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宇宙のお話し⑨ 〜アヤカシコネ銀河編〜

みなさんこんにちは😊 どんどん冬に向かっていますが
いかがお過ごしでしょうか?
北海道も地域によって大きな差がありますが、私の住んでいる
地域では何度か雪❄️☃️が降っていますが、今のところ毎回溶けて
くれています😊  毎年根雪がいつからなのかでちょっとした会話
が成り立つ地域なのですが、今年もそんな会話があちこちで聞こえて
います。



クリスタルボールのパラレル

「ラファはどこに行っちゃったの?」
「私たちクリスタルボールの中に入っちゃったの?」

不安と驚きでクルやポーたちはクリスタルボールの中から
必死で大天使ラファを探しましたがどこを見てもラファはもう
いませんでした。

「どうやら僕たちでこのクリスタルボールのロックを解除して
新地球へ行かないといけないみたいだ」とジョイが言うと
デューとセレもうなずき、それを見て他のみんなも静かになり
「でもどうやって…? 丸くて透明で…それ以外ここには何にも
ないよ」と呟きました。
「ロックを解除出来なかったら… ずっとここに閉じ込められたまま
になるの…?」とポーが呟くとみんな再び不安な気持ちになり
黙ったままクリスタルボールの外をただ見ていました。

11人を乗せたクリスタルボールは新地球の周りをゆっくりと
回転しながら不規則にゆらゆらと蛇行していました。

「数字の組み合わせを試そう」
ジョイがみんなに声をかけました。
「でもどうやって?数字なんて何にも分からないよ」
とパピコが悲しそうに言うとジョイは「みんなで考えよう、僕たちが
知ってる数字から試してみよう」と言ってなんとかみんなを元気づけ
ようとしました。
“私たちが知ってる数字…”  11人はそれぞれ考えてみました…  

ウィピコも途方に暮れながらも自分の知ってる数字を思い出そうと
していました… 無数に輝く星たちを見つめながら…
いつのまにかウィピコは違うことを思い出していました…
それはずっと前にお母さんと見た星空でした…

お母さんは何も言わずにずっと星空を見上げていました。
そしてふと笑顔になりウィピコを見ると「ウィピコ、星って幾つくらい
あるんだろうね… きっと神さまももう数え切れないんだろうね…
宇宙って数字で出来ているんだって、凄いよね、だからきっと
みんなの誕生日にもちゃんと意味があるんだよ、絶対に」

「誕生日…」とウィピコは呟いていました。
「誕生日?」と隣にいたパピコが言うとミラも
「誕生日… 私… 地球にいた時に“誕生日”っていうのを何回も
してもらったことがある」と言いました。
「私もある!まだ覚えてるの、9月6日だったの!」とポーが言うと
「僕も覚えてるよ!3月14日だよ、毎年お祝いって言ってたんだ」
とレイも言いました。
「それじゃあ誕生日の数字をあげてみよう!」とジョイが声をあげました。
「誕生日なんて全然わからないよ」と何人か言いましたが
デューは「大丈夫、わかってる数字だけあげてみよう」と言って
みんなで誕生日の数字を宙に並べていきました。
4月9日 7月9日 6月4日 9月6日 8月4日 2月16日…
そうして宙に浮かべた数字を数えました。
「1と2が1つ、4が3つ、6が3つ、7と8が1つ、9が3つ…
それで… えーっと…  一番多いのが…  4と6と9で…3つずつ… 」
そしてデューが「4、 6、9…」と呟いたその瞬間 “フォンッ” 
と音がしました。
その音と同時にみんなが入っていたクリスタルボールが消えてなく
なり、“あッ”と言う間もなくみんな落ちていきました。

風のパラレル

「うわぁー!」
と叫びながら11人の小さき光たちは落ちていきました。
そして ぐるりん ぐるりん と何度か回転すると
ポワン! ポワン! とバウンスして何処かに着地しました。

全員着地すると直ぐに起き上がり自分たちがどこに落ちたのか
確かめました。
みんなは満点の星空の上に落ちたような気がしていましたが、
よく見るとその星空は動いているように見えました。 
「クジラ… じゃない…?」
「くじら… ?」
「なに…? くじらって… 」
というやり取りをしている間にもその大きな大きな満点の星空を
纏っているかのような美しい生き物はその体を大きくくねらせながら
優雅に泳ぐように飛んでいました。

「でも… くじらって… たしか…海の中を泳ぐんだと思ったんだけど…」
と話しながら、みんなは着地したそのくじらのような生き物を確かめ
ようとして立ち上がり、ふらついて、みんなでお互いを支えようとした
その時、
「… ひゃあ!」
「… な、な、なに…?」
11人全員がお互いを見た瞬間に叫んでいました。
そしてまたふらつきみんなで尻もちをつきながら
「…なんで…⁈ 」
「…どうして…⁈ 」
という言葉以外何も言えずただみんなお互いを見つめることしか
出来ませんでした。

くじらのような生き物は背中に乗っている人間の子供のような生き物の
ことは全く気にかける様子もなく心地良さそうに優雅に泳いでいました。 

突然人間の姿になってしまっていた11人は

呆然としながらも手や足を動かしたり、お互いのからだに触れて
みたりして間違いなく人間の形をしていることを確かめると
しばらく黙って座り込んでしまいました。

「これからどうなるのかな…?」とセレが呟き
「次は何が起きるの…?」とキラも呟くと
「まだ何か起きるの…?」とクルが言いました。
「だって、ずっとここにいるってことはないよね?」とレイが言うと
ミラやポーたちは途方に暮れてため息をつきました。

「みんな、少し落ち着いて考え… 」とジョイが話し始めたところへ
「みんな見て! 何か泳いでくる!」と突然セレが立ち上がって
指をさしました。
みんな一斉にセレが指をさしている方を見ると、そこには凄い速さで
ピョン、ピョンと飛び跳ねがら楽しそうに泳いでくる生き物が見えました。
「…イルカ…?」
とデューが呟いた時にはその生き物たちが楽しげにみんなが乗って
いるくじらの周りを飛び回っていました。

                      続く

うだうだと呟く…

一カ月ほど前に「宇宙のお話し」に“創造”について書くことになったのですが
いざ下書きを! と思ってペン✒️を手にしても全く書き進められなくなりました。
私は“創造”について漠然としか考えたことがなかったんです。それを知り
そこで書くことを一旦止め、ノート🗒️に自分が思う“創造”を書き出していきました。 私が思った“創造”とは この宇宙全てであり、この地球全てでもあり
創造されていないものは何一つ無い、創造とは宇宙そのものである、という
ことでした。この宇宙は創造されて生まれ、この宇宙の中にあるもの全ても
創造されて生まれ、その創造されて生まれたもの全てもまた自ら創造し
変化し、成長し、拡大し続けている、永遠に。そして“創造”とは“変化”でもある、変化のない創造もない。 というところでひとまず答えが出たかな…と思い
“変化”という私があまり得意ではない課題に向き合うことになりました。

そこからしばらく旅行の準備やら職場での試験の準備やらでまた“創造”も
“変化”も一旦休憩となる日々が続きました。
旅行から帰って来て試験の準備も追い上げに入った先週ふと✒️を持つことに
希望の光りを感じ一カ月ぶりくらいに物語の続きを書き始めました。
その最中にふと「universe は uni  verse  一つのverse   verse って何だっけ…?
と思いググってみました。
verse は文章に関係がある意味を持っていて、ラテン語では“変化”という意味も
持っていました。 文章は変化しながら展開していくものであり、やはり“変化”
と関係がある、と感じました。 universe も変化であり、創造も変化であり
少々強引かもしれませんが、 私たちのスピリットの物語も変化していき展開
してゆくものなのだと感じました。

この宇宙は無限で果てがありません、私たちが思うように生きても宇宙は
受け入れ愛してくれます。
もっと自由に生きても全然良いのです😊


長々と書き連ねましたm(_ _)m

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます🙇‍♀️

ではまた👋

みんなしあわせになる❗️ぜったいに❗️⭐️✨















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