今日は珍しく、なんにも起きない平和な日でした♪♪

うっかり谷崎潤一郎の「陰影礼賛」の一文を読んでしまい、凹んでいるソウ マチです↓↓ 

文章表現がエグい……。自分の力不足を突きつけられて、ボコボコにされた気分です……。でもいいの! それがわたし!!

〇女帝は微笑む

今日は髪の毛を切りに行きました。顔馴染みのスタイリストさんがチョキチョキとテンポ良く切ってくれます。

スタ:髪の毛、伸びたね~!
ソウ:だいぶ長くなりました♪♪

この会話を聞いていた隣のご婦人が目を丸くする。顔にはハッキリと「そのボウズ頭みたいな短髪で伸びたと!? どういう意味!? なんのはなしですか!?」そう書いてある。以前はもっと短かったのです(;^ω^)

髪の毛を切ってもらいながら雑誌(婦人画報)を読む。婦人画報、ご存知ですか? 大金持ちのマダムがお読みになる豪華な高級雑誌です。まるで絵本を見ているみたいで、わたしは大好き! 世界中の綺麗なモノ(高価な高級品)がカラー写真で載っています☆

今月はミラノサローネの特集でした。ミラノサローネとは、毎年ミラノで行われるミラノサローネ国際家具見本市のことです。サローネと見本市は同じ意味なので重複していますが、すでに流布しているのでこのまま書きます。

この記事の流れでイタリアのダミアーニ一族の記事もありました。ダミアーニという超一流高級爆裂お高い宝飾品ブランドの創業者一族です。もちろん婦人画報にも毎月、見開きでダミアーニの絢爛豪華なお高いジュエリーの広告が掲載されています。どれもン千万円クラスのバカ高いお品です☆ 指輪もネックレスもとっても綺麗☆ 

世界に名を馳せるダミアーニを経営しているのがダミアーニ一族です。今は4代目で兄が社長、弟とシルヴィアが副社長らしい。兄と弟は典型的なイタリア男です。お洒落でワインと女性が好きそう(私見です)。シルヴィアは60代くらいかなぁ? 金髪で美しい女性。そしてめっちゃ気が強そう!

3人で並んだ写真がありました。真ん中にシルヴィアが立ち、その後ろに兄と弟を従えています。兄が社長なのに、副社長のシルヴィアがセンター(;^ω^) 「シルヴィア、強いな……」そう思いながら雑誌を眺めます。

ページをめくると、おとぎ話に出てくるような豪華なパーティーが繰り広げられていました。会社の創立記念だかなんだかで、大規模なガラが開かれたらしい。世界中から著名人を集めて、お祝いの宴をしていました。

蝋燭の火が揺れる荘厳な会場でフルコースのお祝いパーティーです。20メートルくらいある長いテーブルに真っ白なテーブルクロスが掛けられて、磨き抜かれた銀器とクリスタルが光を放ちます。そのテーブルが幾列も並んで、黒いタキシードと黒いドレスをまとった紳士淑女が笑いさざめいている。何百人いるんだろう? フルコースだからお料理を運ぶのが大変だよな……。

著名なオペラ歌手が歌を披露して、女優のソフィー・マルソーもいました。御年90歳には見えない美しさです。ツヤツヤした黒絹のドレスが真っ白な肌を引き立てる。90歳でこの美しさって、どうよ……??

ソフィー・マルソーだけでなく、他の女性も全員黒のドレスです。男性がブラック・タキシードなのはわかるけれど、女性のドレスコードが黒のイブニング・ドレスって珍しい……。さすがお洒落の国、イタリア……。黒のイブニング・ドレスなんて滅多に着ないから、皆さんこのパーティーのためお仕立てになったのかしら?? 経済、回してんなぁ……。

感心しながらページをめくると、創業者一族の写真が載っていました。シルヴィアと兄弟、その連れ合いと子どもと孫たち、20名くらいの集合写真です。大人は言うにおよばず、小さな子たちも黒タキシードか黒ドレス。そして小さな女の子たちの胸元にはダイヤモンドのネックレスが! さすがハイジュエリーの創業者一族! ちびっ子でもダイヤモンド!! 

そして華麗なる一族のど真ん中で艶然と微笑んでいるのは、真紅のドレスをまとったシルヴィアでした!! ドレスコードは!? 黒じゃないの!?
可愛い孫にも子どもにも黒のドレスを着せておいて、あなただけ真紅のドレス!? あの有名なソフィー・マルソーにさえ黒を着せたのに、自分だけ真紅のドレス!?

シルヴィア……強い……!! 

一族の写真をよく見ると、後列の30代くらいの女性がすごい目つきでシルヴィアをにらんでいる……。嫁かなぁ? 色々あるんだろうなぁ……。

わたしの知らない世界に思いを馳せているうちに、髪の毛はサッパリしました。絵本のような美しい、そして想像もできない確執のあるであろう世界から平和な現実の世界に戻ってきます。シルヴィアみたいな人が近くにいたら、いろいろ大変だろうなぁ~!(←あくまでも一個人の私見です)

今日はコーヒー豆を買わなきゃ! 気持ち良い空の下、チャリをこぎます。お安いコーヒー豆が売っているスーパーまでサイクリング♪♪ おうちの庭に咲いているバラや紫陽花の綺麗な色がグングン心の栄養になります♪♪ 

普段はバイト先で買い物をしていますけれど、コーヒー豆は売っていません。コーヒーの粉ならあるのに豆はない。「豆をひいて飲むなんて、ソウはコーヒー好きか?」そう思われるかもしれませんが、ちがいます。そこそこの値段の粉より、お安い豆のほうが美味しいのです。安くて美味しいなら、豆のほうがいい。節約できる上に美味しい♪♪

お安い豆を売っているのは、近所の激安スーパーです。激安なので外国の方もたくさん来ている。ぱっと見ると海外みたい♪ 旅行気分で店内をウロウロします♪ お目当てのコーヒー豆を探していると、店長らしき男性と店員男性が話していた。

店長:今日も売り上げが2万円足りないんだよ!
店員:またですか!?
店長:誰か店員が抜いてるんだよ!
店員:ですよね!?
店長:〇〇が怪しいんじゃねぇか?
店員:〇〇さんですか!?

うわ、聞いちゃダメな話をしている! でも二人の前にお目当てのコーヒー豆がある……。どうしよう? ちょっとずつ近づいてみよう……。

二人は話し続けています。他にも犯人候補はいるらしく、個人名がバンバン出てくる! わたしはコーヒー豆を取りたいのでさりげなく存在をアピールします。二人はわたしが見えているはずなのに、無視してしゃべっている。 そこへ日本人と思われるご婦人が通りがかった。すると二人は口をつぐむ。そうですよね。お客さまの前でそんな話、しちゃいけませんよ……。

ご婦人がいなくなるとまた話し出す。今度はブラジル人と思われる紳士が通りがかりましたが、二人はかまわず話しています。ベトナム人のお客が通ってもベラベラ話している。これって、もしかして……。

店長:だから〇〇に金を触らせるな!
店員:金を抜かれるからですか?
店長:そうだよ! アイツ〇〇で〇〇だから金に困ってんだよ!
店員:◇◇さんは?
店長:アイツもダメだよ! 
ソウ:あのぅ~、すみません。そこのコーヒー豆を取りたいのですが……。
店長:うわあああああああ!!
店員:うわあああああああ!!

やはり、そうか……。わたしを外国人と間違えてベラベラしゃべっていたのか……。ぜんぶ聞いていました……。国籍に関わらずお客なんだからさ~、アナタたちがサッサとよけてくれたらわたしも聞かずにすんだのに……。

その後は神社へ行って大事な方のご健康をお祈りして、鼻歌をフンフン♪歌いながら帰ってきました♪♪ 世界はいろいろあるみたいですが、今日のわたしは平和です♪♪ いつもトラブルが絶えないから、今日くらい平和を楽しもう♪♪ もうすぐ自著のゲラが返ってきたら、ダメ出しで寝込むくらい凹むし(;^ω^) っていうか、実際にショックで寝込むし(;^ω^) 

思い出した。

わたしの年齢の半分以下の男子から、食事に誘われそうになったのですよ……。「一人で食事しても味気ないんですよ!(チラリ)」「たまには食事に行きたいなぁ!(チラリ)」「でも誰もいないし……(チラリ)」チラチラわたしを見るのはやめてくれ!! もし息子がいたら、アンタより年上の可能性だってあるんだ!!  

彼はわたしに何を求めているのでしょう? 宗教の勧誘か? マルチ商法か? そうだったらいいけれど、それ以外だったら怖すぎる……!! 



サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪