【TheNansyunTruth No.2】定員割れって実際どうなん?

「楠隼」とインターネットで検索すると、やたらと出てくるのが「定員割れ」だ。
定員割れは、外部から楠隼を見ているひとからすれば、大問題だろう。
しかし、私はこれに対し、「そもそも高校入学は必要なのか」と思う。
「公立だから、、」というのはおいておくとして、
私がそう考える理由は2つある。
1点目は、そもそも高校から入るメリットがほとんどといっていいほどない点である。
特に、人間関係で言えば、中学校の時点ですでに人間関係、友達関係は完成しており、そこに入り込むような強力なコミュニケーション能力がなければ、高校生活は満足に送ることが難しい状態になりかねない。
いわゆる、「高校デビュー」ができるようなインパクトや個性を持っているか、もしくは何らかのとびぬけた才能があるか。そのどちらか、いや、どちらもなければ、楠隼で高校生活を満足に送ることは難しい。
特に、楠隼は全寮制であり、学校内の人間関係がすべてといっても過言ではない。
もちろん、独りぼっちでも耐えられる人はいるかもしれない。しかし、それは家族がいたり、もしくは学校外での人間関係がある場合が少なくないのではないか。
楠隼はそうはいかない。そんなところである。
生きていけないわけではないが、すでに人間関係ができているところに新しく入るのは、おそらくほとんどの人にとって簡単なことではないことは確かであろう。
2点目は、高校入学生が入ってくることにより、中学入学生の中学校からの先取り学習が無意味になっている点だ。
楠隼では、中学三年生で、高校一年生で学ぶ内容を一部先取りする。
このことは、中高一貫校ではよくあることだろう。
しかし、楠隼では、高校入学生が入ってくるため、高校に入学してから、先取りした内容を再度初めからやり直すのである。
全くの無意味となっているのだ。
更に、先取りしていることは当然ながら高校の先生方はご存じなわけだが、そのせいで先取りのやり直しをやる際は、高校入学生からすると尋常でないスピードで授業が進むのである。
そのため、高校入学生にも、中学入学生にも、どちらにも利益のないカリキュラムが発生している。

もちろん、高校入学生の存在は中学入学生にとっては良い刺激であり、新しい人間関係を作るきっかけでもある。
しかし、高校入学生のなかには楠隼の輪についていけていない人もいる。
また、前述の通りカリキュラムもはっきり言って無駄なものとなってしまっている。
決して高校入学生が悪いのではなく、高校入学生という制度自体、存在する必要があるのか、と私は考えている。
定員割れも確かに問題だが、そもそも高校入学にはあまりメリットがないのだ。

楠隼は良いところも、悪いところも、多かれ少なかれある。学校のパンフレットは、悪いところは書かないようにするのが当然だ。楠隼に入ろうとする方がこれを読み、入学の指針としていただければありがたい。

(2024年2月追記)
楠隼の共学化に伴い、高校入学制度が廃止され、完全な中高一貫校となる指針となった。
本Botとしては、当然かつ合理的であり、共学化に対しては反対しているものの、高校入学制度の廃止に関しては賛成する。

最後までお読みいただきありがとうございました。
この文章を通じて、楠隼の現状を知っていただければ幸いです。
よろしければ、「スキ!」やコメントなどもよろしくお願いいたします。
それではまた、次回のTheNansyunTruthもお読みいただければ幸いです。


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