議論

ぼくは議論が好きだ。

勝ち負けじゃなく、仲間と協力して可能性の高い答えを導く議論。

「この場合、“共感力がない”より、適切な言葉があるんじゃないか」
「どうして渋谷パルコの地下一階の女性用トイレは、未だに女性を並ばせるのか」
「イギリス人は食べ物の好き嫌いが多いのか」

そうやって、テーマを用意してお酒を飲むときや筋トレの後に友人と話す時間が好きだ。
ぼくは自分の意見を言う。
間違っていることを恐れない。
「確かにそうだね」と言われたら嬉しいし、自分の意見に対して信念を高めることができる。
一方で、反駁も心待ちにしている。
「それは違くない?だって、〜〜」と言われれば、自分の意見を修正して、更なる真理に近づくことができる。

ときたま「それは違くない?」でやめる人がいる。
理由を言われないと成長しないので、理由を尋ねるが、答えられない人もいる。
そういう人に議論を持ちかけることは二度とない。

最も困るのは無反応の人だ。
言説を述べてもうんともすんとも反応がない人。
もともと無口ならともかく、そうではない。
なぜ、彼らは反応しないのか。理由を考えてみた。
①その分野に知見がなく、何も言えない。
②ぼくの意見が稚拙過ぎて否定しかできないが、性格上否定したくない。
③良い意見だと感心したため、とくに言うことがない。

自分の経験で思いつく限り列挙した。
みなさんはどうだろうか。
③を見て思うのは、やはり「すごい」と思ったときははっきりそう言うべきだ。
大学にいると、他人を褒める人が少ないと感じる。
「賢いね」「すごいね」「可愛いね」「素晴らしい」ともっと言うべきだ。
そうしないと、相手は行為が相対的に良いことなのか一般的なのかわからず、自分の長所を伸ばせない。
友人のことが大切なら、「君のそういうところ良いね」と1日1回は言うようにしよう。

ここまで読んでくれた君。

素晴らしい。


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