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スノーボーダーだった頃の話 【2】/ クエストとの出会い

何でも道具から揃えていきたい私は、初めてファンになった上田ユキエさんと同じ板を探していました。

彼女が乗っていたのは、MORROW(モロー)。

ハウツー本(ビデオだったかも)として参考にしていた飯田房貴さんをきっかけに、ISDNとかADSLとかピーヒョロロロロな亀速度インターネット上で繋がっていた先輩ボーダーから「栃木のスノーボードショップに中古で出てるよ」との情報をゲット!

そのスノーボードショップの名前は、
Board Tune Up QUEST」。
通称「クエスト」。

すぐ連絡を取り、無事ユキエちゃんと同じブランドの板を入手することができました。

クエストのオーナーは研究熱心かつ経験豊富、海外ナショナルチームにサービスマンとして所属していた経歴の持ち主で、たくさんのボーダーやスキーヤーが信頼を寄せています。

私もおかげさまで、リフトの乗り降りでは板が滑り過ぎて転び、ターンでは板の速度に追いつけずにあおられ、唯一直滑降だけはダントツであらゆる人々を追い抜いておりました。
ちょっかり、サイコー。

何度かメンテナンスをお願いしていて、あまり滑らないように仕上げようかとご提案くださったオーナーさん...

彼は届いた板を見ただけで乗り手の癖やレベルを見抜き、そのヒトに合った板に仕上げてくださいます。

モローの板をきっかけに、オーナーさんにはスノーボードを降りたあとも大変お世話になっております。

【3】につづく。

そういえば、直滑降のことをちょっかりってもう言わないの?

【付記】
憧れていたユキエちゃんは、今も30年前と変わらずキラキラしていました。
飯田さんも変わらず雪山でご活躍されていらっしゃいました。

1つのことを貫くヒトってすごいなあ。

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