手放しと変容の季節
わたしが、これまでずっと人が苦しんでいる場面に立ち会って、そこから解放するのを手伝ってきた中で大切にしてきたことがある。
人は誰もが、自由になって悩みが無くなることを目指すので、苦しみは要らないもので、フォーカスせずにさっさと手放すもの、そのためにできることをする。というのが多分一般的だと思う。欲しいのは望む未来であって、苦しみじゃないので。
それは本当のことで、癒やし変容させるためありとあらゆる方法を使ってそれを実際に行うわけなんだけども、わたしがいつも大事にしてきたのは、普通はポイと捨てられる方の、「苦しかったきもち」や「思い込んでいた誤解」の部分だった。
ひとがみんな、失敗や傷ついたことで何かにつまづいて、心に鍵をかけてしまうとき。誰かを恨んだり、怒りが消えなかったり、自分はダメな人間だと誤解してしまうとき。そんな自分全てを否定したくなる気持ちが出ると思う。
でもその辛い気持ちに、こころから寄り添ってみること。
なぜならそれは、必死で自分が自分を守るために、なんとかして自分を納得させてこの世界で生き続けるために選んだ、最後の手段なのだから。
結局そういうネガティブな縛りは、最後にはどうしたって解体される運命にあるわけなんだけども、そのときにいつも、
「ああ、20年も30年も自分を縛り続けてきたのには、こんな理由があったんだよね。こんなにも、自分にとっては大切なものがあったからこそ、それだけ苦しんできたんだよね。」
そうやって、ネガティブな想いのほうにちゃんと、最後まで愛を持って接してく。
そうするとわたしたちはようやく、安心して自分を苦しめていた誤解から解き放たれてゆき、新しい道が開くんだ。
苦しみは、悪じゃない。ネガティブな思い込みは、わたしたちが生きる上で必要だからついたものであって、それを蔑ろにしなくてもいい。
ただ、もう無くても自分は大丈夫なんだ。
そう思える瞬間が来たならば、祝福と共に見送ればそれでいい。
ありがとう、長い間一生懸命自分を守ろうとしてくれて、ありがとうって。
なにかを無理やりに手放さなくとも、必ず必要なタイミングでそれは起こってく。
そして、みんなから嫌われる面倒なそれを、自分はいつもこれからも、大切にしてあげたいとそう思う。
手放しと、お別れの苦しさから、前に進みたいときは、ティアーズチアーズ
新しい次元に入ってゆく、切り替わりとステージアップの祝福には、ハイファイブ
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変化への抵抗や痛みをスムーズにシフトさせていくための香りは、It's time イッツタイム
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多くが見送られ、新しいステージに塗り変わってゆく季節。
それぞれのみなさんの変化の季節が、明るく穏やかな時間になりますように☺︎
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