「ーお月様にそっと笑いかけてみる。
お月様は、知らぬ顔をしている。

ふと、同じ瞬間、どこかのかわいそうな寂しい娘が、同じようにこうしてお洗濯しながら、

このお月様に、そっと笑いかけた、たしかに笑いかけた、ー」

太宰治「女生徒」よりー


爽やかで元気を貰える大好きな場面。

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