ケータイを盗み見したことがない

タイトルの通り、これまでの人生で交際相手のケータイを盗み見したことが一度もない。したいと思ったこともない。ふと、なぜなのか考えてみた。


1. 相手への依存度が低い

何度か書いているが、幼少期からマイペースで自我が強く、感受性に乏しい性格で、根っこの部分はずっと変わっていない。たいてい何でも自己完結するため、あまり相手に依存することがない。楽しい時間を一緒に過ごせたらいいな、ぐらいの感じ。

2. 単純にダサいと感じる

昭和の古い人間なので、男はどっしり構えてアタフタしない、女々しい行動はダサい、という感覚が染みついている。その割にふるまいが男くさくないのと相関があるのか定かではないが、気が強い反面メンヘラ傾向のある女性との縁が多かった。この件についてはまた別の記事で書く。

3. 付き合うことは信頼すること

口約束とは言え、付き合うというのはひとつの契約であり、それにふさわしい行動を続けていく責任があると思っている。逆に、その相互認識がない場合は並行であろうが重複であろうが、完全に自由でいい。何とかフレンドやワンナイトカーニバルもことさら否定しない。

4. 自分に謎の自信がある

人様に誇れるようなスペックでもないが、俗に言う自己肯定感とやらが鬼のように高く、相手に引け目を感じたり、劣等感を覚えたりすることがない。一方で共感力がすこぶる低いため、相手の気持ちに寄り添うのは不得手である。様子をつぶさに観察し、パターン解析し、適切度の高い行動を選択することで何とか対処している。

5. 情緒が安定している

感情の浮き沈みがあまりなく穏やかで、割といつもご機嫌である。寝起きも良く、どの時間帯においてもおおむね同じテンションで過ごしている。自分で言うのも何だが、心理的安全性は高いタイプだと思う。ただ、基本的にずっとしゃべっているので、会話が苦手な人は疲れるだろう。

6. 距離感に無頓着である

絶対にひとりの時間がほしい!パーソナルスペース超大事!といった欲求とはほぼ無縁である。生活用品は共同でいいし、居住空間がずっと一緒でも何ら問題ない。逆に、全て別々でも気にしない。良く言えば寛容、悪く言えばゆるすぎるということになるだろうか。

7. 割り切っている

最悪、相手の気持ちが離れたり、浮気されたりしたとしても、それは自分で蒔いた種。自分にやれることをやってダメになったら仕方ない、そこまでの縁だったということだろう、と割り切っている。そう考えるに至った経緯もいずれ語ろうと思う。

8. コミュニケーションを重視する

こう見えて、案外マメな人間だと自負している。定期的に連絡する、遊ぶ、次の約束をする、日々のできごとや感じたことを話す、聞く。主体的かつ積極的にコミュニケーションを取り、オープンマインドで、相手に無用な不安を与えない。あれ?めっちゃええ奴じゃない?

9. プライバシーを尊重する

誰しも見られたくないものや知られたくないことのひとつやふたつあるだろう。特にやましいことがなかったとしても、何から何まで透明にする必要はない。ただ、聞かれれば答えるし、聞かれないならわざわざ明かすほどのこともないよね、という話。

10. 本気で人を好きになったことがない

実はこれが一番かもしれない。我を忘れるような、焦がれるような恋愛の経験がないまま、流れで生きてきた。そんなもんだろうと思っていたが、そうでない人生もあったのかなと考えないでもない。情緒がないというか、心がないというか、おそらく理性が勝ちすぎているのだと思う。

まとめ

ざっと整理してみて気づいたのは、「執着心がない」ということ。いや、なくはないのだが、相対的に程度が弱い気がする。遊ぶにはいいが、本質的に相手の心を充足させることのできる人間ではなさそうだ。いろいろと腑に落ちた。

あと、若い頃から好んで年上の女性と付き合っていたのだが、実はむしろ年下の方が合っていた節がある。好き嫌いと得意不得意は必ずしも一致しないということだろう。

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