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「自分を好きになりたい。自己肯定感を上げるためにやってみたこと」を読んで(読書感想文#11)

自己表現について考えてきて、「自分の中に安心感があり、自分の考えや気持ちを掴み、自分を大切にすること」が大切と理解してきました。

「自分を大切にするとは」を考えてみたところ、何年か前にブーム(?)のように言われていた「自己肯定感」についてこの機会に知りたいと思い、本を手に取りました。

▼自分を好きになりたい。自己肯定感を上げるためにやってみたこと/わたなべぽん著

漫画なので、とても読みやすかったです。

わたなべぽんさんは、かなりつらい幼少期の経験をお持ちの方ですが、「やりたかったのに、親に言えなかったこと」をやってみることを中心に、自分を取り戻す感覚を掴んでいかれる姿が印象的なお話でした。

いわゆるインナーチャイルドが出てきて、大人の自分が認めてあげる実体験を漫画にされていて、人が試行錯誤しながら癒されていく過程って、こんな感じなんだなぁと思いました。

何かの理論に基づいて実践するという形ではないのに、ぽんさん自身が自分で自分を見つめ、気づいていくのがすごいなぁと思います。

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私も子どもの頃の自分を、自分で育て直ししたいと思っています。
でも、インナーチャイルドの存在がよく分からないし、親に怒りの感情も特にありません。(抑圧してきて、分からない可能性はある)

そして、対人はどちらかというと回避傾向なので、ぽんさんのように友人関係が活発なのは偉いなぁと思ったりしました。(友人関係でも思い悩んで大変なのだろうけれど・・・)

とても素直に自分と向き合うことができて、心のうちを相手に話せるぽんさんは、きっと幸せに生きられると思いました。

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一方で、読みやすく興味深い事例紹介という感じだったので、ここを入口に理論から理解してみたいなとも思いました。今後、自己肯定感やインナーチャイルドに関して、また心理学・精神医学関連の書籍にあたってみたいと思います。

自分ができること(自己有能感・自己効力感というのかな)を追い求めてきましたが、そのままの自分でよい(自己肯定感・自己重要感)という考えはあまり持てずにきているので、やっぱり取り組むことは避けられない感じはしています。

ここまでお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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