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尾崎豊=黒歴史【15】

好きなミュージシャン、好きなアルバム、好きな曲

その時々にどハマりするものがある。

中学生の時は以前にも書いた周りの影響で聴き始めた音楽があったその中でも最も好きだったのが「尾崎豊」最初の3枚「十七歳の地図」「回帰線」「壊れた扉から」はいつでもどこでもダビングしたテープが擦り切れるほど聴いた。学校の帰り道、ご飯を食べてる時、お風呂に入ってる時、寝る前…兎に角ずっと聴いてて家族からは煙たがらいたに違いない(笑)当時から十代のカリスマとして一目置かれていた彼だが渡米、ドラッグ、謎の死を遂げてますます神格化され何となく「尾崎豊」が好きだったと言うことが憚れるようになり何となく好きだったことを封印していた。大好きだったのに。

何が好きだったのかは…何だったんだろう?
歌の歌詞にまだ見ぬ自分の少し先の未来を見ていたのかもしれない。全く自分とは違う内容の歌詞なのに共感にも似た感情が湧き彼の歌に自分を投影していた。

forget-me-not」どれも好きだけどこの歌は特に好きでした。

こうやって文字として起こすとやっぱり気恥ずかしがあるのはまさに黒歴史現役に聴いていた歌でありその当時を思い出すからか?つまり尾崎豊は自分にとっての音楽人生の黒歴史そのものでありその自分の黒歴史を認められるようになったのは歳をとったからなのかもしれない。だって歳をとるにつれて羞恥心がなくなってくるでしょ?

そして歌を歌いたくなり、楽器が弾きたくなりBOØWY好きな友達と高校生になったらバンドをしようと盛り上がる。正に僕の中のバンドブーム前夜。
結局その友達とは一緒にはしなかったんだけど続きはまた今度。

不良にもなれない、優等生にもなれない、女の子にもモテない、そんな中途半端な毎日を過ごし、そして僕の黒歴史はまだまだ続きます。

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