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EVENT REPORT#3「PORTO嶋田 匠さんが考える場の在り方」(まちなかプロトタイプDAY 前編)

9/22開催 プロトタイプのヒントを探す「FLATS TALK」イベントレポート(前編)

今回は前編として、トークイベントでソーシャルバーPORTOを営む嶋田 匠さんがお話された様子をレポートします。

THE CAMPUS FLATS TOGOSHI外観写真
YAMAMOTO KEITA Photographic Record

THE CAMPUS FLATS TOGOSHI1周年記念イベント

KOKUYOが運営する賃貸住宅「THE CAMPUS FLATS TOGOSHI」で1周年を記念してイベントを開催しました。当日はトークイベントやスナックイベント、またポップアップ出店などが行われました。イベントの詳細については、こちらの記事をご覧ください。

トークイベントでは、過去にFLATSでのSNACK営業に協力いただいたソーシャルバー・PORTOの嶋田 匠氏、いろいろな生き方・働き方を届けている日本仕事百貨のナカムラケンタ氏をゲストとして迎え、トークイベントを行いました。


ーPORTOのきっかけ「みんな、居場所を感じられる社会に」

PORTOではみんなが居場所を感じて、人同士の繋がりを大事にできる場がつくれたらと思い、運営をしています。ここ最近、例えば「人生100年時代」という言葉が「人生100年時代を生き残りをかけたキャリア戦略」とか、少し人を不安にさせる言葉として利用されるシーンも出てきている気がしています。PORTOでは、そのような社会との繋がりではなく、人がどれだけ豊かに他者と関係性を育めるかということを大事に、運営したいと思っています。

ソーシャルバーPORTO 嶋田さんの自己紹介

PORTOを始めたきっかけや当時の嶋田さんの挑戦などは、過去に取材をさせていただいています。こちらのnoteでご紹介していますので、ぜひ、こちらも併せてご覧ください。

ー場づくりは「拠りどころと役どころ」を大事に

僕はその人にとっての「拠りどころ」と「役どころ」がある場所が居場所になると思っています。拠りどころは、あなたが居てくれて嬉しいとお互いの存在を認めあえる場。役どころは、あなたが居てくれて助かるという場に提供したものが認められる状態と考えています。この二つがあることが、その人の居場所をつくり、多くの人が自然と集まる場になると思っています。

ー場があることでSNSで保存されていただけの繋がりがリアルに

ソーシャルバーPORTOは、拠りどころづくりとして仲間と一緒にスタートした事業でした。都市で会社員をしていると、自分の場を持つことはなかなかハードルが高いと思います。ただ、毎月1日だけでも「ここが私のお店です。会いに来てください。」と言える場があると、SNSで保存されていただけの拠りどころや繋がりがリアルになり、みながそれを確かめることができるようになると思っています。僕はそういった場を大事にしていきたいです。

参加者からの質疑に答える嶋田氏

ーみんなで営むことにシフトしてきたPORTO

僕たちの場合、コロナがひとつのブレイクスルーのきっかけになりました。営業ができなくなり、各店長たちがお店の存続のためにZOOMで投げ銭をもらうことを始めました。その様子を見ながら、私自身も「自分でこの場を作っていくぞ」という気持ちから、「みんなに頼る、みんなで営む」スタイルに変わっていきました。何より大事なのは、その場所が続くことを関係する人に心から願われることだと思っています。PORTOもそうなれるように、目の前にいる人を大事にしながら営業を続けていきたいです。

後編では、日本仕事百貨のナカムラケンタ氏がお話された様子をレポートします!清澄白河で運営されている、リトルトーキョーの話や場の運営についてのご自身のお考えなど、興味深いテーマを沢山お話いただきました。ぜひ、そちらもご覧ください!

(取材・文:FLATS事務局)

THE CAMPUS FLATS TOGOSHI インスタグラム
https://www.instagram.com/the_campus_flats/


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