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【ウィクロス」GPwinter メタゲームブレイクダウン【キーワードはリコレクト4】

こんにちは、とれのです。
公式がやる前にちゃっちゃとやる戦法により事前メタゲーム予想と実際どうだったのかを考察していこうと思います。


・事前メタゲーム予想

FORTH SELECTOR発売から3週間。
レベル4が一気に15人増えたことにより環境が一旦白紙に戻ったかに見えましたが…

またお前か…
今回はリソース回収とダメージ無効を提げて登場
ミドルレンジ以降の対面に対して無類の対応力を見せました

レベル4戦術と相性がよかった一衣があきらを抑えて母数を増やしていくことになります。加えて攻撃力の高いタマ、花代、遊月が台頭。加えてレベル4相手ならアグロがいいだろ理論により爾転も多くなるだろうと予想されました。

そして別ベクトルにレベル4と相性がよかったのがアンです。

決めにいくのではなく中後半のリソースをしっかり保つことでロングゲームしてくる4アン。
環境的にもシャドウは強かった。

今出すだけでもこんなにいるので最早何を使えば楽ができるなんて生優しい状況ではなくなってしまいました。

アーツ面では竜花相搏が事前評価以上に強かったです。

爾転竜花不要論で書きましたけど、ゲームレンジをコントロールできるカードは強かったです。あとこれのせいで命の軽いロクデナシ(褒め言葉)が急増したのは後の話

では実際どうなったのか。

・実際の分布と好成績レシピ


今回一番多かったのはやはり一衣でした。
次に多かったのが花代であきらの母数を食いましたね。これは調整でわかっていたことですが、花代と一衣がやり合うと、花代先手でほぼ勝ちで後手でも微有利でした。一衣側は早くレベル4に乗ってゲーム1を使わないと1ターン足りずに負けます。
あきらに関しては一衣には勝てるがそれ以外には殴り合いで厳しい面が目立つため主に関東での母数を減らしました。

そして意外だったのがピルルクとアザエラ。
ピルルクは準優勝の元相方赤坂茜選手から見るに、4に乗らずにクリスタル・ダストが採用されています。

僕のイメージは防衛派が使ってそうでした。
あきらやエルドラでも使おうと思いましたが4との相性やそもそも枠がないことなどで採用は見送りました。

ここに関しては多分きっとおそらく彼が書いてくれると思うので(期待)、後僕もよくわかってないので深くは書きませんが防御がより固くなったイメージだと思っています。

そしてベスト8にいたもう一人のルリグがアザエラ

登場からようやく花開いたなと言うイメージ。
チームでコントロールっていうと
いよいよ防衛派の香りがしてきますね。

これに関しては戦術的に一衣に有利が取れる点が大きいですね。今回の(使えれば)勝ち組デッキでした。僕も一衣でアザエラと対面しましたけど、かなりギリギリの辛勝でした。

一番びっくりしたのはまさかの緑カーニバル

確かに強いことは書いてありますが、規模の大きい大会では勝てていないイメージであったため
まさしく環境外からの刺客でした。

これは竜花の功績が大きいなと思います。緑系のデッキでこんなにコストが軽く盾を増やせるカードは他になく、加えて轢断系3枚採用していることから鈍足化している環境へのアンサーであったと思います。

最後に優勝したルリグの紹介です。
なんと【夢限】でした

エンハンスアーツが出てから注目され続けた夢限
一衣が跋扈する環境でよくぞ勝った

以前【ブルアカ夢限】が権利を取っていましたが、今回は純粋なグッドスタッフ仕様。とにかく裏返るまで耐えて、裏返った後はリミット9を活かしてレベル3の高耐久シグニとルリグ効果で1点ずつ取っていきます。新弾で出たマゼランがこのデッキと相性が良く

もっと評価された方がいいカード。
白いジャックビーンズのようなスペック。
出現時で出したいor欲しいカードをピックできるので
手札の欲しい夢限との相性も良いです。

長丁場にも耐えうるコントロールデッキとなった夢限が380人超の大型を制することとなりました。おめでとうございます!

・全体で見た環境考察

ある意味”超鈍足化”したグランプリですが先ほども書いた通り爾転や4花代、果ては1止めデッキのような対面との会話に付き合わない超速デッキも数多く存在しました。こういったデッキが主に一衣などを食った話を現地で聞きましたがなぜ残らなかったのか。
これはアンと主に花代に搭載されていたリコレクト4アーツによるものじゃないかと推測します。

最近だとブロガーの一衣や4アンなどに採用されています
加持祈禱との同時採用で確実にターンをもらう
構成がデフォルトになっています。
4花代、4ちよりなどで採用。
特に3花代のゲーム1で増えたエナで打つのが理想
今昔他リコレクトと違い負けないことがポイントです。

轢断系3枚のようなはちゃめちゃなデッキに対して1ターン楽にもらうことは大切です。爾転調整中にvsアンで得た知見ですが、
「今昔を早めに打たせないとその返しに勝てないから2ターン目に3点+ガード不能までやらなければいけない」
相手にビビってもらうために先に加持を2ターン目に使わせて、次のターンには今昔を攻略。ここまでやらないとこう言う系のデッキは勝てません。これをグランプリでできていたかは怪しいですね。
不敗を搭載した花代もまた同じことが言えます。竜花を採用している点からもコントロールを意識したものだと判断できます。こういったデッキが速攻集団を刈り尽くしたと考えています。


以上が今回の大会が考察になります。あくまで僕目線であることは申し訳ありませんが、実に見応えのある攻略の余地のある大会だったなと思います。面白さで言えば過去一だったでしょう。僕は一衣を使いましたが扱いきれず負けてしまいました。もう少し時間が欲しかったとは思っています。プレイヤーとしてガチに取り組んだ4ヶ月間で得るものは多かったと思います。そこらへんもできれば書きたいですね。

最後になりますが、前回の爾転竜花不要論もお読みいただきありがとうございました。今回の記事も何か感想を頂ければ幸いです。固くなってしまいましたが今回はここまで。それではまた次回!


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