公務員試験体験記'21
さっき地震があって、ガースーや官房長官が駆り出されているのを見て、公務員の緊急時の休日出勤って、ちゃんと給料出るのかなって思いました。ついでだから今年の受験したいくつかの公務員試験の思い出と気づいた事を書く記事です。
公務員試験の勉強
元々勉強が嫌いで、Fラン大学に通う僕には最も向いてない就活の方法だと思っていましたが、やりたいことも学歴もない僕は親の勧めもあり、公務員試験対策講座を受験することにしました。
幸運だったのは、公務員試験の問題の99%が脳死で暗記すれば対応できるものだったということです。勉強する上での問題は、勉強の難易度ではなく、分量であり、時間をたくさん使えば、頭の良くない僕でも手の届く試験だったのです。一次筆記試験はマークシート式で、五択から正答を見つける形式が標準です。消去法で回答を考えることも可能で、基本的に平易です。A→Bをひたすら覚えていくだけで、一次筆記試験は突破できるでしょう。
・憲法や民法などの法律科目→判例を機械的に暗記する。
・政治学などの学系科目→学者と理論・著作を紐付けて暗記する。 ・ミクロ・マクロ経済学→学者と理論を暗記して計算する。
こんな感じで勉強していました。判例を暗記するだけでは満足いかない法学部の人もいるんでしょうけどね。
先に紹介したような科目は専門科目というもので、教養科目というものもあります。センター試験の科目に時事問題を足したようなものです。歴史オタクや丸眼鏡の読者には残念なお知らせ~wですが、国英数が圧倒的に重要で、日本史や化学は鼻くそ扱いです。出題される問題数は国英に該当する文章理解、数学っぽい数的処理が大多数を占めます。時事科目はコスパが良いので人気です。
僕はゴリゴリの文系で、Fラン大学に通い3年間勉強を一切しなかったので、歴史科目や理系科目を一切勉強せず、数的処理と時事問題の勉強だけをしました。国家一般職の一次試験は、この文章理解と数的処理と時事問題だけで点数を取り、他の問題は全て間違えました。それでも教養科目は7割をキープしていました。それほどに出題される問題数には差があり、点を取る科目を決めて勉強した方が得です。
スーパー過去問ゼミは最強
勉強する上で参考書は頼もしい味方です。公務員試験対策の参考書で、1つだけ、パワーバランスを崩壊させているシリーズがあります。
その名も「スーパー過去問ゼミ」。その姿は全剣技をあやつる雷神シドや、唯一1ターンに2回攻撃できる人間パパスを想起させます。この本は参考書と過去問を兼ねていて、教科書で勉強して→過去問集で演習して~みたいなくだらないくだりを、一冊で完結させます。一番傑出しているのはそのレイアウトでしょう。教科書パート→問題パート→回答パートに分かれています。問題と解答を完全に分けて記載されているおかげで、解く前に回答が見えてしまうという一番萎えるミスが起きる確率がものすごく下がります。教科書パートの出来も最高で、問題を解く上で必要な知識だけを抽出して記載してくれています。他の参考書に見られるような、かまいたち山内ばりの余談は皆無です。マジ助かった。
とは言っても、僕がスーパー過去問ゼミを利用したのは、専門科目のみで、教養科目に関しては、どうなのかは分かりません。でもスーパー過去問ゼミが無ければ、筆記試験を突破することは間違いなくできなかったでしょう。
一番簡単だった筆記試験
一番簡単だった筆記試験は、間違いなく労働基準監督官です。労働基準監督官の専門試験は、必須問題の労働法とかの専門問題がありますが、その他の問題が一問ごとに選択可能で、分かんなかった問題は飛ばせるんです。これが最高でした。労働法とかの問題も、時事問題を勉強していれば、ある程度対応できたので、楽でした。
ただ、同日に出題される専門論述問題はかなりの難易度で、手も足もでませんでした。その配点は一次試験ではなく二次試験に加点されるようで、筆記試験を突破する分には影響はありませんでしたが、内定が本気で欲しいのであれば時間を割いて対策する必要があるでしょう。
国立大学法人受かる香具師は相当すごいと思う
国立大学法人の二次試験、職員との面接を受けた時のことです。
敵「他の自治体も受験してらっしゃるんですか?」
僕「はい。〇〇や〇〇を受験しました。」
敵「公務員になりたいんですね~^^」
その瞬間不合格を確信しました。正解は何だったんだろう。いえ、ここだけで~す^^とでも言えばよかったんかね。そんな狂人がどこにおるんやって話ですわ。
結論=Fラン童貞でも合格可能。間口は広い。
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