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宇宙のお話し⑫ 〜アヤカシコネ銀河編〜
あけましておめでとうございます🎍✨
みなさんそれぞれの年末年始を迎えてらっしゃると思いますが、
温かく、しあわせに満ちた時間を過ごせていると祈っています🙏💫
この写真でもわかると思いますが、私の住んでいる地域ではこの3週間ほど
雪の降らない時間はあっても雪の降らない日はない☃️という日々が続いて
います🧊前回投稿した写真の木🌲と同じ木がこんなに雪に隠れてしまい
ました😅 なかなか日常生活を送るのが大変なほどの降雪量なのですが
ここの市はもの凄い除雪システムがあるのでなんとかなっています。
本当に有り難い限りです😊👏✨
絶え間なく雪が降り積もり、スコップなどで雪をかき分けると雪の中が
青く見えます。南極の雪とか氷山のクレーターなどが青く見えるのと同じ
化学反応で不純物のない雪そのものだけ、そういう条件下で見えます。
上手く説明出来なくてすいません(-。-; 汚れる暇もないほど降り積もった
白い雪が青空に照らされると本当に眩しくて美しいです。地球がどれほど
美しいのかを実感出来ます。
ですが… もうこれ以上は雪は要らないです(-。-; さすがに降り過ぎです(・・;)
オレンジ色の空が少しずつ深い青に染まり
一つ、二つと空に星が見え始めると、レイやポーたちは空を見上げて指を
さしてはクジラやイルカの向こうに輝く星たちを楽しそうに数えていました。
紺色のとばりが辺り全てを包み込むと宙に月が現れ風のパラレルやどこまでも
続く海を照らし始めました。
宇宙はその光景を楽しむかのように星たちを輝かせ、その輝きはイルカたちや
クジラたちのカラダまでも青く照らし、ジンベエザメのカラダにも満点の星空を
纏わせました。
アルやクル、ウィピコたちは空を仰いで宇宙の美しさに触れようと両手を思い切り伸ばしていました。
そしてふと「どうしてジンベエザメやクジラやイルカたちは海の中を泳がない
の?」と天使ジョリーに聞きました。
すると天使ジョリーは「ようやく私の出番ね、私もジョイやデューに負けない
くらい色々知ってるのよ」と言うと楽しそうに笑って「それはね」と少しだけ
誇らしげに話し始めました。
「ジンベエザメやクジラやイルカたちは本当は空を飛ぶ生き物なの。彼らはとても波動が高くて、次元の高い存在だから重力の影響は受けないの。でもみんなが地球にいた時には彼らは海の中の生き物だったでしょ… それはね、彼らには役割があって… “地球の波動を上げる” というね」と話すとみんなの顔を見ました。
ウィピコたちは「地球の…はどう… ?」、「じゅうりよ…?」、「…く…?」と
不思議そうに呟くと天使ジョリーは「うん… そうか…私たちにも波動がある…というか、常に出しているんだけど…これはちょっと難しい話しになっちゃうのかぁ… 地球上にいる全ての生き物は地球と共存していて地球の波動を上げる役割もしているということなんだけど…」と話すと「 これはちょっと難し過ぎたよね、ごめんね、でもこのことをちょっとだけ心の隅っこに憶えておいて欲しいの、いつかこの意味がわかるようになるから」と言ったあとジョリーはパッと表情を変えて「ところで、みんなもう少しだけ楽しんでみない?」と手に持っているものを見せました。
シャボン玉の中で🫧
ジョイたちは天使ジョリーが手に乗せているものを初めて見たので何か分からず「楽しいもの…?」と首をかしげながら見ていましたが、天使ジョリーは笑顔で
「これはね、ストローって言うもので…これをこうして…みんな見ててね」と言うとそのストローを口に咥えてフゥーッと息を吹き入れました。
するとストローの先から透明な丸いものが音もなく次々に出て来ました。
「凄い!キレイ!キラキラしてる!」とみんな嬉しそうに手を伸ばしてそれに
触ろうとするとパチン!と消えてしまいました。びっくりしているパピコたちを見ながらジョリーは「キレイでしょ!これはシャボン玉って言うのよ!」と言うと
もう一度ストローに息を吹き入れてシャボン玉をたくさん出しました。
みんなシャボン玉に指で触れてみたり、手に乗せようとしたり、息を吹きかけてみてはパチン!と弾けて消えてしまう事を楽しんでいました。
そこへ天使ジョリーが「さぁ、みんなシャボン玉の中に入るわよ!」と声をかけ「見ててね!こうするの!」と言って大きめのシャボン玉を目がけて飛び込んで行きました。
みんなが目を丸くして見ている目の前でジョリーはプワン!とシャボン玉の中に
入るとみんなに笑顔で手を振って見せました。
それを見てレイやセレたちは次々とジョリーがしたように「エイ!」とシャボン玉の中に飛び込んで行きました。
ミラとポーとアルとクルたちは2人で一緒に飛び込み、パピコはウィピコの腕にしがみつくようにして飛び込んで行きました。
月の青白い光りは目に見える全てを照らしていました。
天使ジョリーやウィピコたちを乗せたシャボン玉は弾けることもなくプワプワと
水面の上をしばらく低空飛行をしてからスーッと夜の海の中へ入って行きました。
色とりどりの魚たちがみんなを乗せたシャボン玉の周りを泳ぎ回り、珊瑚礁も
シャボン玉のような泡を無数に放出していました。
イソギンチャクも魚たちと楽しそうに遊んでいて、海は月光りの下でも鮮やかな彩りに溢れ、青はより青く、白はより白く、オレンジ色はより際だち、そして
生命を育んでいました。
シャボン玉の中で上手く立っていられないみんなは四つん這いになったり、尻もちをついたままになりながらどこまでも続く海の美しさに心を奪われていました。
シャボン玉は海から出るとゆっくりと蓮の花へと戻りちょうどその真上で
パチン!と弾けるとみんなそれぞれ飛び降りました。
そして降りると直ぐに蓮の花びらの間からそれぞれ顔を出しついさっきまで
シャボン玉の中から見ていたどこまでも続く海を「凄かったね…」「うん…ほんとに凄かった…」「絶対に忘れない…」と静かに呟いて見つめていました。
ゴンドラの中で仰向けに寝転がって、みんなは風のパラレル越しの満点の星空を眺めてアヤカシコネ銀河はどれだろうと話したりイルカたちを数えてはクスクス笑ってとてもしあわせな気持ちのまま眠りに落ちていきました…。
全員が眠りについたのを見届けると天使ジョリーは“みんなおやすみ、いっぱい
体験したね” と呟いて空に舞い上がり蓮の花を静かに閉じました。
最初の朝🪷
チャプーン、チャプーン、という音と揺れる感覚でウィピコは目が覚めました。
起き上がって周りを見ると人間の子供が横たわっていて思わず声を上げそうになりましたが、新地球への旅行に来て、ジンベエザメの上に落ちたら何故か人間の姿になっていた、ということを思い出すと何とか自分の気持ちを落ち着かせることが出来ました。
蓮の花は花びらを閉じていてゴンドラの中は薄暗かったのですが花びらの隙間
から光りが射し込んでいたのでウィピコはパピコやポーたちがまだ眠っている
のがわかりました。ウィピコは外の様子が気になり音を立てないように花びら
まで行くと少しだけめくって外を見てみました。
水面には霧がかかっていました。霧の中に微かなピンク色の影が幾つか見えていてウィピコはそれは蓮の花だろうと思いました。
ロゼ色に染められた宙には白くなった月があり、その幻想的な光景を見つめながらシャボン玉に入り海の上を飛んだことや海の中の鮮やかな生き物たちのことを思い出していました。
トーン、トーンと何かがウィピコたちのゴンドラにぶつかりゴンドラがゆっくりと回転し始めた感覚がしたウィピコは花びらから顔を出して辺りを見てみました。流されて来た蓮の花がウィピコたちのゴンドラにぶつかっていました。
「綺麗だよねー」
と言う声にウィピコは驚きキョロキョロしていると上から天使ジョリーが
「ここだよ」と言って顔を出したのでウィピコはびっくりして後ろに転んで
しまいました。その音でジョイやセレたちが目を覚ますとやはり、自分たち
の姿に驚いていました。
「みんなまだちゃんと人間の姿でいるわね! 」と楽しそうにジョリーは笑うと
「ぐっすり眠れたみたいで良かった」と言いました。
天使ジョリーが両手を広げて仰ぐと花びらが開きゴンドラの中に風と光りが
流れ込みました。
みんなの眩しそうな顔を見て天使ジョリーは「太陽が沈んで月が昇り、また太陽が昇って来たのでみんなが新地球に来て1日が経ちました。さぁ、みんなで朝日
を見よう!」と太陽を指さし笑顔で言いました。
太陽が昇り始めると霧が消えていき空も水色に変わり、水面も水色に輝き出すと
眩しくて目を開けていられないほどでした。
続く
お正月休みなのでじっくりと投稿出来ると思ったのですが、
ここしばらく“地球がどれほど美しいか描く📝”という感覚があって
表現を少し書き加えていたのですが、これが結構大変で(・・;)
表現力との切磋琢磨で頭を抱えました…(T . T)
今ちょうど夕焼けを見ながら投稿しようとしているのですが、
雪が降り積もった真っ白な大地に青空が少しずつオレンジ色になり始めていて…
これから徐々に雪が青く反射し始めるのですが、まさに時間が存在しないような
感覚になる光景が見れます。本当に美しくて… 大好きなのですが
もう雪が降り過ぎていて、美しいけれども、もう雪はお腹いっぱい🈵です(-。-;
あ、今ちょうど雪が青くなってきました…
複雑な心境ですが… ほんとに美しいです
どこまでまで続く白い大地
みんな自由に自分を生きる、
大丈夫、心配しないで、みんな一緒だから
みんなしあわせになる❗️ぜったいに❗️💫
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
ではまた👋
ありがとうございました😊