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「女性のADHD」を読んで(読書感想文#12)
発達障害について理解したいなと思い、今回はADHDの本を手に取りました。男性と女性で違いが見られ、女性の発達障害は気づかれにくいと聞いたため、特徴を知ってみたいと思いました。
▼女性のADHD
イラストが多く、概要や事例を知ることができました。
ADHDの概要
ADHDはAttention-Deficit/Hyperactivity Discorderの略。
日本語では、注意欠如・多動症または注意欠如・多動性障害という。
主に「不注意」「多動性」「衝動性」の特性がある。女性では不注意が特に目立つ。
ADHDは「不注意優勢型」「多動性ー衝動性優勢型」「混合型」の3タイプがあり、女性では不注意優勢型が多いと言われているそうです。
(多動・衝動性が目立ちにくい)
ADHDは先天性の脳機能障害と言われていて、脳のワーキングメモリやDMNの機能異常が関与していると言われています。
また、環境要因も発症には関わっている可能性があるそうです。
・・・本の中の記載そのものが「~といわれている」という表現が多いのは、まだ分かっていないことも多いということでしょうか。
また、DMNはデフォルト・モード・ネットワークのことで、安静時に内省しているときの脳機能との説明でしたが、理解しきれず。他の本も読む必要がありそうです。
ADHDには治療薬がある
発達障害として知られる、ADHD、ASD、LDの3つのうち、ADHDにだけ、中核特性に作用する治療薬があります。
・コンサータ 薬名:メチルフェニデート 中枢神経刺激医薬。ドーパミンやノルアドレナリンのバランス調整→不注意、多動性、衝動性を軽減。
・ストラテラ 薬名:アトモキセチン 選択的ノルアドレナリン再とりこみ阻害薬。ノルアドレナリンが神経細胞に再とりこみされることを阻害→ノルアドレナリン、ドーパミンのバランス調整。
うーん、作用機構もうちょっと詳しく知っていきたい。
女性のADHDは気づかれにくい&診断後に内省で葛藤が起きやすい
女性のADHDが気づかれにくいのは、診断そのものが男性想定でつくられたからということでした。また、女性の多動は、行動というよりも頭の中でのおしゃべりや考えごとで見受けられやすいため、幼少期に表面的な問題になりづらい。
診断が出た後に、治療薬で症状が落ち着いた後には、内省に向かいやすく、葛藤を抱えやすいのも女性の特徴だそう。もっと早く気づいていれば等、悩むことが多いと。「今までの自分のことを受け入れられるようになる」ことが、前進に必要だということです。
ってこれって、診断とかに関わらず、みんな難しいと思う・・・
表に出る行動と、根源になる特性の関係性が、私はまだ整理できていない
女性のADHDの特徴や、サポートのポイントはなんとなくわかったけれど。「女性同士のつきあいで気配りができない」「自分から動いたりしゃべったりしない」「誰にでも積極的に話しかける」
・・・考えすぎるくらい考えるのに、気配りができないに繋がるのはなぜ?
積極的に話しかけることと、自分から話さないことは相反しないの?
多動と不注意で出方が違うという事なのかな?
そんな感じで正直、この特性のことがまだ体系だてて理解できていません。。背景と行動を整理して、学んでいかないといけない感じがします。
なんだかなぁという感想文になりましたが、これが等身大ですね。
ここまで読んでいただきまして、どうもありがとうございました。
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