パナソニック除湿機のリコールに思うこと。

プロポーズされて引っ越した新居は、
それまで住んでいた築35年くらいの南窓で西日がガンガンに当たって風通しが良すぎるアパートと違って、
めちゃくちゃ湿度が高かった。

東窓に加えて造りの問題もあるのか、
とにかく湿度が高くて高くて、冬場は押し入れが結露で濡れるような家だった。
(新婚だからと言ってピカピカの家に住めた訳ではなかったのである)

なので伯父に結婚祝いの1つとして、除湿機を買ってもらった。

除湿機は大活躍で、2人目ができて引っ越しをすることになっても一緒についてきた。

新しい家は前の家のように湿度に悩まされることはなくなったが、洗濯物の増えた家庭では相変わらず有難い存在で、梅雨時期や冬場に活躍してくれていた。

かれこれ7年以上は働いてくれた除湿機さんは、なんとリコール対象になった。

7年使い込んだのに、新品が来た。
正直ありがたい、以外に言葉が出ない。

リコール対象になったということは、不具合があった訳だけども、
不具合を抱えながらもよくこんな長い間頑張ってくれたなぁ、と感慨深い。

しかも私は掃除・片付けが苦手なので、
常人の家よりホコリは多かったと思うんだけど…。

運がよかった、と言えばそれまでだけれども、
160万台以上販売されたうち、不具合が11件ほどというのは、考えてみればすごいことだな、と思う。

巷に溢れる家電製品のほとんどは、どれだけ完璧に作られているんだろうな、としみじみと感じた。

ありがたいことですな。

リコールがあったこの製品だって、
適当に作ってた訳ではもちろんないだろう。

私たちが安全に使うために頑張ってくれてる人がいたんだろうな、という当たり前だけど普段はあまり意識してないこと。

そんなことを改めて実感したのでした。

もちろんね、世の中には「儲けが出ればそれでいい」という考えの方もいるだろうけどね。

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