タロットカードの秘密 占いよりも深い意味とは?
タロットカードはもともと占いの道具ではなかった。
大半の人がタロットカードは人を占うために存在すると思っているでしょう。
ですが、タロットカードの起源は、貴族の遊び道具、ゲームだったんですね。
「貴族が贅沢品として使っていた」というのがタロットカードの1番古い歴史なんです。
今で言うところの、花札とかトランプみたいなものだったと。
こういった歴史的経緯って意外と大事だと私は思うんです。
占いとタロットが結びついたのは、18世紀になってからとのこと。
18世紀、フランス革命前夜の頃、人々の不安がタロットを爆発的に普及させたらしいのです。
不安になると、人は何かにすがりたくなる。
不安なときに、
「これからどうなる?」
といった未来を知りたくなる気持ちは、今も昔も同じだということですね。
たとえば、最近彼氏が冷たい。
そんな時に、その不安な気持ちを和らげるため、彼の気持ちを知りたいがために人は占いに行きます。
私のところにもそんな人がめちゃめちゃ多いです。
もともとはタロットカードはゲームや娯楽のために使われていた、貴族の間のトランプゲームとしての遊び道具でした。
それが占いと結びついたのも、フランス革命前夜とも重なって、社会的・政治的な不安が高まっていたことが理由でした。
未来を知りたい、または指針を求める人々が増えたというような背景があるかもしれませんが、それが単なる偶然だったりもするわけです。
ただ、最初のきっかけはどうあれ、今もタロット占いは続いている、盛んであるのは、何かしら意味があると個人的には思います。
私が使っている「ウェイト版タロット」
ウェイト版タロットは、さらに歴史が進み、19世紀後半になって現れました。
ウェイト版タロットは、アーサー・エドワード・ウェイト(A. E. Waite)が設計し、パメラ・コールマン・スミスがイラストを担当しました。
簡単にいうと、ウェイトさんという人が作ったタロットカードです。
ウェイトさんが作った、監修したカードは、そもそも占い目的で作られてはいません。
というのも、ウェイトさんは神秘主義者であって、世界の原理を78枚のタロットにまとめて、
「潜在意識の世界を旅するための道具」
として、タロットカードを作ったと言うことなのです。
興味深いですよね?
ウェイト版タロットも、そもそも占いの道具として作られていないし、ましてや、未来を予知するものでもない。
作者であるウェイトさんが、目に見えない世界の探求であったり、人々の「魂の成長」を表現するために作ったものでした。
78枚の1枚1枚に、人間の成長、心を発達させていくためのヒントがちりばめられているのです。
ところで。
「魂の成長のため」
なんて聞くと、スピリチュアルぽく聞こえ、言葉だけで毛嫌いする人もいるかもしれません笑
私自身、以前はこの「スピリチュアル」に関してもかなり否定的でした。
単純に胡散臭いものとしてしか思っていませんでした笑
ですが、スピリチュアルに関しても、あることをきっかけに勉強し始めたことで、スピリチュアル自体が胡散臭いものではなくて。
変な解釈をしたスピリチュアリズムでもって、おかしな発信をしている人、自称スピリチュアリストがいるだけであるとわかってきました。
私はスピリチュアルも占いも、宗教も科学も、もっとフラットな目で見ていかないといけないと思っています。
「科学的に正しい」なんて言っても、100%正しいわけではないですしね。
今現在は正しいと思われるものであったり、ある条件下のもとでは正しかったりするだけですから。
なんやかんや書き連ねてきましたが、 ここまでこの文章を読んでくれているあなたへ。
今まで未知の世界だったタロットとか占いの世界を知っていく楽しみを感じている。
そんな筆者(私)の思いを少しでも感じとってくれたら嬉しいなあ、と思っています、はい^^
最後までお読みいただきありがとうございました!
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