【小林正観】仕事や夫婦関係で我慢しないための具体的な方法
人間は完璧ではありません。誰もが失敗や過ちを犯す存在です。
そのため、上司から言われたからといって傷つく必要はありません。むしろ、自分の小ささを認め、謙虚な姿勢を持つことが大切です。
我慢という概念は誤解されがちですが、本来は自分の傲慢さを抑えることを意味しています。言い返したくても我慢しなければならない状況は、自分の心の中にある「自分は偉い」という考えが原因です。
しかし、そのような傲慢な気持ちがなければ、批判されても平静に受け止められるはずです。
日頃から謙虚な心を持つことで、自分の価値を過度に重視したり、他人からの批判に傷つくこともなくなります。
宇宙規模で見れば、一人の人間など小さな存在に過ぎません。そのような認識を持てば、自分の失敗や過ちを気にすることなく、前に進むことができるはずです。
我慢することなく生きる方法
では、我慢せずに生きるための具体的な方法をご紹介します。
仕事に我慢を感じている場合、「なぜ毎日働かなければならないのか」と不平を言うのではなく、「自分のような平凡な人間にも仕事を与えてくれて感謝しなければ」と謙虚な気持ちを持つことが大切です。給料に不満を感じる人もいるかもしれませんが、贅沢な生活を求める必要はありません。簡素な生活でも十分に幸せを感じられるのです。
同様に、夫婦間のトラブルにも謙虚な気持ちが重要です。「なぜ自分がこんな思いをしなければならないのか」と不平を言うのではなく、「家事をしてくれてありがとう、働いてくれてありがとう」と感謝の気持ちを持つことで、お互いに理解し合えるようになるでしょう。
自分が謙虚になっても相手が変わらない場合、それでも心を開いて相手に働きかけ続けることが大切です。相手の心も徐々に変わっていくはずです。我慢せずに生きるには、自分から謙虚な気持ちを持ち続けることが不可欠なのです。
我慢は必要ありません。
人生には様々な選択肢がありますが、多くの人は自分や周りの価値観で「これは良くないこと」だと決めつけ、我慢し続けてしまいます。しかし、宇宙的には良い悪いは存在しません。
正観さんは次のように言っています。「仕事を辞めたいなら文句を言わずに辞める。仕事を続けたいなら文句を言わずに続ける。離婚したいなら文句を言わずに離婚する。離婚したくないなら文句を言わずに離婚しない。」これは、自分の決断に責任を持つことの大切さを示しています。
退職や離婚を勧めるわけではありません。それらの選択は個人の自由です。大切なのは、自分自身を何よりも大切にすることです。あなたの人生は、あなた自身が主役なのですから。
我慢が不要となる考え方をお伝えしましたが、すべての問題を解決するのは難しいかもしれません。しかし、謙虚な心を持ち続ければ、我慢の回数は減っていくはずです。
残りの人生を悔しさを感じながら我慢し続けるよりも、幸せを見つけながら生きる方が素敵な人生につながるでしょう。