【ご報告】路地裏の住人として、ぶっ込みました♡

  きっかけは市の教育委員会(!)からの「小学校で授業(!!)をしてくれませんか?」というお誘いでした。文部科学省(!!!)の指導で「地域の人材を活用して、生徒たちに授業をする」という清く正しく美しい教育的なアレがアレした結果、白羽の矢が立ったのがオレ……いいのか? 本当にオレでいいのか? 普段からパンツはいてないと公言しているだけでなく、先日はブラも忘れてお出かけしたし、猛スピードで突っ込んできた車に「はねたければ、はねるがいい!」とノーブレーキで突っ込むオレでいいのか? 真面目に誠実に生きているものの、社会から逸脱している自覚は(うっすら)あるぞ? そんなオレがいたいけな生徒たちに授業…………アカンのちゃうか??

 そうは言ってもせっかくお声をかけて頂いたし、本物の小学生に逢える貴重な機会は逃したくない! やるからには本気出す! 小学生のお役に立つ話をするぜ!! 

 そういうワケで頭をかきむしって原稿を書きました。約30分のお話なので、必要な字数は9000字。苦労して書いた原稿は12,000字……お前、本物のバカだろう? 苦労して書いた原稿をさらに苦労して3,000字も削るって、いったい何がしたいんだ??(←自分でもわからない)

 私の話はサラサラと流れるように進んでゆくので話の継ぎ目がありません。すると、どうなるか? 字数を減らすのに苦労するのです! 文章を削ると話がわからなくなるから、あっちで3文字、こっちで5文字、チョコチョコと削るしかない!! ムキイイイ!!

 そして何とか9,600字まで減らすことができました。あと600字削りたいがムリです……(涙)。これでカンベンしてください……(涙)。

 そして原稿が完成したのは前日です。遅ぇよ! ギリギリだよ! お話を読み上げて時間を測ってみたら、3分オーバーでした(;^ω^) 理想は30分ですが、33分になってしまった……。まぁ、いいや(←あきらめた)。3分くらいなら有能な丸山先生(仮名・女性・たぶん40代)がどうにか調整して下さるでしょう。

 丸山先生と面識はありませんけれど、しっかりしたメールの内容から40代と推測しました。端々に溢れる生徒への愛、気遣いの行き届いたお優しい文面などから、真面目な性格とお見受けしました。私の脳内では、銀縁メガネをかけたスーツ姿の地味な女性の先生です。黒髪をきっちりに結んで、日々生徒たちと向き合うお堅い先生。先生なら、私のうっかりをカバーしてくださると思うの♪♪

 原稿が完成してほっとしていると、路地裏の仲間であるケータローさんが、コニシ木の子さんの想いを代弁する記事を書いていた。私はコニシ木の子さんの記事を読んでいたのですけれど、アホなので真意がくみ取れていなかった。ケータローさんの記事を読んで「そういうことだったのか!!」とやっと気づいた。

 それは「子どもたちに路地裏の存在を知ってもらって、子どもたちにも『#なんのはなしですか』を楽しんでほしい」というコニシさんの熱い想いです。激しく同意する内容ですが、アホなので理解していなかった。

 ケータローさんの記事を読んでやっと気づきました。「これ、大チャンスじゃね?? こんな貴重なチャンスはめったにナイぞ!」

 コニシさんは子どもたちにも路地裏の存在を知ってほしいとお考えです。そして私は明日、大勢の子どもたちの前でお話をします。

子どもたちに路地裏の存在を知ってもらう、またとないチャンスなんじゃないか?


そう思ったものの頭を抱えました! だって授業は明日でやっと原稿が完成したのに、今から書き直すの!? めっちゃ大変なんですけど!! 今でさえ情報満載なのに、新しく路地裏のことを書き加えるの!? ムリなんですけど!! それにそんなことして、誰が喜ぶの!?

コニシ木の子さん。そして楽しい路地裏の存在を知れば、子どもたちも喜ぶはず。 

でも時間的に無理、授業の時間的にも、明日までに書き直すのも無理、それに正しくコニシさんの想いを理解して文章にするのも無理、文章にできたとしてもコニシさんに確認する時間がない、それに求められている授業内容と関係ない路地裏をぶっ込むのも無理、ヘタしたら学校からクレームが入る可能性だってあるし、私だってそこまでリスクを犯したくない!! 無理です! できません! ムリムリムリ!!

悩むヒマがあるなら書け! できない言い訳をする時間があるなら、その時間で書け! お前、プロだろっ!? つべこべ言わずに書け!!

やったらあああああ!!


コニシさんには何度も救われました。それは路地裏の仲間も同じだと思います。一回くらい私が彼を喜ばせてもいいじゃないか! 全力でやれ!! そしていつか、路地裏に迷い込んだ子どもたちに喜んでもらえ!! 

爆速で原稿を書き、推敲し、自分のOKは出ました! あとはコニシさんのOKが出れば、明日の授業にぶっ込んでやる! 

コニシさんからOK出ました! ソウはやります!!

そして昨日、学校へ突撃しました! 初めてお会いした丸山先生は……、

バチバチのギャルでした☆ ガングロでつけまを付けた、茶髪でロンゲのギャルでした!! 信じられない!! 驚愕しながら先生に案内されて、生徒たちの待っている多目的ルームへ入ります。私の紹介もそこそこに、そのまま授業が始まった!! まだ上着も脱いでないんですけど!!

上着を脱ぎながら、時計をセットしながら、アタフタとご挨拶をします。そして部屋を見渡して「オーマイガ!!」と心の中で叫びました! 今回は小学6年生、約90人の生徒の前でお話をします。3クラスが一堂に介するので普通の教室では収容できず、多目的ルームに集まった。この部屋は普通の教室が3つくらい合わさった広さです。一番後ろの生徒までの距離が20mくらいある!! オーマイガ!! 

広い教室、これは何を意味するか? そうです。「声を張り上げないと後ろまで聞こえない」のです!! 教えのプロである先生方なら平気な広さでしょうけれど、私は先生じゃないです! そんな声量はありません!! 最初は立って話していましたけれど、開始30秒で目まいがしてきた! すみません! 座らせてください!! 今さらマイクが欲しいなんて言えない! 声を張り上げて原稿を読み上げます! マジでノドが潰れるかと思った!!

今回は仕事についてお話しましたけれど、その部分は割愛します。今日の記事は「路地裏」に関する部分を中心とします。

私にとっても路地裏は大事な場所ですから生徒たちの印象に残るよう、お話の最後にしました。

以下は実際にお話した内容です。

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〇最後に皆さんが幸せになる魔法の呪文をお伝えします。
 
その魔法の呪文は「なんのはなしですか」です。この「なんのはなしですか」という魔法の呪文は、2つの使い方があります。
 
1つ目は「作家になる」ための魔法です。もし皆さんが小説を書いてみても、最後まで書けないかもしれません。話がゴチャゴチャになって何を書きたかったのかわからなくなって、途中で書くのをやめるかもしれません。そんな時は小説の最後に「なんのはなしですか」と書いてください。「なんのはなしですか」と最後に書けば、どんなにメチャクチャな話でも、ちゃんと完成する素晴らしい呪文です! これを何度も繰り返していれば、小説を書くのがどんどん上手になって、本物の作家になれます!
 
2つ目は「路地裏の世界へ迷い込む」ための合言葉として「なんのはなしですか」を使います。この世界のとある場所に「路地裏」という楽しい場所があります。そこでは住人たちが小説やイラストや歌やマンガやその他いろいろ、好きなことをして自由に活動しています。住人同士で仲良くなって一緒に作品を創ったり、一生の親友ができたりする楽しい場所です。
 
その路地裏へ迷い込むのに必要なのが「なんのはなしですか」という魔法の呪文です。路地裏に入るには、この魔法の呪文がないと入れません。
 
その楽しい場所へ行ってみたい、そう思う方がいたら、どこに路地裏があるか探してください。そして路地裏を見つけて入ることができたら「ソウ マチに聞いて入ってきた」と路地裏の管理人に言えば、何かイイコトあるかもしれません☆
 
路地裏は本当にありますが、何をどうやって入るのかは、私はお教えしません。ご自分で見つけてください。
 
それではみなさんと路地裏で再会できることを楽しみにしております!
 
またお会いしましょう~♪

(引用終わり)

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いかがでしたか? 私のどSぶりが発揮された文章でございます☆ 本気で探した子だけに路地裏を見つけてほしいので、あえて「#」は外しております。そして路地裏がnoteにあるのも内緒にしています。

生まれた頃から大勢の大人に囲まれて、手取り足取り大事に育てられてきた子どもたちは困惑していました。いつもなら何でも懇切丁寧に教えてもらえるのに、「ご自分で見つけてください」と突き放された。ひとり言のように「なんで……、なんで教えてくれへんの?」とつぶやいた子がいましたけれど、本気で探した子だけに路地裏を知ってほしいの!! 

そういうわけでいつか本気で路地裏を探した子たちが、ある日ひょっこり姿を現すかも……しれません☆ その時は「路地裏へようこそ! よく見つけたね!」と皆さまからの大歓迎を、ソウは土下座の勢いで伏してお願い申し上げます!!

#なんのはなしですか




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ソウ マチ
サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪