【編集後記】やりたいことやったもん勝ち
食べるマガジン『KUKUMU』7月のテーマは「夏に食べたい麺」です。
5月は(二日酔い対策の)コンビニしじみ汁、6月は翠ジンソーダと、お酒周辺の記事を書いていたんですが、今月は手作り冷麺の記事を書かせていただきました。
小麦粉からゴムみたいなあの麺、作ってみよー! という小学生の自由研究のような記事なのですが、大変ありがたいことに多くの方に読んでいただけました。一文字でも見てくださったみなさん、ありがとうございます。
記事の中では難なく作っているように見えますが、そこそこ頑張っていたので裏話的なものを書こうと思います。
麺づくりといえば、母がうどんを作った時に生地を踏むのを手伝ったくらい。それももう何年前のことかわかりません。あとはマルちゃん麺づくりは好きでよく食べてますけど、あれはお湯を注ぐだけですね。
最初は冷麺のレシピ本を探していたのですが、麺が完成した後のレシピばっかりでだれもこねていない。しかも、「冷麺の歴史」みたいな冷麺まるわかりブックも日本ではまだ無いみたいなんですよね。韓国本の通販サイトにはありそうでした。買ってみれば良かったですかね?
文献がなきゃ書けないマンこと、よしザわ。このあたりで、本当に冷麺の記事が書けるのか不安になっています。(不安カウンター1)
本がないならネットじゃい! 気を取り直して、みんな大好きクックパッド様でレシピを調べたら即ヒット。やはりネットはつよい。材料はどれどれ~? 小麦粉と片栗粉と重曹と塩とお湯か……
楽勝じゃん笑
私は舐め腐っていました。材料が少ないから簡単な料理だと思っている所がもうダメ。
TwitterのスペースでKUKUMU雑談枠をしながら、「まぁいけるっしょ笑」くらいのテンションで作っていたところ、見事にみじか~~い麺が爆誕。
ちゃんと写真撮れば良かったんですけど、最長でじゃがりこbitsくらいでした。しかも、初回のくせに家族に振舞うつもりで3~4人前くらいの量を作っちゃったんですよね。なぜ慣れてからにしないのか。
家族からは、
母「長くないと麺じゃないみたいだね」
弟「まぁ食べれる(必死のフォロー)」
などのコメントをいただいています。
あ、これ作り直さなきゃヤバい。締切までに記事書くの間に合うかな……どうしよ…….。(不安カウンター2)
編集の栗田さん(やさしい)には、「失敗でした~っていう記事でもいいですよ」と、言っていただいていたんですが、「麺作ります! → ダメでした!」じゃ読む意味がないなぁと思い、再挑戦を決意したのです。
完成形のレシピや作る時のポイントなんかは、本編を読んでいただければいいんですが、載せるレシピに到達するまで5回試作をしています。がんばっている。
水の量を増やしたり、片栗粉と小麦粉の割合を変えたり、重曹の量を増やしたり。それでも麺が安定せず、締切はあと2日。もうダメかと思いました。(不安カウンター3)
結局、急いで作ろうとして、こねる時間が短くなっていたから良い麺が作れなかったんですよね。焦っても良いことないのは人生と一緒です。
そんな感じで紆余曲折はありましたが、たぶん初心者でも失敗しないレシピを見つけることができました。世の料理研究家は本当にすごいです。もっとレシピ本にちゃんとお金を出そう。
やってみなきゃわかんないことって、いっぱいあるよね。
「色んなことをちょっとずつ首つっこむのが楽しいじゃ~ん✌」の7月KUKUMUでした。あざした!