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株式サヤ取り教室|栗山 浩|重要ポイント抜粋
第1部 裁定取引(サヤ取り)の概要
1.「サヤ取り」の意味
2つの銘柄の価格差(この価格差をサヤと言う)が正常な価格差から異常(拡大または縮小)したときに正常に戻る必然性を利用して利益を上げるトレード。この価格差(サヤ)を取るので「サヤ取り」と呼ぶ。
2.メリットとデメリット
(1)メリット
リスクがゼロに近い 片張り(売りまたは買のどちらか一方)と違い、サヤ取りは売りと買いを同時に行い、その価格差(サヤ)が利益となるので、価格が暴騰しても暴落しても利益を得ることができる。
(2)デメリット
利益が少ない 価格差(サヤ)が利益となるので、片張りと違い利益は少ない。
3.派手さが無く、堅実で、地味なトレードがサヤ取り
スリルや興奮がない実利を取るトレードがサヤ取り
①リスクはゼロまたはゼロに近い
②利益は少ないが確実
③心理的負担が少ない
両建てを行うので、値上がり、大当たりの興奮や値下がりの
「ひやひや」の気持ちがない。淡々と利益を得てゆくトレード
④知識と労力を必要としない
技術的要素が必要であり、市場分析や景気動向を考察する知識は
必要ない
⑤理論的である
市場分析や景気予想など「予想」に基づくトレードはギャンプル
と同じであり、サヤ取りは利益を得ることが当然の結果となる
トレードである
第2部 サヤ取りの実践
※ネットの無い時代では必要であった作業が列挙してある。有益な情報は無い。内容は以下の通り
・新聞から特定銘柄を場帖(価格を記す手帳)に記入する方法
・四季報の纏め方
※仕掛けと手仕舞いのポイントと実際の売買記録が記載してあるが有益な情報は無い
第3部 株のサヤ取りとキャピタルゲイン税
※税制対策の内容
・現在とは税率や制度は異なる為、有益な情報は無い