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「自己カウンセリングとアサーションのすすめ」を読んで(読書感想文#9)
自己表現について考え続けていて、久しぶりにアサーションの本を手に取りました。心理学の勉強も少しずつしているので、今までと違う視点で読めるかという期待もあり。
▼自己カウンセリングとアサーションのすすめ/平木典子著
今まで「それができれば苦労しない」と思っていた、アサーション
元々自己表現が苦手という思いがあったため、アサーションの本はさらさらと今まで色んな本を見てきてはいました。研修も受けたことがあるけれど、「それができたら苦労しないんだよなぁ」と思ってしまい、現実変わらずでした。
この本は、前半が自己カウンセリング、後半アサーションと進んでいきます。私がいいなと思ったところは、「自分は一生付き合っていくものだから、客観的に捉え、理解する。それが、他者理解・自他尊重につながっていく」という、自己理解の大切さが一貫していたところです。
◆自分の気持ち・考えを正確にとらえるスキル
感情・思考・行動のバランスが大事で、そのそれぞれを客観的に見て理解していくこと。
自己表現によって自分を確認すると、自分がより分かりやすくなります。自己表現と自己理解は相互に影響し合い、助け合って、自分を作り上げる循環を形成します。そのプロセスが自分と付き合うことなのです。
私は今まで、自己理解→自己表現の順番だと思い込んでいたようです。
でも自己表現することで、自己理解が進むこともある。その循環が大事なんですね。
アサーティブな自己表現は、自分の意見、気持ちを率直に、素直に表現してみようとしますので、自分の気持ちをつかみ、考えを知り、やっていることに気づくことがとても重要になります。
自分のことについては自分で責任を持とうとする態度があり、とりあえずそれを言ってみようとするのです。しかし相手が自分に同意することだけを期待していないので、必ず相手の反応を待ちます。
「私は~」と文章を言うと、自分の気持ち・考えをとらえる訓練になります。
いい感じだけではなく、困っている、緊張している、不安、怒っているなどのネガティブな気持ちや、反対・異論があるなどの考えも明確にしていく。
そして、表現していくことが大事ということか・・・
◆周囲の状況・相手を観察するスキル、要求や希望を明確に表現するスキル
状況把握を客観的にする。具体的な提案をする。「人を責めずに状況を責める」という感じかなと思いました。
このあたりで気がついてきたのが、「自己表現にがて、アサーション難しい」というのは、この段階をイメージしていたんだけれど、実際はその前の「自分の気持ち・考えを正確に捉えるスキル」でつまづいていたんだということでした。そりゃできないわ。上辺だけうまく話すスキルみたいなもの身につけようとしても。。
◆ことば以外の信号を活用するスキル
ここでは、言語情報と非言語表現が不一致なとき、相手を戸惑わせたり、苦しめることもあることを学びました。
私は、言いづらいことを話すとき、無表情になってしまったり、照れくさいときにも無表情にしてしまったりしがちです・・・
「言葉で伝えればいい」ってものじゃない!ということですね。。気持ちに合わせた表情・声量など、意識していこうと思いました。
自己開示をためらわない
これ、苦手です・・・
でも、自己開示しないことは、自分に責任をとっていないことであり、自分を把握できなくなり、自分も自分自身と付き合うことが難しくなるということが述べられていました。なるほど、だから気持ちを捉えられなくなっていたのですね。じゃあやらないと。
●まとめ●(私が取り組むこと)
・まずは「自分の気持ち、考えを捉える練習」をしていくこと。
*私は~で話して感情・思考・行動を振り返る
*(特に自分自身に対し)自己開示をしていく
・言語表現と非言語表現を揃える練習をする。
自分と付きあっていくことは、一生つづく。
これからもnoteの場を借り、自己表現の旅は続きそうです。
ここまで、読んでいただいてありがとうございました。
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