりません。
原っぱはどこまでもどこまでも広がっていて陽の光を浴びていました。
ジョイたちは途方に暮れてしまい「みんなで同じところを探しても無理かも
しれない」
「でも、みんなバラバラになったらどうするの…?」
「僕、足が痛いよ」 などと言うと疲れて座り込んでしまいました。
みんな人間のカラダになっているので元の光として素早く飛び回ることが
出来ないのです。
「ピースなんて見つかるはずないよ、ジョリーが食べちゃったんだから」と嘆くようにセレが言うとキラたちも頷いてしばらく誰も口を開きませんでした。
しばらくするとジョイが「みんなでもう一度探してみよう、きっとジョリーは
ピースを何処かに隠したんだよ」と言ってみんなの真ん中に座ると「何人かに別れて探そう、そうすれば助け合えるし、バラバラにもならないと思うんだ」と
話しみんなの顔を見ました。
「そうだね…、みんなで声をかけ合っていれば大丈夫だと思う」とデューが言うと他のみんなも黙って頷きました。
「3人で一組になるのはどう?」とセレが声をかけるとジョイが頷き
「じゃあ、セレとキラとポー、デューとアルとクル、僕とレイとミラ、そして…」とウィピコの手を握って離さないパピコを見て「パピコとウィピコは2人で大丈夫?」と聞くとウィピコは静かに頷きました。
少しだけ休んだ11人は4つに別れてもう一度探し始めたのです。
少し離れたところにある一本の木の枝に座って天使ジョリーはみんなの
様子を見守っていました。
太陽が真上から大地へと傾き始めて☀️
果てしなく広がっている原っぱがオレンジ色に染まり始めていました。
それでもたった一つのピースさえ見つかりませんでした。
パピコはとうとうウィピコの手を放し「僕、もう足が痛くて歩けないよ」と
言って座り込んでしまいました。
ウィピコは何も言わずパピコの横に寄り添って座りました。
そうすることでパピコの疲れを半分に出来そうな気がしたのです。
ウィピコは何にも考えずにただ傾き始めた太陽を見ていました。
いつのまにかウトウトし始めているパピコに気づくと少し笑って
ずっと遠くまで続いている原っぱと太陽を見つめていました。
そうしている間にウィピコもウトウトし始め夢を見ているような感覚
に落ちていきました。
お母さんがパピコとウィピコにおやつをくれています…
お母さんは時々ふざけてパピコとウィピコの頭の上や鼻の上におやつを乗せては「落としちゃだめだよ」と言って笑って遊びました…
お母さんはパピコとウィピコの背中におやつを乗せました…
パピコとウィピコがクルクル回ってもおやつは全然落ちて来ません…
「ごめん、ごめん」と言ってお母さんは背中のおやつを取って手の平に乗せて
食べさせてくれて…
“おやつ…見つけられない…背中の上に…お母さんの温かい手の平…
楽しかった…”
ウィピコは目を開けるとふと自分の小さな手の平を広げてみました。
それから眠っているパピコの背中を見てみました。
「パピコ起きて!」とパピコの手を握るとまだウトウトしているパピコを引きずるように立ち上がり「行こう!ピースを見つけたの!」と言って走り出すと
「みんなぁ!手の平と背中を見て!」と叫んでいました。
“私たちは全員で11人で天使ジョリーが1コ持っていて合わせると12コで
球体を元に戻せる!” ウィピコはパピコを引きずりながらみんなのところへ
向かっていました。
焚き火🔥
元に戻った球体は夕暮れの光りを受けても虹色に反射していました。
天使ジョリーは誇らし気に球体を見上げて「みんな凄すぎるわ!」と感嘆の
声を上げ、デューやレイたちも感心しきった表情でウィピコを見て
「いったいどうやって気づいたの?」と聞きました。
ウィピコはチラッとパピコを見ると少し笑って「パピコが疲れて眠り始めちゃって…そうしたら私まで眠くなって…それで…夢を見たの、地球にいる時のことを… それで目が覚めて手の平を見てみたら、ピースが乗っていて、そしてパピコの背中を見てみたら首のすぐ下にピースがくっついてたの… その後はもうパピコを引きずって走ってて!でもまだ私もびっくりしてる!」と言うとパピコも
「人間のカラダって重いんだなぁってすごい思った」としみじみと呟いたので
みんなで笑いました。
「いつ私たちの手の平と背中にピースを付けたのかほんとに不思議!」とポーが言うと全員強く頷いて天使ジョリーを見ました。
「ゲームだからちょっとした魔法を使っちゃいました」とジョリーは笑顔で
答えると「みんな見て!夕焼けがきれいよ」と言って太陽を見ました。
「どこまでも続く海に沈む夕焼けもきれいだったけど、この大地のパラレルの
夕暮れも美しいと思わない?」とみんなを見て言うとオレンジ色に染まった大地に沈んで行く太陽を見つめました。
太陽が沈み紺色とオレンジ色のグラデーションの空に星がきらめき始めると
ジョリーは火🔥を起こし焚き火を用意しました。
みんなは火が生まれる瞬間を黙って見ていました…火はとても熱くてみんなの顔やカラダが熱く照らされるのを感じていました。
焚き火を囲むように座り夜空へと昇っていく炎の火花が星になっていくように見えてみんな不思議な気持ちで夜空を見上げていました。
「みんなたくさん歩いたからお腹が空いているでしょ」と言いながらジョリーは白くふわふわしたものを籠から取り出しては木の枝に刺してミラやポーたちへ手渡していくと「焚き火にこうやって少しだけあぶってから食べてみて」と見せてくれました。
みんなは言われた通りに焚き火であぶりながら「これなぁに?」とジョリーに
聞きましたがその甘い香りに答えを待てず口に入れてしまうと目を丸くして
「美味しい!!」と叫びました。
その様子を見てジョリーは笑って「これはマシュマロって言うの、スゴイ美味しいでしょ!」と言うと自分もパクッと一つ食べて「やっぱりパズルのピースより断然美味しいわね!」と言ったのでみんな一緒に笑いました。
マシュマロに夢中になったキラたち全員は次から次へと木の枝に刺してはあぶり
パクパクと食べました。
天使ジョリーは焚き火の側で温めておいたミルクもみんなに配りました。
温かいミルクとマシュマロの甘さにカラダが癒されてみんなお腹がいっぱいに
なりました。
それから夜空や焚き火を見ながら蓮の花のゴンドラがひっくり返ったことや
パズルのピースを探したことを話しながら楽しく過ごしていると天使ジョリーの
「みんなこっちを見て」という声でデューたちみんなは振り返りました。
球体のパズルがあったところに同じくらいの大きさの三角形の何かが立って
いて天使ジョリーが「みんな中に入ってみて!球体パズルをテントにして
みました」と言って手招きをしました。
レイたちみんながその三角形のテントまで行って中を覗いて見ると…
テントの中はとても広く優しく穏やかな灯りで満たされていて真ん中には
大きなベッドが一つ置かれていました。
ふかふかして心地よさそうなベッドに惹かれてみんなテント中へ入って
行くとベッドへ上がり寝転がってみました。
「ふわふわしてる!気持ちいい!」
ベッドの心地良さはまるでジンベエザメの上に乗っていた時のようでもあり
どこでもない海の中にいた時のようでもあり、その安心感でみんな直ぐに
眠くなってしまい目を開けていられませんでした。
天使ジョリーは灯りを落とすと静かに「みんなおやすみ」と言ってテントの
外に出て入口を閉じました。
そして夜空を見上げ流星群を見つけると少し考え込み、それから焚き火を消して
テントの様子を確かめに行ってからもう一度その流星群を見上げるとそこに向かって飛んで行きました…
キラやパピコたち11人は大地のパラレルの大きなエネルギーに包まれながら
ぐっすり眠っていました…
続く
今回はかなり長い文章になってしまいました
お正月休みにもう一つ投稿するつもりだったのですが、私の文章力の問題で
一つだけになってしまい、この三連休に長めの投稿をすることにしました。
ですが、長すぎたかもしれないです。ごめんなさい m(_ _)m
“私たち”は無限のエネルギーから地球に来ている無限の存在です。
この肉体を持ち日々を生きている私たちはそんなことは一切知りませんし、
思い出す訳もありません、何も知らないのですから。
覚醒とか目醒めとか統合など日常生活の中では摩訶不思議な話しです。
けれど、この地球においてこの肉体を創造し持たらしたエネルギーとしての
“私たち”は“そんなことはハナからわかっている” のです。
私たちはそのことは知った方がいいのです。
完璧なる自由なスピリット、無限の創造が出来るエネルギーを持つ、
それが私たちのこの肉体のもともとの持ち主である“私たち”である
ということを。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございましたm(_ _)m
みんなしあわせになる❗️ぜったいに❗️⭐️💫✨
ではまた👋
ありがとうございました😊✨