ピンチをアドリブで乗り越える技 19/100(傾聴エクササイズ)
自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。
今を読む解像度 その2
今日は土曜日で、明日、日曜日は
いつもの通りお休みになりますので、
試しに実践的なものを投稿してみようと思います。
とゆうか、エキササイズ的、とでも言いましょうか?
このシリーズでは、私が演劇学校でListen Listen Listen(5/100参照)と言われていたように、
何度も傾聴傾聴傾聴と念仏のように言っております。
でも良い傾聴と一言で言っても、質の高い傾聴を行うには、
そのための解像度を上げなくてはいけないと思います。
その解像度を上げる訓練方法を今日は2つご紹介します。
まず一つ目、
すっかり春らしい陽気となってきて、お散歩するのが楽しい時期になりました。
外に出て、慣れ親しんだ道、例えば自宅から駅の道のりを、歩いてみて下さい。
その時、幼い子供のような気持ちで、目に入るすべてのものを新鮮に見て色々と発見しながら歩いて下さい。
もし心動かされたら、しっかりとそれに向き合って下さい。
いつもよりも時間がかかると思います。
今の時期は花に目を奪われそうですが、他のものにも目を向けてあげて下さい。
なにか、気づきや変化があると思います。
よろしければコメント欄やツイートで教えて下さい!
このエクササイズの答え合わせは、来週まで取っておきます!
二つ目は、まずは自宅で行うことをお勧めします。
リビングや寝室、自分の心の落ち着く場所で目をつぶってください。
立っていても、座っていても、寝転がっていても構いません。
はじめに、大きく3回ほど深呼吸して下さい。
お腹の底まで深くお願いします。
そうそう、ところで、鼻呼吸って深く吸い込むことが難しいって知ってましたか?
鼻から吸い込むと、肺の上部にだけにしか空気が届きません。横隔膜の訓練で、鼻だけでも深く吸い込むことは可能ですが、身体全体で深呼吸するには口から大きく吸い込むことをお勧めします
エキササイズに話を戻します!
目をつぶって、大きく深呼吸。
まずは部屋の中の音に耳を傾けて下さい。
家電の動作音
窓にあたる風の音
そして部屋の外の音へ耳を傾けて下さい。
隣室からの物音
クルマの音
鳥のさえずり
最後に自分の身体の内部に耳を傾けて下さい。
心臓の鼓動
お腹の音
呼吸音
身体中を流れる血液の音は聞こえますか?
これは自室でなくても行えます。
目をつぶっていても安全な場所、公園や電車の車内、色々な場所で試してみて下さい。
こうすることで、耳を傾ける訓練になります。
もちろん、傾聴は耳から入る情報に限らないのですが、まずは聴覚を鍛えることが出来ます。
ピンチに陥っている時、目をつぶるのは難しいと思います。
あー、でも、テレビドラマとかでは、スピーチ中にピンチに陥り、いったん目をつぶって、
開くとスラスラと言葉が出てきて最後には拍手喝采みたいなシーンがよくありますよね!
これに慣れておくと、ピンチに陥った時、目を開いていても、自分の心臓の鼓動を落ち着いて聞くことが出来るかもしれません。
ところで皆さんはお気づきでしょうか?
この目をつぶって聞く3つの空間の音、『三つの輪』(10/100参照)と同じです!
つまり、これは、傾聴する解像度を上げながら、『三つの輪』を意識する練習にもなる、一石二鳥なエキササイズとなってます。
明日も全国的にお天気です。
年度はじめ、新鮮な気分を傾聴する力を鍛えてみませんか?!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?