【入居者インタビュー】わたしのプロトタイプ#3 「応援してくれる仲間と、大好きな"食"を楽しむ場づくり」
THE CAMPUS FLATS TOGOSHIは「プロトタイプする暮らし」を応援するコクヨ初の集合住宅です。施設には、どなたでも利用可能なレンタルスタジオを併設し、「いつかやりたかったこと」へ一歩踏み出す方をサポートします。
でも、”プロトタイプする暮らし”って、例えばどんなこと?
スタジオって、何があるの?
実際に挑戦している方々の暮らしをご紹介していきます。
今回は、ワインをテーマに、「食」を楽しむ場づくりにチャレンジするHさんです。
小さい頃から「食」に関心が
-まずはHさんのことから聞かせてください。
勤めている会社では、外食産業系やスーパーなどに卸す商品の開発支援をしています。大学時代は栄養学を学び、大学院では日本酒の研究をしていました。
私の祖母が家庭科の先生で、小さい頃から「体は食べたものでできている」って言われていたんです。母も料理にこだわりを持っていたので、昔から食に興味がありました。
-ご家庭で出てくるご飯って、どんなものだったんですか?
毎朝、絶対におみそ汁と野菜ジュースが出てくるんです。今でいうスムージーみたいなものですけど、それがめちゃくちゃまずくて、でも飲まないと学校に行かせてもらえない(笑)。部活に間に合わないときは、みそ汁をタッパーに詰めて持たされたこともあります。
外食もあまりなかったので、母が遅く起きる日に、父と妹と、こっそりファーストフード店に行って食べるのが楽しみだった記憶があります。
-Hさんは、以前からFLATSの近所にお住まいだったんですよね。FLATSのことはどんなふうに知りましたか?
戸越近隣の情報交換をしているLINEのオープンチャットに、誰かが投稿していたのを見て知ったんです。「プロトタイプする暮らし」っていうコンセプトや、レンタルスタジオが使えることに惹かれたのと、いろんな人と会うことができるんだろうな、楽しそうだなと思って入居を決めました。
-ご近所で、お気に入りの場所やよく行くお店はありますか?
荏原町の「コーヴコーヒー」さんが好きです。カフェラテがおいしいんです。FLATSの並びにあるおにぎり屋さん(「伊勢屋」)にもよく行きますし、「八百善」っていう八百屋さんは入居者とも仲よしで、よく使ってます。見たことない野菜も、こうやって食べたら美味しいよって教えてくれたりして、交流が楽しいです。
この辺は、高い建物がないことも気に入っています。FLATSの屋上に出て見える景色は、すごく気持ちいいんですよ。
-居室の住み心地は、どうですか?
仕事で出張や外に出ていることも多いですし、在宅ワークのときは、ほとんどリビングにいることが多いんですが、部屋には自分で描いた絵を飾ったり、ワインセラーを置いて居心地のよい空間をつくってます。
備え付けの家具がシンプルで可愛いのは気に入っています。以前、会社の寮に住んでいたときは、お風呂とトイレと洗面台が全部一緒だったことがストレスだったので、部屋に独立洗面台があるのはすごく助かってます。
-こうだったらいいのにな、ということはあります?
クローゼットがほしいです!物が入らなくて、ずいぶん断捨離しました。服を仕舞うスペースがないので、ベッドの下に棚が入れられるようになっていたり、部屋の上のほうに収納スペースがあったら、かなり良くなるのになあと思ってます。
大好きなワインを誰もが気軽に楽しめる場を
-Hさんは、どんなプロトタイプをされてきましたか?
ワインの勉強をしているので、「スナック」で、ワインをテーマにした「食」を楽しむ場を開きました。
昨年の11月に開催した時は、ワインはよく飲むけど、あまり分からないんだよねっていう人が、こういう味や香りが好きだなっていうのを少しでも見つけてもらえたらいいなと思ってやりました。
私自身、もともと日本酒の研究をしていたので、日本酒は何となく選べるけど、 ワインって数があり過ぎて本当に選べないと思ってワインを勉強し始めました。ワインが飲みたいなと思って買いに行っても、どんな味か分からなくて、取りあえずエチケットで買ってみるんですが、飲んでみたら違ったな、と感じることが結構ありました。
楽しく飲めるのが一番だけど、ちょっとでも選べるようになったらもっと楽しさが深まるだろうなと思ったのが始まりでした。
渋谷の神泉にneoっていうお店があるんですが、ワインを出してくれるときに生産者の話をちょっとだけしてくれるんです。さらっと説明してくれる感じがすごく良くて、そんなふうに親近感を持ってワインが飲める場を目指しました。
-ジビエ料理家さんとのコラボレーションもされていましたね。
1回目は料理も全部、自分でつくってワインも出して、それが結構大変だったので、次は誰かにお料理を出してほしいなと思って。知人にFLATSのことを話したら、知り合いにジビエ料理がつくれる人がいるからと紹介してくれて、実現しました。
おいしいものが食べられて私自身も楽しいし、誰かとのコラボレーションはもっとやってみたいですね。
-FLATSの入居メンバーとのコラボレーションも楽しそうですよね。
今回、告知やメニュー表のビジュアルは、デザインやイラストレーターのお仕事をしている入居メンバーに作ってもらいました。
シェアリビングで試作したり考えたりしていときに、最初は「フライヤー作るよ」と言ってくれて、こういうのもあったらいいよねと、どんどん話が膨らんでいきました。夜中まで一緒に話し合いながら作るのは、すごく楽しかったです。
-いいですね。入居者の皆さんとは、他にどんな交流がありますか?
よく、シェアリビングで料理を作ってお裾分けし合っています。それぞれ別々に料理してても、「これもあるけど食べる?」って。みんなの料理が集まって、豪華な食卓になることもあります。
休みの日に遊びに行ったり、入居者メンバー10人ほど、近所のジムに通っていて、「〇回行ったらみんなで焼き肉に行こう!」と、目標をつくりながら頑張っています。
「応援してくれる人」がいるからチャレンジできる
-今後、やってみたいことはありますか?
自分の専門分野だった日本酒をテーマにしたイベントもいいなと思うし、食を全然違う分野と結び付けた企画もやりたいです。ワインを気軽に楽しんでもらう機会という点では、この辺には、ご家族もたくさん住んでいるようなので、子どもを連れたお母さんとかも来れるようなイベントもいいなと思います。
失敗しちゃってもよし!という気持ちで、自分の興味とか関心のあることを、取りあえずやってみたいです。
-最後に、FLATSでの暮らしを楽しめるのはどんな人だと思いますか?
ギブアンドテイクの気持ちがある人は楽しめるんじゃないでしょうか。例えば在宅勤務の時、私がお昼ご飯をつくって、他のメンバーがカフェラテをつくってくれることがよくありますが、自然に思いやりを持ち寄りながら暮らせるのっていいですよね。
私が「スナック」でお店を出したらみんな顔を出してくれるし、頑張れって声を掛けてくれるんです。応援してくれる人がいることは、チャレンジする人にとって心強い環境だと思います。
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(文:THE CAMPUS FLATS コミュニティマネージャー)
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