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懐かしい。「繊細すぎて生きづらい~私はHSP漫画家~」を読んで(読書感想文#73)
コミックエッセイや、マンガは手に取るハードルが低くていいですね。
「何か読みたいけれど、難しい文章を読む気力がない」ときは、だいたいこういった本に助けられています。
この本、とても流行りましたね。HSPブーム(?)の頃は、なぜかそれに乗るのが気恥ずかしかったのだろうか。今になって、読んでみました。
2020年の発行でした。
「HSP(ハイリーセンシティブパーソン)」、いわゆる“繊細さん”。あの頃読んでいたら、きっと「あるあるー」と頷きながら、読んでいたことでしょう。
―その頃、私も周りの音などに過敏になっていた時期だったためです。
通勤電車の中ではノイズキャンセリングのイヤホンが手放せなく、目をつむって過ごしていました。
でも今思うと、あれはストレスに起因していたような気がする・・・。
疲れていて、誰とも話したくない、とか、不要な接触を避けたい、とか。
今回、”自分事に置き換えて、のめり込むように読む”のではなく、”なんとなく距離を置いた感じ”で読み進めていました。
それは、本当に気質とか、生活に支障がでている方がいらっしゃる一方、自分のように「もしかして一緒かも」と思ったけれど、違う要因(ストレスだったり愛着だったり発達、環境、いろいろ)の方も、状況が様々あるだろうなと思ったから。
視点を広げて、捉えてみたかった。
でもなんか、結果的には、薄目で眺めているみたいになって、深く考えられなかっただけな感じがする(笑)
HSPの定義がどうで、とかいうのも思わないし、自分でHSPとラベリングすることで、楽になることも多いのだろうなぁとも思うし。そのへんの心理を、また勉強したいとは思いました。
本って、読むタイミングで入ってくる情報が違って、面白いですね。
そしてそれは捉える人間側が変化しているからなんだけども。
ありがとうございました。
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