【もう迷わない!】システム自己分析〜自己分析完全攻略ガイド〜
こんにちは!
21卒のしがない元就活生 takです。
今回は、自己分析です!
就活では定番中の定番で、自己分析をしない就活生はいないでしょう。
けれども「自己分析って、具体的に何をしたらいいか分からない!」という人も多いと思います。
また「とりあえずやってみたけど、これでいいのか不安」と感じている人も少なくないですよね。(自分もそうでした、、、だって頼れる人とか特にいないしー)
そんな方たちに向けて、私の経験をもとに、自己分析のやり方をまとめることにしました。
私が実際に行った自己分析の方法をベースに、本選考で「もっとこうしたらよかった」と思った反省点をアレンジしたので、より実践的な自己分析になっています。
この記事を読めば、人並み以上の自己分析が完成すると思いますので、ぜひご活用ください!
1.自己分析って?
自己分析は、就活に不可欠だと度々言われる一方で、その中身についてはあまり定まっていないようなカンジがします。(幽霊みたいなもんですね、存在するらしいけどハッキリどういうものか見たことはないですから、、)
実際、就活サイトや本を見てみても、どこかしっくりこない内容しか載っていませんし、どこも書いてあることが違っています。
いったい何を信じていいのやらと思いますが、少なくとも私の中での自己分析の定義は、
自己分析=「これまでの経験から自分の性格や特徴を理解すること」
です。
なんか当たり前のことですが、自己分析を進める中で、この認識を持っておくことが大切だと思っています。(基本的な方針をブレさせないためです。)
そうは言いつつも、「自分がどんなヤツか理解してどんな意味があるの?」「なぜそんなことするのか?」って思いますよね。
私が考える自己分析の意味は次の2つです。
①自分のパッケージ化
②ES・面接用エピソードの準備
①自分自身を理解し、自分の特徴をシンプルにあぶり出すということです。
就活では初対面の人に自分のことを話します。その状況で相手に自分の印象を強く残すには、「この人はこんな人間だ」という特定のイメージを植え付ける必要があります。
そのために「そもそも自分はどんなイメージなのか」「自分を分かってもらうにはどんなイメージを与えれば効果的なのか」を理解できる方法=自己分析をするのです。
②これまでの経験を掘り起こすということです。
ESや面接では、自分の性格・特徴を伝える際、それを象徴する具体的なエピソードをセットで話さなければなりません。(これはホントーに大事です!)
そういう場面で困らないようにあらかじめ、自分の経験を整理し、エピソードトークを作っておくのです。
そしてそれを可能にするのが自己分析というわけです。
結局のところ、選考で自分を最大限アピールするためですね。
では、具体的に何をすればよいのかを次章以降でみていきます!
2.自己分析の方法(ゴール&ステップ)
まず、自己分析のゴールは次の2つです。これができれば自己分析が完成したと言っていいでしょう!
【自己分析のゴール】
①自分を表すキーワードを3つ出せる
②性格、強み弱み、モチベーションをいえる
(両者がダブることも多いですが、それはそれでOKです)
①自分の特徴を簡単にまとめようってことです。
これはある種の連想ゲームみたいなもんです。3つのワードを出してみて、そこからこれは自分のことを言っているなーってなんとなく分かればOKです。
先程の「自己分析をする意味①自分のパッケージ化」に連関しています。
②典型的な質問への答えを用意できているかです。
自分の性格、強み弱みはもちろん、モチベーション(どんな時・環境なら自分は頑張れるか)を明白にしましょう。それぞれの根拠となる、具体的なエピソードも必要です。
これも先程の「自己分析をする意味②ES・面接用エピソードの準備」とリンクしています。
次に、自己分析のステップです。以下の3つのフェーズがあります。
【自己分析のステップ】
①自分史をつくるーエピソードの素材集め
②情報の分析ーストーリーづくり
③セルフプロデュースー自分のパッケージ化
自己分析といえば、①だけで済ます人も多いです。ですが、①〜③を経ることで、厚みのある自己分析ができると思います。
②が少し大変ですが、頑張っていきましょう!
ここからは、フェーズ毎に分けて細かく見ていきます。
3.自分史をつくる
このフェーズでは、自分の遍歴をまとめていきます。これまでにどんな経験をしたかを振り返ります。
まず、自分の人生を「幼少期、小学、中学、高校、大学」に5つの時期を分けます。
次に、各年代でその当時の自分を表すエピソードを探して、簡単に書き出してください。2〜3個ずつあれば十分です。
できれば大学時代の内容は厚めでお願いします(面接で聞かれることが多いので)。
「幼少期〜小学」は性格的(直感的)なエピソードの方がいいです。
「褒められることが好きなので、幼稚園で先生のお手伝いをよくしていた」とか「小学校では、放送委員としてみんなに喜んでもらえるように、聞きたい曲をリサーチして給食の時間にかけていた」とかですね。
逆に「中学〜大学」は大きくなるにつれて、よりハイレベルな(複雑な)エピソードにしてほしいです。簡単にいうと、半年以上、複数の人間とチームで何かを成し遂げた経験が望ましいです。
「中学では、テニス部のキャプテンとして、チームを一つにまとめ地区大会準優勝に導いた」や「大学時代は、塾講師のアルバイトで、受験の合格率を2倍にした」などです。
最後に、書き出したエピソードに起承転結をつけてまとめていきます。その際、5W1H(特にwhyとhow)を意識してください。
自分の思考(取り組み前・最中・後に何を考えていたか)やモチベーション(なぜ頑張れたか)、具体的な方法(取り組み方)について、詳しく書いておけばエピソードに厚みがでます。
やはりここで大事なのは、そのとき自分がどう感じていたかという心理面をあぶり出すことです。
単に出来事を羅列しても意味がないです。(ニュースみたいに「このときこんなことがありました」って、淡々と書くのは望ましくないです。)
ちなみに、エピソードを書くとき、そこから得た能力や学んだことも一緒に書いておくのがオススメです。
能力や教訓は、様々な経験を通じて段階的に積まれますので、複数の経験から同じ力や知見を獲得することがよくあります。
最終的にそれが自分の強みになったり、性格・モチベーションに深く影響したりするため、他との関連上この段階でまとめておく方がいいと思います。
4.情報の分析
このフェーズでは、前章「自分史をつくる」で書き出したエピソードを分析します。
(分析するとは「情報を分類、分解、関連づけ、共通点を探す」ことと捉えてください。)
具体的に、次の2つのことに取り組んでいきましょう。
①自分史から性格、強み弱み、モチベーション、志向性を抽出する
②それらを有機的に結び付ける
(志向性:人生観や仕事観。どんな人材になりたいか、どんな仕事がしたいか、仕事に何を求めるかなど)
①4つの観点(性格・強み弱み・モチベーション・志向性)から、自分を観察し特徴づけます。
まず、自分史のエピソードを見渡して、2つの角度で共通点を見つけてください。
1つ目に、精神的・心理的な共通点を探しましょう。
「自分は何かをする時にこういう風に考えがち」「どんな時もこういうこだわりを持っている」「こういうことのためなら頑張れる」「いつもこういう理想をもっている」とかです。
それは自分の性格やモチベーション、志向性そのものかそれに繋がるものです。
2つ目に、物理的・環境的な共通点を探しましょう。
「自分はこういう経験が多い(からこんな能力が身についている)」「チームではこんな役割を担うことが多い」「こんな時・状況で何かに取り組むことが好き」「自分のこんな強みを活かしてこういうことをしがち」など。
それが自分の強み弱みやモチベーション、志向性それ自体か、それに繋がるものです。
もし共通点がなければ、エピソードを起承転結で分解してください。エピソードが起承転結で分割しにくい場合は、star法*を活用してもいいです。
* star法:事象を「現状(situation)ー目標(target)ー行動(action)ー結果(result)」に分けて考えるフレームワーク。
そして各場面ごとで共通点を見たり、同じ傾向(こういう状況ではこういう行動を取りがちなど)を分類したりします。そうすれば、これまで見えなかった共通点が現れてくるはずですから。
あるいは、それぞれのエピソードで「なぜ(そうしたのか)」という質問を繰り返して内容を深掘りし、自分の考え方の本質に迫るという手もありますね。
次に一通り共通点を探し終えたら、自分史の中で自分の人格や人生への影響力が大きいエピソードや自分を端的に表した経験を抜き出してください。
それらは、内容が強く、ESや面接に何度も使える「1軍のエピソード」です。その中に自分の最もアピールすべき性格や強みが現れていると思います。(なのでガクチカの題材にするといいのでは!)
②自分史の各エピソードを因果関係、影響などで関連づけます。
これは、エピソード同士を相互に関連づけることで、話の説得力が増すためです。(小説の伏線回収みたいなことです。「そことそこが繋がってるんだー!」的な笑)
例えば、「自分のこういう性格がきっかけで、ある経験をするようになり、こんな力を培った」「幼少期のこんな経験が、今の自分の性格や考え方の基礎になっている」とかですね。
ここでは、考えつく限り、各エピソードを関連づけてください(クモの巣状になるのがベストです)。ここで細かくエピソードを紐づけられれば、面接が非常にやりやすくなります。
よくあるパターンは、 (発信源→影響先)
性格→強み弱み・モチベーション・志向性
強み→志向性
モチベーション→志向性
遍歴(幼少期・小学)→性格、志向性 などです。
特に、次の2つの繋がりを構築してください。
ここの出来具合が、自己分析やES・面接でする話の説得性のカギを握っているといっても過言ではないです。
①性格ーガクチカー強み の流れ
ES・面接で必ず聞かれる3つのテーマを構造的に関連させて、論理的に伝えやすくします。
「性格が起因して、ある経験(ガクチカの内容)をし、それを通して強みが養われる」というストーリーを作ってください。
②自分史の流れ
「幼少期ー小学ー中学ー高校ー大学(ー将来)」の複数のエピソードに通時的な繋がりを持たせます。
「幼少期・小学での経験が中学の経験の原動となり、その体験を高校で活かす。そこで得た価値観が大学での活動や志向性に影響する。」というような筋書きを立ててください。
最後に、この章でやったことがうまくハマっているか確認です。
自分の遍歴を軸に、自分の性格や能力、価値観(つまり、 性格、強み弱み、モチベーション、志向性)について自分なりに説明できればOKです!
5.セルフプロデュース
このフェーズでは、まず「属性、性格、強み、弱み、志向性、遍歴」の観点から自分を再定義します。
各構成要素は、これまでの章で考えたものを使いましょう。(「属性」というのは、自分の所属です。〜大学〜学部とか、〜サークルとかです。)
基本的にこれまでの内容をまとめるだけですね。
次に、自分を表すキーワードをとりあえず3つ出してください。
性格や強みの中から選ぶと楽にできると思います。
その際、選んだキーワードが、内容の強い「1軍のエピソード」(ガクチカの題材にするようなエピソード)と深く関連するようにしましょう。
ここの関連が弱いと、ES・面接で自分の印象と話の説得力が弱くなってしまいます。
(このあたりはもう面接の攻略法に近いので、詳しい話は別の記事で書く予定です。すみません、、)
ここで、3つのキーワードが本当に自分に的確なものなのか確認します。
そこで、もう一度自分のことを振り返ってください。
自分の特徴や経歴はもちろんのこと、「自分をどう見せればよいか」「自分のウリは何なのか」も考えます。
その見つめ直した内容をキーワードが端的に表しているのなら、OKです!
もし考え直してキーワードがしっくりこない場合は、キーワードを変更するか、あるいはキーワードに合うようにエピソードを若干修正(盛ったり、ギミックを入れたり)する手もあります。
このあたりは、もう自己ブランディングの世界です。
自分を最大限アピールするために、自分の魅せ方はよく考えた方がいいですね。(この辺の話、面接での戦略についてもまた記事にします。)
最後に、ここまでやってきた自己分析をトータルで確認してください。
矛盾のない内容になっているか、構造として論理的に破綻しているところはないか、入念に調べておきましょう。
それで問題がなければ、今回の自己分析は完成です。
お疲れ様でした!
おまけといっては何ですが、私の自己分析の完成図(マインドマップ版)を貼っておきます。
もしよろしければ、ご参考にしてください。
6.おわりに
今回の自己分析は、自分について考えるよい機会になったのではないでしょうか?
そういった機会はなかなかないので、自分に詳しくなった今、就活の方向性についてもご一考されることをオススメします。
具体的には、志向性(人生観や仕事観: どんな人材になりたいか、どんな仕事がしたいか、仕事に何を求めるか)や就活の軸(業界・企業選びの基準)を今一度考えるのがよいと思います。
実際の生々しいところ、自分がどうしたいか、どうするべきかを事前に考えておくと、今後就活が差し迫ってきた時にあまり迷わずに判断が下せますよ。(まさに私がそうでした、、)
このアドバイス?を終わりの言葉にかえて、この記事を終了させていただきます。
是非この記事を参考に自己分析をしてみてください!
拙筆にも関わらず、ここまでお読みいただきありがとうございました。
質問等もコメント欄よりお待ちしております。
また末筆にはなりましたが、いつも記事をご覧くださる読者の皆様、ありがとうございます。活動の励みになります!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
なにとぞっ