『気分はどうだ?』
How is your heart?
Charles Bukowski
公園のベンチで眠ったり
牢屋に放り込まれたり
娼婦たちと暮らしていた
そんなロクデモナイ日々の中でも
オレにはいつも確かな満足感があったー
それを幸福感と呼ぶつもりはない
たとえ何が起こっていようと
それを受け入れようとする
内面的なバランスのようなものだった
これには工場でも助けられたし
女たちとの関係が拗れたときにも
大いに助けられた
戦争を切り抜けることにも
2日酔いの日々を過ごすことにも
裏通りでの喧嘩も
入院期間中も
大いに助けられた
知りもしない安宿で目を覚まし
シェードを上げるー
狂ったような満足感だった
古いヒビの入った鏡台に向かって
部屋の中を歩きー
鏡に映った自分自身を見つめる
醜い面に
ニヤッと笑みを向ける
最も重要なことは
どれだけ気分よく
灼熱の道を歩き通すかだ