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「図解 マインドフルネス瞑想がよくわかる本」を読んで(読書感想文#55)

自分にとって攻撃となるような思考(心配しつづけるとか、不安が強いとか)を軽減するには、身体感覚に注意を向けることが有用である。それが、だんだん腑に落ちてきた今日この頃です。

そうすると、瞑想はやっぱりいいのかな?と思って読んでみました。

▼図解 マインドフルネス瞑想がよくわかる本/有光興記監修

瞑想って怪しい?やり方がよく分からない?

ひと昔前は、瞑想はスピリチュアル寄り?で、精神修行みたいなイメージだったけれど、今やビジネスの世界でも広く取り入れられ、もう一般化している印象があります。

でも実際に自分でやるとなると、いまいち方法がよくわからないし、やってみても眠くなったり、合っているのか謎で続かない。
ここは入門書読むかな、となりました。

マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは本来、いまこの瞬間に怒っている感覚や感情、思考に気づき、ありのままに受け入れること。

◆心の「気づく(認識する)」機能が十分に発揮できていることです。
→気づく。難しいですね。前にも自我の本で読んだけれど、大体は無意識の領域ですもんね。

反省では繰り返し批判する。一方で、瞑想では、考えていることに気づくのみ。対策や答えを探さない。
→「書く瞑想」の放電リストは、きっとネガティブな思考をしていることに気づくのが目的なのに、自己批判していることが分かりました。

◆瞑想と認知療法の組み合わせである、MBCTの療法はうつの再発予防に使われている。脱中心化を図る。

DoingからBeing

これも最近よく聞く言葉だけれど、いまいち意味がわからなかったのです。

Doing:次になにをするか常に考える
Bring:目の間にあるものに集中

分かるけど、心の奥からピンとこないというか。
Beingの図解で、温泉につかっている様子やお茶を飲んでいる様子のイラストがあって、もしかしてこの「ほっとする」「あったかい」とか「感覚に没頭する」感じのことなのかなと、なんとなくわかりました。

マインドフルネス瞑想のいろいろな方法

「ただあるがままを感じる」のがマインドフルネス瞑想だと思っていたので、難しいなぁと思っていましたが、思ったより様々な方法があることも分かりました。

呼吸に注目する方法や、行動を実況中継する、歩く・食べるに集中する方法など。取り組みやすいことから、実践していけばいいんだと、ハードルが下がりました。

瞑想の「感覚を取り戻す」「感情や思考に気づく」ということ。これは自分を客観的にアセスメントできることと似ていると思います。だから、精神疾患予防に取り入れられるんだな、と自分の中で繋がってきました。私も短い時間から、取り組んでみます。

ここまでお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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