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活動記録表にほんの少し取り組んでみて考えたこと(うつ・双極性障害の読書から)

感情などを記録する手法について

昨日、双極性障害の気分の波を観察するための療法として、「ソーシャル・リズム・メトリック」という手法があることを紹介しました。
この手法では、「社会的リズムに影響する因子」と、「対人刺激」を記録していきます。

他にも、認知行動療法では「活動記録表」という行動記録が用いられることがありますが、これは、うつ、強迫性障害、パニック障害などのセルフモニタリングに活用することが多いようです。
アルコール、過食などの依存症の回数等を記録していもいいし、健康な人でも気分等の波を捉えるには役に立つと思います。

活動記録表、試しにやってみた

私は特に疾患はない(と思っている)のですが、試しに活動記録表へ「行動」と「気分(0~100で評価)」を書いてみました。

やってみて思ったのは、「記録するのって、大変・・・」です。

私は結局、たったの2日で投げ出してしまった。(3日坊主にも満たない・・・)

<やってみてわかったこと>

初めて分かったことは少しありました。

・朝のバタバタした時間:気分があまり良くない。
・夕食後のぼんやりした時間:あまり気分良くない。
・夜のぼんやりした時間:あまり気分良くない。
・移動の時間:やや気分がいい。

意外と気がついていないことってあるなと思いました。

<時間帯による「気分の波」の把握>

今回のたった2日の観察についても、せっかくなので考えておきます。
あまり気分が良くない時間はなぜだったのか?

①時間を上手に使えていない感じがするから
②必死に動いているから(自分のペースで動けない)
③気力を使い果たして、ぼーっとしているから
③1人になりたいから

夜まで元気に過ごしたい、時間を大切に使いたい、余裕をもってすごしたい、こんな感じかなぁ。(分析が浅いけど)

<やめてしまった理由と、続ける意味>

これは「毎日書いても、毎日同じじゃないの?」と思ってしまったからです。

でも、続けていると、例外のパターンが出てくるということのようなんです。
例えば、「夕食後のいつもはぼんやりしている時間でも、頭がさえていて元気で、片づけをさくさくして書類の整理まではじめた」みたいな。

それがどんな条件の時に発生しているか分かると、改善のきっかけなどにもなる。
そう考えると、やっぱりこういうものは続けることと、分析することに意味があるのでしょうね。

手帳などに記録することと、認めたくない行動や感情の分析について

私は手帳が大好きなので、朝は必ず手帳を開いていますし、バーチカルの時間軸も好きです。
でも「特定の時間に特定の行動をした」という記録はマメじゃなくてできなかった。しかもそれが、自分の認めたくない行動や感情だったら、書きづらいなぁと思っています。そこに焦点をあてるのが苦手です。

計画が好きで、あれこれ考えるのは楽しいんだけれど、やった後はそのまま駆け抜けているというか。
でも、きちんとログをとって分析することで、次に活かすという事も、やっぱりやったらいいこともあるんだろうなと思いました。

「なぜ生活に役立つのか?」という理由をもうちょっと知ることと、目的を考えてみることで自分が納得して取り組めそうなので、そういった情報を探してみます。

ここまでお読みいただきまして、どうもありがとうございました。


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