![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127710485/rectangle_large_type_2_cecc008cc3f969bfedbdea724da45f67.jpeg?width=1200)
馬鹿らしくなる瞬間
分かりやすい外観、キャッチーなアイコン、働いてるスタッフ。
昨日、こんな事を書いて。
結局、わかりやすい部分しか、お客さんには伝わってないよ。という話。
わざわざ最後に、働いてるスタッフと書いたのには訳があって。
数年前、とある常連さんがぱったり来なくなった時期があったのです。
一ヶ月ぐらい経ったら戻ってきたんですが、その時に冗談交じりに聞きました。
「どこに行ってたんですか!潰れちゃいますよ!」と。
「いやさ、あのお店に可愛い子がいてね。CMにも出てるんだよ」
愕然、驚愕、無の境地。
カフェを何だと思ってるんだ。
でも、男なんてこんなもんです。
この仕事が馬鹿らしくなる瞬間でもあります。
いつもやっていて、いつもの人がいて、いつでも飲める。
これが裏目に出てしまうなんて。
シングルオリジンとかブレンドとか、スペシャリティとかコモディティとか。
そんなの関係ないんだ。
でも、それも才能だからな。
それでお客さんを呼べるのは凄い。
「人でしか差別化出来ない」の究極かもしれない。
でも、多分だけど、ご本人はそんなので来られても嬉しくないだろうな。
一番笑ってるのは、そんな人を採用出来たオーナーか。
なんだろう、カフェって。
お店と、従業員と、お客さんと。
それぞれの目的が合致してないのに、ビジネスとしては上手く回る事がある。
そりゃカフェの廃業率が高い訳だ。
なんでカフェなんて選んでしまったんだろうか。
めっちゃ難しいんだけど。